プラチナデータのレビュー・感想・評価
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大分経った今のほうが、この作品を好きになれました。
原作も1年前くらいに読んでいたし、嵐を知る前から役者としての二宮君に惹かれていたのでこの作品はすごく楽しみにしていました。
映画は公開されて1~2週間後に観に行きました。
当日とか絶対嵐ファンみたいなきゃっきゃ言ってる女子や中高生多そうだったので。
映画を観た直後の感想、内容が改変されているのはあちらこちらの情報で大分認知していましたが、なんかこの作品(原作)で伝えたかったこととは違いすぎてる気がして若干がっかりしました。
ラストだけは原作と同じくらい胸に迫るものがありました。すごく切ない。
DVDを買って最近観ていますが、役者が深いと言っていたところに徐々に気づき始めました。
やっぱり二宮君、すごいんだなと思いました。
劇場では演技の仕方が変わったというか、大袈裟に演じているという印象でしたが、やっぱりリュウは二宮君しか合わない気がします。彼が言っていた「観ている人が、観たらどう思うのか」ということをずっと考えていた、の意味がよくわかります。
多少大袈裟でも表現しなければ伝わらないし、二重人格は歴然とした違いがあると嘘になる。だから全体的な演技は正解に見えました。私は専門的なことはわかりませんが、人の心を描いた作品は本も映画もドラマも含めて大好きなのでよく観ています。
「プラチナデータ」は本当に切なくて、今になって本当にいい映画だったと思っています。役者陣、監督の次に期待。
まだまだ
子供なのかなぁ。
非常に難しい作品だった。
二重人格、上階層によるデーターの隠蔽、女科学者との関係。
複雑にいろいろな要素がからまっていて、難しかった。
ただ、総括的には二重人格の話なんだなと。
もう少しほかの所に着眼点を置いても面白かったかなと思う。
面白かった
本を読まずにいって良かったと思いました。
すでに読んでいた家族は、色々不満があったようなので。
今回の題材を映画化するのは相当難しかったかと思う。
にしては、よく出来ていたし最後まで楽しめました。
以下少しネタバレあり
捜査会議の時に、警部?がペロペロキャンディーなめてるのは
かなり違和感があった。あのシーンはいらない。残念。
あと水上教授(鈴木保奈美)が撃たれるまでのシーンも
セリフや演技に違和感を感じた。
リアルさがないというか。
豊川さん、すごくよかった。あの人間味のある刑事の役はピッタリ。
二宮君もさすがですね。
彼じゃなかったらなかなかあの役は演じきれないと思う。
脇をかざる杏や水原希子も上手かった。
生瀬さんの使い方は、もったいなく感じたけれど
生瀬さんだったからよかったんですね。
役者が彼らじゃなかったら
魅力は半減だったでしょう。
情報過多に御用心
原作未読。
『るろうに剣心』の大友啓史監督。二宮和也、豊川悦司主演の近未来サスペンス。
いきなり二宮ファンには悪いが、彼は冷徹な天才科学者には見えないかな。
むしろ後半の憔悴してきた頃の顔や“あの状態”の方がしっくり来る気が。
豊川悦司演じるアナログ肌の刑事は渋くて冷静でカッケー。
主人公にバカにされても軽くいなす感じが大人だね。
(関係無いが『脳男』は江口洋介じゃなく彼に出て欲しかった――)
DNA情報から犯人の身体的特徴さらには性格まで推定するという画期的な捜査システム。
『確かに近い将来ならあり得そう』というサジ加減が面白い。
そして『エネミー・オブ・アメリカ』をもう一歩進めたような追跡シーンはもっと面白い!
