「金と権力とDNA」プラチナデータ にゃろめさんの映画レビュー(感想・評価)
金と権力とDNA
予知能力を使い“犯罪が起こる前に”犯人を捕まえ
ようとした「マイノリティリポート」は不完全なシステムだった。
テロや犯罪の防止のためには、一般人のプライバシーは無に
等しいとした「エネミーオブアメリカ」も失敗した。
国民全員のDNAをデータ化し犯罪の検挙率と冤罪回避を
しようとした今作。権力者犯罪の温床になるところだった。
そもそも人が人を裁くなんて無理なのだ。
しかし秩序を保つためには法も抑止力も必要だ。
たとえ、間違いがあったとしてもだ。
富が先か権力が先かは分からないが、
秩序や法を作るのは富や権力を持った一部の人間だ。
それに抗って生きるのか、その中で最善を尽くすのか。
2022年、今がその過渡期だ。
AIが法や秩序を構築する世界にだけはしてはならない。
なぜなら・・・。
豊川悦司。
残念ながら、主役より2番手3番手の方がしっくりくる。
いい意味で。
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