プラチナデータのレビュー・感想・評価
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役者が良くても。。。
役者が好演しても、アクションをがんばっても、
ヌルいカメラアングル、カット割り
無駄な音楽
テンポのない編集
で、効果的に見えないというお手本のような映画。
エピソードはもっと整理して、書き込んでほしかったが、
「ラストホープ」の脚本家ですか・・・。 納得。
ただ、すべての責任は監督にあると思う。
原作者、キャスト、自身のネームバリューで
手抜きしても集客できると甘く見た、
と 勘繰りたくもなる。 ^^
事実、
「話はつまんないけど、ニノくんの容姿・演技を見たいから」
というファンのリピーターは多いようで、
私も豊川悦司を見たくて、2回見てしまいましたが。 爆
あ、役者は好演と言いましたが、
二宮君はがんばっていましたが、ひげを生やしても、ボロボロになっても
やはり ニノくんにしか見えなかった。 さすが、アイドル。 笑
鈴木保奈美はミスキャスト。
演技力のある俳優さんなら、多少、強引な展開でも説得力があったと思う。
主人公の二重人格のネタバレに後半は集中しすぎたため、サスペンスというよりも、心理ドラマに近くなってしまったところがやや残念
本作の時代設定は2017年と、今からわずか4年後。われわれにとって目と鼻の先にある未来を舞台にしたこの作品は、決して絵空事ではありません。国民背番号制が法制化作用とする今日。個人情報の国家管理にどこか歯止めをかけておかないと、本作で描かれるような究極の個人情報であるDNAが、自分の知らないところで使われ、身ぐるみをはがされていくような恐ろしい状態に陥ることでしょう。
大友監督は現実の風景を借りながら、日本映画として実現可能な、無理せず、背伸びせず、だからといって安く見せず、そして見ている方に、人ごとではないと感じることができる範囲の未来を描いて、手腕を発揮しました。
スケール的にハリウッド映画とは一線を置いて、邦画できる範囲内のルックで勝負しているところが特徴です。従って、SFらしくなく極めて現代的。そして、“プラチナデータ”一本槍でなく主人公の二重人格に途中からシフトしているところが特徴です。他の東野圭吾作品と比べて、大友監督色が色濃く出ているという点で、オリジナリティーが強く打ち出されていると思います。ストーリーが、既存の『マイノリティ・リポート』に似ているとかの次元ではなくて。
ただサスペンスとしては、犯人の動機の描き方がやや未消化で、なぜ殺したのか解りづらかったです。主人公の二重人格のネタバレに後半は集中しすぎたため、サスペンスというよりも、心理ドラマに近くなってしまったところがやや残念なところです。
それでもキレのいい大友演出は健在。独特の青みかがった映像をベースに、データ重視の神楽と、神楽を容疑者として追い詰める、足での捜査が基本の浅間刑事。2人の対比が際立っていました。浅間は現場感覚が強い刑事、組織から疎まれながらも突出して動いていきます。プラチナデータのシステムに疑問を持ち、逃走する神楽を呼びつけて、真相解明に一緒に組まないかと持ちかける大胆さも、浅間ならではのものでしょう。そういう組織の中にある、ある種の温度差というか空気も、さらりと描くところは、大友監督の慎み深さの物種。毎回大げさに打ち出す「踊る捜査線」シリーズとは大違いです。
そして大友演出のもう一つの特徴は、出演者の俳優の眠っている一面を巧みに引き出すこと。本作で特徴的なのは二宮のイメチェンぶりが素晴らしいのです。
二宮への監督の注文は、役者としては過酷なものでした。だだでさえ演じ分けの難しい二重人格をきっちり演じ分けるのは当然として、逆にその境目を極力そぎ落とすことを要求したのです。それぞれの人格が反発しあい侵食しあい、両者のせめぎ合いう渾然一体の神楽像。 神楽がリュウになり、リュウが神楽になりという芝居をワンカットでやるという結構意地悪なオーダーなんです。それをきっちり打ち出して、二宮の役者魂に火をつけ意図したとおりの繊細な逃亡劇に仕上げたのでした。
そんな難易度の高い監督の要求に応えた二宮の演技力も素晴らしいと思います。
きっと二宮ファンなら、今までのナヨッとした役柄が多かったのが、今回は困難に立ち向かっていく果敢さを見せ付ける役回りに驚かれると思います。