監視カメラの映像から顔を解析して追跡……というパターンは何度も目にしたが、
顔を隠してもDNAから得られた外観以外の特徴(観てのお楽しみ)から
相手を特定するという執拗さにゾッとする。
うっわ、まだ追っ掛けてくんのかよと半笑いになってしまうほどのシツコさ。
そして本作のキモ、
全国民を特定できるDNA情報プラチナデータの真の目的もなかなかえげつない。
いってェ誰にとっての白金かって事でさァね、旦那!(←この口調に特に意味はない)
真犯人もいい具合に誇大妄想狂。
贅沢を言うなら、前半くらいの追跡シーンを後半にも見せて欲しかったかな。もっとケレン味が欲しい。
あと、取り挙げてる要素が多すぎて全体的に散漫な点もかなり痛いかな。
要素を削るか、全体を――特に終盤を――タイトに切り詰めてテンポを上げられなかったかなあ。
けど一番引っ掛かったのは別の所。
あの人物にサヴァン症候群という設定を盛り込む必要があったのか?という点。
自閉症の人間が相手を信頼するにはかなり強固な理由がいると思うのだが、そこがしっくりこない。
また、二重人格(統合失調症という呼称がベターらしい)の描写も
そう簡単に人格を出したり引っ込めたり出来るもんなのかしら。
鑑賞後に精神疾患に関する記述を少しかじってみたが、やっぱりしっくりこない。
精神疾患と一口に言っても程度や症状は千差万別だが、
この物語はどうもそれを都合良く解釈して“使って”いるような感じを受ける。
感情面での重要なポイントでそんな印象を受けたものだから、
それが最後まで気持ちを引きずってしまった。
惜しい。
〈2013/3/31鑑賞〉
東野圭吾が必ずヒットとは限らない
東野圭吾の映画ヒット作といえば手紙、ガリレオ、麒麟の翼などですがどれも原作もよかったのでそれなりにヒットしたのかなーという印象ですが、今回のプラチナデータは原作もいまいちで映画もいまいち...でも原作書く前から映画化決まってましたみたいな感じでした。
最近そういうの多いですね。
二宮君や豊川悦史などの配役は悪くないですがやっぱり内容が単調で途中飽きてきます、日本の映画なのにいちいち英語でテロップ的なの入れられるのが腹立ちます!(踊る大走査線もそうだっけ)
見所....特になし。
久々のこけた東野圭吾だったかも
残念
2度の追跡シーンがいずれも残念!あとでわざと逃がしたなんて種明かしでもあるのかと思うくらいお粗末な撮り方に興醒めしてしまいます。それとも二宮君はどこでもドアを持っているの?警察関係の方が怒ってきそうなくらい あれがなければまあまあ見れた映画なのにつくづく残念。
原作と比べてしまいます。
原作と映画は違うものと思いつつ、比べてしまいます。まず二宮君はがんばっていると思いますが{りゅう}はもっとエキセントリックでも良かったのでは?{りゅう}と{すずらん}の関係はもっと描いても良かったのでは?確かにDNAを調べる装置は素晴らしいと思いましたし豊悦さんは良かったと思います。原作と別物と思えばよいのでしょうが物足りなさを感じました。
こんな展開もあり、、?
原作のファンで公開が楽しみだっただけに、残念な感じが残りました。 なぜ水上が女性になってしまったのか? キーパーソンなだけにストーリー展開の修正が必要にならざるを得なくなってしまいましたね。 二宮君はこうゆう<切ない系>は本当に似合うと思いますが、童顔すぎて、周りの人達から浮き過ぎていたように感じられてならなかったです。浅間刑事役の豊川さんが、また、存在感ありすぎだったのですから。 原作にこだわらなければ、意外性もあり前半のスピード感もありで、それなりに楽しめるとは思います。 ただラストは、なんで??って感じです。 でも主題歌は良かった。エンドロールからいきなりじゃなくて、ちょっとした間が雰囲気良かったです。
ちょっと残念
原作はファンタジックな話でしたが、映画はDNAと二重人格がテーマになっています。ストーリーとしては面白いですが、主役が天才科学者に見えず、二重人格も演じ分けられていません。興行優先のキャスティングかもしれませんが、興味深いテーマだけに残念です。
発言に気をつけてほしい。
映画館でバンバンCMをうたれていて、原作は東野圭吾。
これは、面白そうと思っていたら、
ニノと大友(監督)が試写会でネタバレしやがった。
なるべく情報を入れずに見たい人間もいるので、
オチに関係するネタばらしはヒントレベルでもやめてくださいマジで。
なんだよ、学者タイプって。知ったことないわ。
こんな萎えた状態で新作映画を見たのは初めてでした。
前半ハラハラ後半ダラダラ
格好つけた言い方をすると
前半は「マイノリティリポート」と「ボーンアイデンティティ」をあわせたようなSF感と逃走劇を楽しめます。(大げさです)
