シン・エヴァンゲリオン劇場版のレビュー・感想・評価
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恥ずかしいけど好きな作品
終わってほしくなかった。でも、切りがないしな。
TV版から観ている私自身も、もう、卒業せねばばらん。
こういう、付き合いきれないけど、付き合いたくなる。
作る側も、見る側も、もう、ちょっと恥ずかしい、、けど
そこ、とっくに通り越してる感というか。
だから、続こうが、終わろうが、、頓挫しようが、、
良かった気もするけど。
稚拙で恥ずかしい作品はいらんが、
こういう、本気ではずい作品。
また、たまには見たいんです。庵野さん
色々泣けた〜
「たった一つの冴えたやり方」(短縮版)
※本レビューは文字数制限のため、原文(約一万字)から一部抜粋しています。他サイト・アプリにも各文字数制限まで投稿しています。
映画としては凡作以下、アニメとしては佳作以下、エヴァ作品としては史上最高傑作です。
何様と思われるかもしれませんが、私もお客様(=『全てのチルドレン』)の一人です。庵野秀明さんを始めスタッフの皆々様、26年間、誠にお疲れ様でした。そしてありがとうございました。
さて、エヴァを「終わらせた」ことを加味して、作品のレビューでその点について評価している方がちらほらといらっしゃいますが、終わらせたから偉い!凄い!高評価!……ではなく、本作単体、あるいは序〜シンの新劇場版を通してのストーリーや演出がどうであったのかで、本作は評価されるべきではないでしょうか?
いろいろと思うことがあって、感想を書こうか否か迷いましたが、やはりしっくりこないので、自分の整理のために書こうと、そう思い直しました。
では、感想に移ります。
【アニメーション】
アスカがシンジに無理矢理レーションを食わせるシーンだけは真に迫っていました。
元ネタはNHKスペシャル『私は家族を殺した “介護殺人” 当事者たちの告白』でしょうか?
過酷な介護現場ではああいう虐待が行われていることもあると聞きます。恐ろしいですね。人の所業ですか?アレが?と思いましたが、そもそもアスカは人間ではありませんでしたね。
あと随所に庵野モヨコ夫人(の作品)に関連したアレコレが小ネタみたいに散りばめられてるような気がしましたが、私の気のせいですかね?
もう一度きちんと見てみないと断言できないと思いますが、相当、奥様の影響があられるのかと。
正直、TV版や旧劇のように、上映終了後、パッと思い出せるような類の、印象的なシーンはありませんでした。(私はTV版も旧劇も嫌いなので、懐古厨というわけではありません)
とくにCGを含めた戦闘シーンはひどく見辛いし、カッコ悪い。作画枚数や作業工程はもしかすると新劇の方が上なのかもしれませんが、見せ方が下手なんでしょうか?クオリティは新劇の方が低いようにすら見受けられます……抜けたスタッフでもいるんですかね?
【構図】
漫画『ワンピース』のように見づらい。プロからしたらいいのかもしれないですけど、私たちパンピーはプロじゃないんで。情報量が多すぎて、何も印象に残らないんですよね。
製作スタッフの好きなものを詰め込んで作ったらしいですけど、雑多な玩具箱かあるいは幼児が乱雑に書き殴った画用紙みたいなカオス感がありました。見ていて疲れます。現代人はただでさえ生きているだけで疲れているのに、映画でも疲れるのは……まあ、つまり疲れます。
【音楽】
残念ながら印象に残るものは『One last kiss』だけ。皆さんはパッと思い浮かぶBGMが『シン』にはありますか?
ここからは私の嗜好の話になるので無視していただいて構いませんが……
例えば黒波の最期をシンジが看取り、決意を固めるシーンでオーケストラ版の『Thanatos』を流してお涙頂戴するとか、
巨大綾波が出てくるシーンであえて『甘き死よ来たれ』を流して古参ファンのトラウマを抉るとか、
ゲンドウとの戦いのシーンで『The Final Decision We All Must Take』を流すとか、
ネオンジェネシスするところでピアノバージョンの『残酷な天使のテーゼ』を流すとか、とか、とか……そういう総決算的なサービスがあったら嬉しかったなと。
【神の子、碇神児】
旧劇シンジ「他人との関わりは怖いけど、もう一度会いたい気持ちは本物。だから、やっぱり他者のいる世界で生きる……」
新劇シンジ「他者がどうなろうと関係ない。とりあえずシャッター下げて無かったことにしてやり直す。そんで、胸の大きい良い女と一緒に生きる!」
あのさぁ……26年もかけてシンジくんの選択が退化してるんだけど?何が起こってるんだ、これは!?