ところで本作は、過去のSF映画が考えていた管理社会というのとは、ちょっと違います。これまでの日本映画で管理社会を描くとなると、旧態依然とした組織と、それに反抗する個人との戦いという図式だったと思います。しかし、今回描いているのは、そういう組織論的な管理社会ではなく、情報システムに管理されていく時代における、そこにある落とし穴。人間が作り、便利だと思って使っていたシステムに、墓穴に落ちるように、自らが追われる身となる矛楯。その極論が、そのシステム開発者である神楽龍平自身がはまってしまうというところに面白さがあります。
加えて本作はその仕掛けの上に、完璧だと思われたシステムにも、「抜け穴」が用意されていたというオチが加わり、痛烈な社会風刺を加味したことで魅力アップしたと思います。
詳しくはネタバレになるので避けますが、どんなに完璧な個人情報管理システムを用意したところで、管理するのは人間なんだということ。それを本作では告発しているのです。人間が管理するわけだから、特定の権力者や著名人、システム開発に関わった人間は極秘に除外する抜け道を用意してしまうのも、充分考えられるわけです。
個人情報の国家管理の強化といっても、なんだかんだと高額納税者義務者には、抜け道を用意され、もっぱら監視対象は庶民ばかりでは、納得でせきませんよね。
本作の舞台は僅か4年後。SFの絵空事とはいっていられない現実感たっぷりの本作をご覧になって、現在法制化が国会で議論されている国民総背番号制の是非について、ぜひ関心を持って欲しいと願います
こんな展開もあり、、?
原作のファンで公開が楽しみだっただけに、残念な感じが残りました。 なぜ水上が女性になってしまったのか? キーパーソンなだけにストーリー展開の修正が必要にならざるを得なくなってしまいましたね。 二宮君はこうゆう<切ない系>は本当に似合うと思いますが、童顔すぎて、周りの人達から浮き過ぎていたように感じられてならなかったです。浅間刑事役の豊川さんが、また、存在感ありすぎだったのですから。 原作にこだわらなければ、意外性もあり前半のスピード感もありで、それなりに楽しめるとは思います。 ただラストは、なんで??って感じです。 でも主題歌は良かった。エンドロールからいきなりじゃなくて、ちょっとした間が雰囲気良かったです。
ちょっと残念
発言に気をつけてほしい。
前半ハラハラ後半ダラダラ
格好つけた言い方をすると
前半は「マイノリティリポート」と「ボーンアイデンティティ」をあわせたようなSF感と逃走劇を楽しめます。(大げさです)
後半は、ただただつまらないです。
日本人が作った映画だな、という印象です。
登場人物たちの感情的なお話で大半が使われます。過去の悲しい出来事や犯罪に至る経緯などが話されるため、決してバカには出来ないけど神経を使わせるシーンがあまりにも長く続きます。私は時折目をつぶって音だけ聞くようにしていました。
希望としてはプラチナデータにまつわる”暗号”や”なぞ”を増やしたり、逃走劇のバラエティーを増やしたり、つまり主人公の頭の良さが分かるシーンを増やして欲しかったです。(インタビューを見ると逃走アクションに関しては意図があって少なめにされているようですね)
出演者はすばらしい俳優さん方です。そして監督は私の好きな「ハゲタカ」や「龍馬伝」を作られた方のようです。そのため少し残念でした。
私の勝手な推測です。
監督は上記のような作品を作った”ヒットメーカー”、原作者は”売れっ子”の東野さんのため、少々つまらないなと思っても周りの制作者たちがストップをかけられなかったのではないか。です。
加えて二宮さん
とても好きな方です。ダンスも演技もバラエティも出来てすごい方だと思います。しかしこの役には合っていなかったように思いました。原作を読んではいないのですが、30代くらいの方がされた方が良いんじゃないか、と鑑賞中感じました。少年の面影があるので気になりました。(良い意味で若くて奇麗)
逃走劇は勢いがあって似合っていました。
豊川さんは渋い
以上です。
一観客の感想です。
少々上から目線ですがご容赦ください。
観れば観るほど面白くなる映画
この作品、ミステリー映画としてとても良くできていると思います。
少なくとも私は楽しめました!!