後半は、ただただつまらないです。
日本人が作った映画だな、という印象です。
登場人物たちの感情的なお話で大半が使われます。過去の悲しい出来事や犯罪に至る経緯などが話されるため、決してバカには出来ないけど神経を使わせるシーンがあまりにも長く続きます。私は時折目をつぶって音だけ聞くようにしていました。
希望としてはプラチナデータにまつわる”暗号”や”なぞ”を増やしたり、逃走劇のバラエティーを増やしたり、つまり主人公の頭の良さが分かるシーンを増やして欲しかったです。(インタビューを見ると逃走アクションに関しては意図があって少なめにされているようですね)
出演者はすばらしい俳優さん方です。そして監督は私の好きな「ハゲタカ」や「龍馬伝」を作られた方のようです。そのため少し残念でした。
私の勝手な推測です。
監督は上記のような作品を作った”ヒットメーカー”、原作者は”売れっ子”の東野さんのため、少々つまらないなと思っても周りの制作者たちがストップをかけられなかったのではないか。です。
加えて二宮さん
とても好きな方です。ダンスも演技もバラエティも出来てすごい方だと思います。しかしこの役には合っていなかったように思いました。原作を読んではいないのですが、30代くらいの方がされた方が良いんじゃないか、と鑑賞中感じました。少年の面影があるので気になりました。(良い意味で若くて奇麗)
逃走劇は勢いがあって似合っていました。
豊川さんは渋い
以上です。
一観客の感想です。
少々上から目線ですがご容赦ください。
観れば観るほど面白くなる映画
この作品、ミステリー映画としてとても良くできていると思います。
少なくとも私は楽しめました!!
何というか、作品への理解度に比例してどんどん面白くなるというか。。観れば観るほど新しい発見があって、それについて考えられるスルメ映画だと思います。
ただ、1回目で全部の伏線をひろい真相に辿り着くのはちょっと難しいと思います。それが出来た人は本当に凄い!!犯人は明らかにされますが、それをそのまま受け止めてしまうと捻りがない、つまんないとの感想になるのかも。。キーワードはやはりFN13ですね。。それについて見逃さないように観れば1回でもある矛盾に気付き、自分で推理できて真相に辿り着けるかも!!?私は2回目で1回目気付かなかった伏線に気付く事が出来て、そこからぐんと謎解きが楽しくなりました。
大友監督も言っていましたが、この映画にはたくさんの伏線がちらばめてあります。それをどれだけ拾えて自分で推理出来るかがこの作品を楽しめるか楽しめないかに大きく影響してくるような気がします。
よくよく考えたらミステリー映画に人間ドラマ、そしてこの豪華キャストと本当に贅沢な作品だなぁと思いました。
システムも映画も完璧ではなかった
“プラチナデータ”と呼ばれるDNA捜査の導入で犯罪摘発率がほぼ100%となった日本。
ある殺人事件が起こり、“プラチナデータ”が断定した犯人は、システムの開発者、神楽だった。
無実を訴え逃げる神楽。
やがて“プラチナデータ”に隠された衝撃の真実が明らかに。そして真犯人は…?
東野圭吾の小説の映画化。
まるでハリウッド映画のような題材。
日本映画にもスケールが出て来た。
とは言え、アクション面ではまだ見劣りする。
そこは、ドラマ面でカバー。
“プラチナデータ”の真相、真犯人、神楽の秘められた過去…。
最後まで飽きずに楽しめるサスペンス・エンターテイメント。
現在もDNAによる犯人の特定は導入されている。
DNAはその人間を成すもので、最大の決め手となる。
しかし、一人一人のDNAがデータ化されるとなれば話はまた別。
個人情報漏洩どころではない、究極の管理社会。
それはもはや脅威であり恐怖だ。
運営側に思惑が無くならない限り、システムの導入は永遠に不可能だろう。絶対に。
一応これは映画の話。
だが、DNAに束縛されて何もかも固定化されるのはご免だ。
ヒトの意思はDNAを凌駕すると信じたい。
二宮和也は複雑な役柄を熱演。
杏、水原希子らフレッシュな女優が華を添える。
若者ウケしそうな面々の中で、豊川悦司が場を引き締める。
上々のエンターテイメントだったが、この映画には致命的なミスが。
それは、予告編。
話の肝でもある神楽が○○○○という事をネタバレしちゃっている。
真犯人も、消去法や中盤までの展開で、アノ人だろうと大方予想ついてしまう。
完璧ではない“プラチナデータ”に因んで、映画も完璧ではないという事で(笑)
余談だが…
映画内の場所を示すスーパーが、英語と日本語の両方で表示されるが、わざわざ訳すくらいなら日本語だけでイイじゃん、と思ってしまった。
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