『魔法少女まどか☆マギカ』という作品がありました。主人公はシンジと同じ14歳で、最後は神に等しき存在になるのも全く同じなのですが……彼女が願ったのは、やり直しなどではなく、皆が積み上げてきたものを尊重しつつ、それに救いを与える、というものでした。
比べるのもアレですが、まどマギから10年くらい経った業界で出てきたアンサーが、よりによって「コレ」だと思うとなんとも憂鬱です。世相かな?終わりだよこの国。
【式波】
「殺すことも助けることもしなかった」とかキレてましたけど、過去の記録を調べもしないでシンジを糾弾してるのか?
シンジは破の時に「相手を傷つけるくらいだったら殺されてもいい」ということまで言ってましたよね?その後、シンジは、アスカを傷つけたネルフ本部や父親を攻撃しようとまでしていた。
どんだけシンジがアスカのことを大切な仲間と思っていたか、よく分かるじゃないですか。
シンジ言ったれ!私が許す!
アスカにハッキリと、こう言ったれ!
「死なせたくねェから “仲間” だろうが!!!」(ドン!!)
そんなシンジによく、イキリ倒せるなぁ……
ガキは君だよ、分かるかい?(真顔)
『礼節が人を作る』なんて言葉があります。
『死装束』なんて文化を勉強する前に、まずは礼節(マナー)を学べ!ガキアスカ!
……まぁ、脚本に問題があるんですけどね。
クローンだかなんだか知らんけど、こんな28おったらあかんわ、終わりだよこの世界。
「ツンツンもいいですけど、礼儀だけは弁えといてくださいよ!ホンマ勘弁してほしいわ」
【真希波・マリ(ア)・イラストリアス】
君の正体は何なんだい?どっから湧いてきたんだい君は?
ゲンドウやユイと同世代なのは分かるよ。京大の同窓かなんかだろう?でもそれは映画の中で描くべきなんじゃないのかい?
せめてQとかで回想シーン必要だったでしょ……と思うのは私だけでしょうか?冬月とシンジが将棋を指すところで、冬月の語りとともに、大学での教授職時代の回想(述懐)を挟んで、そこでユイ、ゲンドウ、マリを描けばよかったのに。
過去が無ェ 記録が無ェ
正体まったく分から無ェ
背景無ェ 深みが無ェ
自己 完結で ぐーるぐる
破で登場 唐突だ
感情移入の余地が無ェ
俺らこんなキャラいやだ 俺らこんなキャラいやだ
そんな彼女がラストでシンジの手をとっても、なんの深みもカタルシスもない。
……え、漫画などのメディアミックス作品を見ればマリの正体が分かる?いやだから、映画の中でそれを描かなきゃダメでしょ。てやんでぇべらぼうめ、おとといきやがれってんだ!
【育児放棄】
ネグレクトする奴には基本的に、「基本的人権」は無いと思ってるんですよね。誰のこと言ってるか分かります?ゲンドウとミサト、君たちだよ。何カッコつけてんだよ?ダサいぞ。どんな理屈を並べ立てたところで子どもから逃げている君たちは親失格で大人失格だよ。君たちの発言には何の重みも説得力も感じられないので、終始極めて滑稽なんだよ。「だっせぇ、だっせぇ、だっせぇわ」
【VII.l.AGE】
表面的に(暖かく)描かれる子育て描写や動物、植物の描写は、その実無機質で、血の通っていないホラーゲームみたいに感じられました。
農作業もしていましたが、アレだけの人数の食料を養うには量が足りませんし、もっと生きることに必死で、ピリピリとした雰囲気が漂うのが、通常のポストアポカリプス世界だと思うんですよね。
私には、あれが上辺だけ取り繕った、崩壊しつつある絶望の限界集落にしか見えませんでした。『バイオハザード8』みたいなもんだなあと思いました。あるいは『SIREN』で描かれる、屍人視点から見た世界のようなものです。
「放浪を続ける碇神児、たどり着いた場所が、彼に希望を与える」というのが予告の文言でしたが、村がシンジに与えたのは希望ではなく、死地に赴く「覚悟と決意」ですよね。「どう足掻いても、絶望」です。
【たった一つの冴えたやり方(ネオンジェネシス)】
「『ネオンジェネシス』?……なんですか?『ネオンジェネシス』って?」
多分、「バルス!」とか「ジェセル!」みたいな、おまじないの類だと思うんですけど……
シンジの選択、というか庵野監督の選択は、エヴァが存在しない世界にして、全てをやり直すということでした。
でも、本当にそれで良かったのでしょうか?