何というか、作品への理解度に比例してどんどん面白くなるというか。。観れば観るほど新しい発見があって、それについて考えられるスルメ映画だと思います。
ただ、1回目で全部の伏線をひろい真相に辿り着くのはちょっと難しいと思います。それが出来た人は本当に凄い!!犯人は明らかにされますが、それをそのまま受け止めてしまうと捻りがない、つまんないとの感想になるのかも。。キーワードはやはりFN13ですね。。それについて見逃さないように観れば1回でもある矛盾に気付き、自分で推理できて真相に辿り着けるかも!!?私は2回目で1回目気付かなかった伏線に気付く事が出来て、そこからぐんと謎解きが楽しくなりました。
大友監督も言っていましたが、この映画にはたくさんの伏線がちらばめてあります。それをどれだけ拾えて自分で推理出来るかがこの作品を楽しめるか楽しめないかに大きく影響してくるような気がします。
よくよく考えたらミステリー映画に人間ドラマ、そしてこの豪華キャストと本当に贅沢な作品だなぁと思いました。
システムも映画も完璧ではなかった
“プラチナデータ”と呼ばれるDNA捜査の導入で犯罪摘発率がほぼ100%となった日本。
ある殺人事件が起こり、“プラチナデータ”が断定した犯人は、システムの開発者、神楽だった。
無実を訴え逃げる神楽。
やがて“プラチナデータ”に隠された衝撃の真実が明らかに。そして真犯人は…?
東野圭吾の小説の映画化。
まるでハリウッド映画のような題材。
日本映画にもスケールが出て来た。
とは言え、アクション面ではまだ見劣りする。
そこは、ドラマ面でカバー。
“プラチナデータ”の真相、真犯人、神楽の秘められた過去…。
最後まで飽きずに楽しめるサスペンス・エンターテイメント。
現在もDNAによる犯人の特定は導入されている。
DNAはその人間を成すもので、最大の決め手となる。
しかし、一人一人のDNAがデータ化されるとなれば話はまた別。
個人情報漏洩どころではない、究極の管理社会。
それはもはや脅威であり恐怖だ。
運営側に思惑が無くならない限り、システムの導入は永遠に不可能だろう。絶対に。
一応これは映画の話。
だが、DNAに束縛されて何もかも固定化されるのはご免だ。
ヒトの意思はDNAを凌駕すると信じたい。
二宮和也は複雑な役柄を熱演。
杏、水原希子らフレッシュな女優が華を添える。
若者ウケしそうな面々の中で、豊川悦司が場を引き締める。
上々のエンターテイメントだったが、この映画には致命的なミスが。
それは、予告編。
話の肝でもある神楽が○○○○という事をネタバレしちゃっている。
真犯人も、消去法や中盤までの展開で、アノ人だろうと大方予想ついてしまう。
完璧ではない“プラチナデータ”に因んで、映画も完璧ではないという事で(笑)
余談だが…
映画内の場所を示すスーパーが、英語と日本語の両方で表示されるが、わざわざ訳すくらいなら日本語だけでイイじゃん、と思ってしまった。
つまらん
つまんない!
初日に観たんでした。映画館内の客層は老若男女。
終わった後の通路をみんな黙々と歩いて出たよ。
っていうくらいのア〜ぁなカンジ。
イイ映画の後って知らない人とも、目が合うと「ネッ」ってなるでしょ?
