「【堺雅人さんがあの笑顔を封印し、山田孝之さんの狂気が炸裂した作品。物凄い緊迫感、重苦しい雰囲気に飲み込まれていく作品でもある。】」その夜の侍 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【堺雅人さんがあの笑顔を封印し、山田孝之さんの狂気が炸裂した作品。物凄い緊迫感、重苦しい雰囲気に飲み込まれていく作品でもある。】
冒頭から、不穏で重苦しい雰囲気が続く。
ぶ厚い眼鏡を掛けて、表情すら良く分からない笑わない堺雅人と狂気を帯びた山田孝之演じる人物のラスト対峙する雨中のシーンは必見である。
今や邦画界の中堅の座を確たるものとした綾野剛はじめ、新井浩文の姿。(更正してきちんと帰ってこいよ!)
山田に良いように支配される人物を田口トモロヲ、谷口美月など今(2019年)にして思うと豪華な俳優人を配して、自らの舞台の作品を見事に映画化した赤堀監督。
「葛城事件」に引き続いての新たな赤堀ワールド作品の映像化を希望します。
エンタメに流れ過ぎる事無く、しかし魅力溢れるとても印象深い作品である。
<2012年11月17日 劇場にて鑑賞>
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