ゼロ・グラビティのレビュー・感想・評価
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こだわりの重力表現
人類が宇宙空間へ飛び出していくことの困難を体感的に描いている。重力と言うものがかくも運動の制御に不可欠なものとは。
破壊された衛星の破片が高速で襲ってくるシーンは実に恐ろしく、極めて直線的にこちらへ向かって、衝突したものもその地点から直線的に散らばっていく。そして、さらに恐ろしいことに、90分後には周回軌道を一周して再び襲ってくることが計算されているのだ。
この無重力空間での宇宙船やその残骸、そして登場人物の動きを縦横無尽の角度と距離でとらえる非常に長いカット。文字通り息をのみ、呼吸することすら忘れて見入ってしまう。
そして、空気(なんと非科学的な語彙だろう!この映画を語るのに相応しい言葉とは思えないが、「大気」でも「酸素」でもない他の言葉を知らないから仕方ない。)のない空間での静けさと、空気の満ちた宇宙船内の対比は迫力の音響を使用して表現している。全編がDolbyやTHXの商標に使えそうな音世界。
最後に2本の足で立つサンドラ・ブロックの姿が神々しい。
太古の昔に生命体は水中から陸上へ棲み処を移し、そして我々人類に至り2足の脚で直立するようになる。これは生命の重力に対する戦いへの勝利なのだということを気づかせてくれる
重力に縛られる地上では、重力からの解放を憧れる。しかし水と同じく、重力もまた我々生命体には必要なものであることを、宇宙空間では思い知らされる。重力は、われわれ人間を縛りもするが、守ってくれてもいるのだ。
リアルでとても良かった
良いお話でした。映画館で泣いたのは、十数年ぶりです。マットとの別れのシーンで、思わず泣いてしまいました。
ラストの大気圏に突入するシーンでは、全身に力が入ってしまい、手が汗だくに。劇場では3Dで観たので、迫力満点で興奮しました。
溝口健二的な
最後までノーカット的だったら5.0だったんだろうけど、まぁ最初の長回し的なところで引き込まれました。展開にハラハラというよりイライラさせられたのが残念でした。あくまでも個人的見解です。
恐らく無事に生還して終わりと最初に思ったわけで、まさかその通りに終わるとは…それでも最初の部分だけでも見る価値はあると思ったので高評価です。
溢れ出るドヤ感
電気を消して映画館気分で観ました。
とはいえ、テレビがあまり大きくないので、宇宙に行った気になる!とかはありませんでした。
感想、一言で言えばタイトルの通りです。一つ一つの映像が「どや?美しかろ?」と言わんばかりで、とにかく溜めが長い印象でした。ソユーズに辿り着いて宇宙服を脱いで胎児のように丸まるシーン、長かった。そこにメッセージがあったのでしょうが......美しさの押し付けを感じました。
観ながら「いいから早よせぇ!」と何回突っ込んだことか...
主人公にもなかなか感情移入出来ませんでした。ちょいちょいドジ踏むし。でも、いつまでもぐじぐじするかと思ったら、男性諦めるの意外と潔かったですね。
ストーリーは正直ありきたりですが、映像は綺麗だと思います。映画館で見る用の作品だなと思いました。
どうやって撮影しているのかとても気になりました。
映像美
A+ (大画面で観ましょう!!)
宇宙って怖い
宇宙に行った気になれる
疑似体験をしてるようになります。
いやあ、本当映画館で観るべき作品ですね。宇宙飛行士の疑似体験をしてるようでした。映像が綺麗でリアリティがあり、音も本当に自分がそこにいるかのような工夫がされておりすごかったです!
約90分という短い時間ですが、ずーっとハラハラドキドキで息を飲みました。
ただ、やっぱり映画館で観たかったです。。
無重力をよくここまで再現したと思う!
お家でも是非
IMAXにて是非
映像に対してあっさりなストーリー
Google Playムービー、吹き替え版、2Dにて鑑賞
宇宙空間を舞台とした映画で、現代は「グラビティ」である。正直、邦題よりも現代の方が映画にはしっくりきたように感じた。
話そのものはよくあるパニック映画だ。僕自身、宇宙が舞台の映画をまともに観たのは今作とガーディアンズ~だけで、ただ知らないだけかもしれないが、設定や映像はかなり目新しいものに思えた。
個人的に一番気に入っているのは、無音の宇宙空間を表現するために、BGMがかなり大人しいものになっている所だ。そのおかげでジョーズのような緊張感とドキドキがあり、最近の迫力だけしかとりえのないパニックではなく、しっかりホラーな作品に仕上がっていたと感じた。
撮影技術も凄く、CGっぽい宇宙空間ではなかった。観たのが期間限定で無料配信されていたセル版のためメイキング映像などは観れていないが、この映像の綺麗さにはとても凝っているんだなぁと思った。
しかし、そんな綺麗な映画に対してストーリーに奥深さが無く、つまり映像がシリアスな真面目系に対して、ストーリーが娯楽作品みたいになっているというアンバランスな内容だった。
91分という短めの映画だからこそでもあるが、今作は「宇宙」を表現するために『独特な間』がある。それのせいで退屈になってしまい、このあっさりしたストーリーが余計に面白味が薄れていくという風に感じた。
こういう映像美にこだわった映画は、映像が綺麗な反面ストーリーの面白味が無くなっていくのががかなり早いと思う。この面白味をどうやって長持ちさせるか、こういうジャンルの映画はそこを重視するべきだと思う。
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