誰とも目を合わせたくないって思いながら帰りました。
映画のせいだけでなく原作本も読んで言えるのは、そもそもこの話、二重人格の事を早くに明らかにしすぎってこと。
そして、その割には何故か人格が入れ替わる瞬間のシーンが出て来ない。
だから主人公の苦悩や焦りに同調出来ない。異常性にドキドキ出来ない。
むしろ犯人も、第二人格の主人公だった方が納得がいったよ。
同じ作家の容疑者X〜は、原作を更に拡げるような映画の出来映えだったっけ。
そう思うと残念な映画でした
雰囲気近未来
+二宮和也映画かな。
でも商業的には大成功でしょうね。
青味のある画面作りに、白っぽさを加えて白昼夢っぽく。
食事などの生活感があるシーンは一切出さずに、近未来感を作り上げる。これは成功していました。
監視システムはまるで海外ドラマの『person of interest』みたい!!
日本映画もまだまだやるなあ、と感心しました。(ちょっとシステムが似通いすぎてるけど)
たまにピントが甘く、前の人物も後ろの人物も少しぼけているシーンがありましたが、演出でしょうか。
だけど、セリフ回しが残念。一つ一つは悪くないのに、言葉の流れがくさい。
日本語にはもっと良い流れと単語があるのに、
どうしてこんなチョイスのこんなむず痒い台詞を聞かされてるんだろ
という気になって集中出来なかったです。
序盤はまだマシだったのですけど段々酷くなってきて、最後一番重要なラストシーン。
はあ、よくある二時間サスペンスドラマの焼き直しみたいなセリフ・・・。
冷めます、残念。
あと、ストーリーの核である二重人格という設定が映えてない。
予告で大々的に取り上げられていましたから、『二重人格』なのは知っていました。
はっきり言って劇中の核となる事を予告で知らせるのって卑怯です。
予告と本編を切り離して考えれば、余りにも簡単かつ唐突に二重人格という事が告げられ、現実の重みが0。
日常の生活が描写されないんなら二重人格という設定も映えません。
だって普段の姿からかけ離れた自分がいるという点が
もっとも二重人格設定のワクワク感を引き出してくれるというか。
普段がどんな人物なのか、をもっと具体的に知らないと
初対面の人が二重人格だった時みたいに「あ、二重人格なの。へー」で済ませちゃいます。
神楽が素性がうかがえないミステリアスな人物でいきたかったからか、
二重人格が『劇中で』判明するまで神楽の人柄が分かるシーンがほぼなかったのが、逆効果。
ストーリーも雑把。
神楽に寄って話を展開させるのか、それとも浅間に寄って話を展開させるのか、展開がブレブレです。
最初は浅間で、次に神楽に寄ったかと思ったらまた浅間に戻って、その間に各ヒロインたちの暗躍が入って・・・
シーンや演出もブツ切れの印象。
色々とまあ、あったものの、あっさりした話になった感じ。
東野圭吾ってだけで映画化はちょっともういいかな・・・。
あと急に小声で「プラチナデータ」と言うのは、真面目なシーンなはずなのに、あれ面白くなってるじゃん。
プラチナ女優たち。
東野圭吾の原作は読んでいない。けど、
彼の作品は映画化されても面白いので、楽しみにしていた。
観終えた感想は…ふーん、なるほどねぇ。という感じで、
スッキリ爽快というのでもないし、意味が分からないでもないし、
可も不可もなく…ってこんな感じなのかしら。の類に落ち着いた。
ネタバレしていいのか?と思ったけど、主人公が二重人格であると
いうのはどこでも堂々と書かれているので、いいんだろうと思う。
真犯人はその分裂した人格の方なのか、はたまた他にいるのか?
