「Not Found!」プラチナデータ Lillyさんの映画レビュー(感想・評価)
Not Found!
今まで観てきた映画の中でなんとも一番ヒドい作り方だった
「東野先生!本当にこんな内容でよかったんですか???」と言いたくなり、
スズランが出て来ず、変なカーチェイスが始まった辺りからほぼふて寝に入ってしまった。
原作のプラチナデータは割とファンタジーな世界観も入ったほうの東野作品なのに、この監督?脚本家?何1つそこを描いてくれず、
警察モノのカーチェイス描くの夢だったんスよ、みたいな撮り方、作り方。びっくりした。追っかけてばっか。重要なのそこ??!みたいな。
全てとは言わないがせめて原作の世界観を表現できる人、撮れる人に作ってほしかった。
そうじゃないならいっそのことあの"データ"だけ使って全く違う題名でやればよかったのに…そうしたら観に行かずに済んだし…
原作読んで楽しみにしてた東野ファンからするとそう思ったのだけれど…
スズランとの逃避行、ムラでの生活から陶芸に行き着くところがどのように描かれるのかも楽しみだったのに…
鈴木保奈美のクリニック?にあそこまで手かけるなら他のエピソードをもっと盛り込んだほうがよかったんじゃ…
で最後の鈴木保奈美の突然の人権無視?ともとれる発言に、いくら映画とはいえ、DNAのそうした話題のものとはいえ、
作り手の人間性を疑うというか、違和感を感じた。東野圭吾はそこまで言ってなくない???と。
なんか急に棘々しくなって「何で??」ってなった。東野作品って最後はそんなに突き放さないような気がするんだけど…救いを残すというか…
そして最後にもう笑いが出るくらい変わっちゃってて、原作の最初とタイトルだけしか読んでないよね?って感じ…NotFound原作。
水曜\1000だったけど無駄にした。あまりにも後味悪。出演してた役者さんは和田聡宏とか味のある好きな人多かっただけに残念