私が、生きる肌

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私が、生きる肌

解説

ペドロ・アルモドバル監督とアントニオ・バンデラスが「アタメ」(1989)以来22年ぶりにタッグを組み、最愛の妻を亡くし禁断の実験に没頭する形成外科医と、数奇な運命をたどるヒロインの姿を描く問題作。画期的な人工皮膚の開発に執念を燃やす形成外科医ロベルは、かつて非業の死を遂げた最愛の妻を救えるはずだった「完璧な肌」を創造することを夢見ていた。良心の呵責や倫理観も失ったロベルは、ひとりの女性を監禁して実験台にし、人工皮膚を移植して妻そっくりの美女を作り上げていく。

2011年製作/120分/R15+/スペイン
原題または英題:La piel que habito
配給:ブロードメディア・スタジオ
劇場公開日:2012年5月26日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第69回 ゴールデングローブ賞(2012年)

ノミネート

最優秀外国語映画賞  

第64回 カンヌ国際映画祭(2011年)

出品

コンペティション部門
出品作品 ペドロ・アルモドバル
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Photo by Jose Haro (C) El Deseo

映画レビュー

3.5肌に隠された秘密

2024年10月20日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

屋敷の一室に監禁されボディ・ストッキングをまとった美女ベラの登場シーンからいきなり始まます。彼女の存在、天才医師ロベルとの関係そしてなぜ監禁されてボディ・ストッキングをまとっているのか一切分からず進んでいく物語です、観るものは頭が???のまま、前半はただベラの美しさに見惚れるしかないのです。 美しきロベル妻は、炎に包まれ命は助かったがその姿に絶望し、自殺を選ぶのです。それが故に、助けられなかった形成外科医であるロベルの"究極の肌”への尋常ならぬこだわりが感じられます。 が、常識的に考えるとものすごく変態的な狂気です。軟禁した人間を亡き妻そっくりの美女を作り上げるのですから。しかし、さすがのアルモドバル監督といいたいです。すべてのシーンに無駄がなく美しく、それゆえロベルの異常なまでの行動が美化されてしまいます。官能シーンも幾度かか出てくるのですが、いやらしさが感じられない美しきエロスと感じます。 ただですよ、この映画が変態的な美しさだけで終わるわけはないのです。はい、映画を観ながらずっと引っかかること、それは妻そっくりに変えられる人間はいったい誰なのか?という謎なのです。観終わった後に邦題をよく考えると恐ろしさを覚えました。

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だいふく

3.5いや、これ凄い映画なんだけどさ…

2023年4月12日
iPhoneアプリから投稿

凄い映画なんだけど、 もう少し先が観たい。 正直、これまだ第一章でしょって思っちゃった。 でもそれはやっぱり、 現代の概念で観ているからで。 これ2011年の映画ですよ。 「彼は秘密の女ともだち」が2014年、 「ナチュラル・ウーマン」が2017年。 そう考えると、とんでもないのかもな。 多分、監督自身は人体とか肌に興味がありそうだし。 でもやっぱりあのラストシーンの先で、 母親がどんな事言うのかは見たい。 もっと言えば、どうやって自分の人生に戻っていくのかが見たいのよ。

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JYARI

2.0期待していただけに。

2021年10月31日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

TSUTAYAでレンタルしてチラ見しました。 ネットで2chまとめサイト(狂気じみた映画BEST!云々..)とか見て、初めて聞いたそのタイトル、そのストーリー展開に期待して観ましたが、いまいちモノ足りなかったかな。 ストーリーのアウトラインだけ聞くと、ものすごく狂気的で且つ、猟奇的な映画だと思ったんだけどね。映像美も画角とかも、もちろん問題なく上質だし、バンデラスという一流俳優出てるし、女優さんは奇麗だし..だからこそ、自分的には非常に期待していただけに、そのぶんガッカリ差も大きかったです。 けどそれは監督が超一流監督だからこそだよね。ストーリーの狂気さを、その手腕の上手さが殺してしまっていて、こその雑味もなくて少し退屈。 見ている自分の感情の起伏もラストまでほぼ平坦に進んでいきました。 他の方のレビューはいろいろと書かれているけど、私的にはとても退屈でした。 ~劇終~

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チラ見ヶ丘キネ太郎

5.0最高にロマンティック

2021年7月13日
iPhoneアプリから投稿

アルモドバル監督らしい、演出、舞台、セリフ、ストーリー展開、全て大好きです。逸脱した愛ではあると思いますが、純愛だと思います。原作が読みたくなりました。

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Miwako Hori