DNA検索システムが割り出した犯人は、それを作った本人だった。
わ~!如何にも推理小説に出てきそうなこのプロット。
というわけで、冒頭~神楽が逃げまくる辺り、まではまずまず。
ただ個人的には、この天才科学者を演じる二宮和也が、どうしても
そう見えなくて(演技はいいとして顔つきが幼いせいか)入り込めず。
相手役のトヨエツがあまりに渋い顔と演技のため、余計に落差が
目立ってしまったというか…まぁ、科学者も若ければああいう顔を
しているのだろうと思うことにして、気にしないで観ていくことに…
今回、女優陣がなんだか面白い立ち位置で目立ってましたねぇ。
杏はスパイのくせしてずいぶん目立っているし、水原希子は特殊
メイク?で目立っているし、あとは鈴木保奈美だ、以前どこかで
彼女が役を得る時、ある意味主役級の役でないと承知しない。と
いうのを読んでいて、今作を観て、はぁ~そうきましたか。と思った。
良い悪いのレベルを超えて、脇が目立ちすぎ(爆)
これでは二重人格の主人公神楽が、なんか女たちにやり込められて
しまった感が強く、傍で見守りながら救いの手を出そうとする浅間
(トヨエツ)まで、変な感じで封じ込める演出になってしまっている。
原作でどこまで彼らが絡んでくるのかは知らないけど、
もう一人の人格リュウがあまり出てこないので(出さないのかしら)
後半の何やらラブストーリー的な部分でエ?という間延びの余韻…
まぁ好き好きなんだけど、あんまりスッキリしない展開でしたねぇ。
結局「プラチナデータ」ってのは、それでしたか。
こんな検索システムが導入されて国家レベルで扱われるということは
つまり、どうしても、そこに繋がっちゃうんだ、全然驚きがない。
あーまたか。結局それかよ。と昨今のドラマ的な解明にややうんざり。
いちばん面白かったのは、少し前に公開されたとある洋画と同じく
「視点を変えてみましょう」という名目で、神楽を暴いたあたりかな。
主人公の存在そのものを、浅間が解き明かしていくクライマックス。
このラストに落ち着くまでこんなに時間がかかったか。というくらい
連続殺人が行われ、不可解な犯人の動機と合わせても、スッキリせず。
DNA鑑定に委ねられたあらゆる捜査や特定情報は、もちろん精密だと
疑いはしないけど、果たしてこれで「完璧」とはいえないと思う。
それだけで人間の総てが分かって堪るか。は誰もが思うことでしょう。
(個人情報保護だって、かなり厳密保管されながら漏れ続けているしね)
二宮くんファンのための作品
後半が 面白かったです ☆=
原作を 読んでいない方で、
二宮君ファンの方のための作品、、という印象でした♪
DNA のシステムや キャラクターは魅力的なのだけれど、
人間味に 欠けていて、いまいち伝わってこないのが残念★。。
よく、、すごく上手な作家さんの小説は
映画にしにくい というけれど。。
アイデアだけお借りして、、のつもりで見れば、
それなりに 楽しめる作品かと思います。 m--m
なんだかなぁ。
原作の存在を知らなかったが、おそらく原作を買って読んだ方が金銭的にも時間的にも有意義だっただろう。
唯一といってもよい面白かったところは監視カメラシステム。ただそれも一瞬で断片的。
なぜそんなところで逮捕?なぜそこに監視カメラがないの?など細かい点を挙げれば枚挙に暇がないが、特に気になった点は2つ。
1つは主演の二宮。私には今回の役柄に二宮では容姿が幼いと感じた。顔、背、声ともに他の役者の中で浮いているように思えた。演技力は別として。
2つは英語。作中の「警察庁」の上に英語でNational Police Agencyと書かれてあるなど、それいる?と何度思ったことだろう。また研究所などに設置されているスクリーンやタブレットも表示されているのは英語のみ。確信は全くないがそれらが使用されている場面で欧米の外国人風の役者は見られなかったし、仮にいたとしてもその他大勢の日本人のオッサンたちは全員あんな専門的な英語を理解できているわけ?と感じざるを得なかった。それなのに映画の画面上には当然だが鑑賞者のために日本語字幕が出ている。監督は英語が洗練されていてカッコイイとか中学生みたいな考えを持っているのか?初めから日本語の漢字を使えよと言いたい。個人的にはその方がカッコイイと思うのだが。
いろいろ書いたがこんな評価になったのは単にストーリーが面白くなかったから。ええっ、そうだったの?といったものは殆どなし。原作とは全く違うといった意見もあることだしやはり原作を読んでみるとしよう。作者が作者だし映画より面白いに違いない。
保奈美さん、もっと迫力出して〜
原作とまったく違う
これから見ようとしている方は原作を見ずにみたほうが楽しめるかと思います。
まず主要人物が違います。
原作では出てきたとある人物がまったく出てきません。
真犯人の性別が違います。
オチがまったく違います。
映画としてはカーチェイスなどの迫力あるシーンがあり見ごたえがあったかもしれませんが、それもありません。
原作をみてなければ楽しめたのでしょうが、やはり原作のほうが丁寧に描かれており、世界観をもっと明確にしているように感じます。
ちょっと説明不足ですかね
役者さんの演技はとてもよかったと思います。
原作とは内容が変わっていますが、結構、面白い映画に仕上がっています。
東野圭吾の同名の小説が原作。元々、原作の小説は映画化を前提に作られており、今回、そのそもそもの目的が達成されたことになる。
原作は読んでいたんですが、結構前なので実はストーリーはうろ覚え。“プラチナデータ”の意味だけは覚えていましたが。うろ覚えでも、今回の映画とは、かなり違う筋だった様な気がはします。映像作品としては、今回の方が良いんですかね?
二宮和也が主演である為か、若い女の子が多いです。で、その二宮和也ですが、やっぱり芸達者。『硫黄島からの手紙』でクリント・イーストウッドに“天才”と言わしめただけのことはあります。日本でも、倉本聰お気に入りですからね。バラエティの時の雰囲気とは、全然違います。
それと芸達者ぶりをあらためて示したもう一人は、杏。元々モデルの人って、梨花を筆頭に、バラエティの時とショーの時で雰囲気が一変する人が多いですが、彼女もそう言う人ですね。そして、バラエティ、ショーの他、、そのレパートリー(?)に演技も加わっています。今回も、中々素晴らしかったです。
そして全体を締めるのが、トヨエツこと豊川悦司。渋いねぇ。ただ今回は、その渋さは必ずしも活かされていないかも。
それにしても、こんなDNA捜査がまかり通ったら、警察国家 or ビッグブラザーもいいところですよね。そういう意味では、この作品は、そう言う警察国家 or への警鐘なのかも。
反権力へのメッセージ
映画館での予告編を見ていた時には、二宮君は役に合わないのでは・・・と思っていた。
けれど、見終わった時には、割としっくりときた。
原作は既読だけど、内容についてはすっかり忘れていた。
全国民のDNAデータという、とんでもない個人データ。
それを政府が掌握し、犯罪者摘発に活かそうというもの。
個人情報物では、「ガタカ」が秀逸な作品だったけれど、これは「ガタカ」と進む方向が違う。
経験や直感を信じる現場主義(事件は現場で起きているんだ!を思い出すわ)の浅間警部補。
そんな彼の視点から話は進むので、わかりやすい。
行き過ぎな管理社会、科学捜査、街中の防犯カメラの存在などを、鮮やかに表してくれる。
反権力メッセージがわかりやすく、ついつい浅間警部補に肩入れしてしまう。
カーチェイスなどのアクションも派手すぎず配置良く、大友監督らしさを感じた。
見終わった時に、≪あ~、そうだった。原作はこんなんだったな~。≫と思い出してきた。
でも、≪その割には、肝心なところをもっと視覚的に描いてくれても良かったのでは≫と思った。
東野さんの作品が、続々と映画化。
次回作「真夏の方程式」も既読だけど、すっかり忘れているわ。
サスペンス物だし、その方が良いかもね~。
惜しいかな
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