村の人達に限らずですが、サードインパクトから生き延びた人々は、一生懸命に生きていました。その生きた証すらも、庵野監督とそのスタッフの方達は脚本上、無かったことにして「終わらせて」しまったのです。
庵野監督は3.11の震災以降、精神を病んだそうです。震災からの復興に向けた戦いは今もなお続いていますが、あの赤く染まった地球で懸命に生きる全ての人々の希望を背負った(背負わされた)碇シンジが、最後の最後に選んだ道が、全てを無かったことにした挙句、「胸の大きい良い女」とのrendez-vousというのはどういう了見なのでしょうか?
世界改変エンドも良いですが、このシンにおいては、人々の思いや、希望や、生き残るための努力やその証の一切が全て無に帰したような、言いようのない後味の悪さが残ることは否めません。
(繰り返しになりますが『まどマギ』に於いての主人公の『選択』と、ハッキリ異なる点です。余談ですが私は、まどマギという作品はあまり好きじゃないです)
世界改変ではなく、28歳になったシンジが、崩壊した世界や、失われた命たちと、がっぷり四つと向き合い、悲惨な過去から目を背けず、不確定な未来に向けて、田畑を耕し、世界の復興のために汗水垂らして働いている描写があっても良かったのではないでしょうか?
そして、破の時に叶わなかった食事会をするエンドで良かったのではないですか?
あるいは青くなった海に繰り出していくエンドでもよかったかもしれません。
ラストは、『エヴァの全てにシャッターして、とにかくさようなら! そして、マリ=庵野モヨコ夫人、シンジ=庵野監督で、2人が手を繋ぎ、アニメの世界から逃げ出し、現実の世界(庵野監督の地元)で結婚報告をしにいく、あるいは特撮製作(ウルトラマン、仮面ライダー)へと逃げ出すメタファー』なんて揶揄されているようですが、そう取られても仕方がないと思います。
この映画を礼賛している方の中には、『「エヴァ」からの卒業(式)』なんて戯けたことを述べている方がいますが、大半の視聴者は、エヴァに入学なんてしていません。日常生活で一杯一杯です。
そんな中で、こんな逃走劇を描かれても、唖然とするばかりなんですよね。
「アニメから卒業しろ」「現実を見ろ」なんて言われても、「いやいやw もともと現実見て日々一生懸命に生きてますよ。エヴァから卒業できてないの、製作側のあなたたちの方じゃないですか?「26年かけて頑張って作ったもの、その集大成が出来た!今度こそ完結する!観に来てね!」っていうから、わざわざ見に来たのに、こんな無礼な態度と結末はなんなんですか?おそらく日本のアニメ史に於いて、26年もかけてこんな酷い行いをしたのは、貴方たちくらいのもんでしょうね」と、むしろこっちが言いたいくらいですよ。
また、現実を織り交ぜたメタ演出を挿入するのは、「逃げ」だと私は思います。現代アートのように煙に巻いて高尚ぶるのは、いかがなものでしょうか?
作品世界の中で作品を完結させなければ、物語を「終わらせた」とはいえないのではないでしょうか?
逃げて逃げて逃げて、逃げた果てが「これ」。そう考えると哀しいですね。
庵野さん、これは26年前に『あなたが始めた物語』でしょう?
とはいえ、もうなんか「終わらせられて」しまったので、もう今後『エヴァ』は無いでしょうし、私も見ることはないでしょう。故に最大限の皮肉を込めて、『最後の言葉は、切ない』ものとなります。
製作スタッフにありがとう
庵野監督におめでとう
そして、過去・現在・未来、全てのエヴァンゲリオンに、さようなら
Beautifulworldって最高だよね
リアルタイムでTV番見てた思春期
もしあの当時のままこの映画を見てたらどう感じただろう。
根本は結局テレビ番のラストと同じなのかもしれない。
庵野監督が全てをかけて沢山のスタッフさんや、声優さんが練り上げた終わり方だったんじゃないかなぁと思えたのは良かった。
パンフレット買って良かった。
げんどおおおお?!?!知ってたけど、げんどおおおおおお!!とは思ったけど笑
そして、Beautifulworldはもう当時から好きだったけど。こんなにもエヴァに合う曲はないよね。
とりあえず、Onelastkiss買ってこなきゃ。
きっと庵野監督の中ではTV版が終わりだったんだと思う。
その後出来る限り色んな人に寄り添いながら、落とし処を今現在の最適解のエンディングが今回の終わり方だったんだと思う。
二回もバットエンディングにした方が、今回はハッピーエンディングに近い形にしたのはそういうことじゃないだろうかなぁ。
きっと根本は変わらないけど、ほぼ真逆のエンディング書くってきっと相当な精神の負担がかかると思うわけで。
影響力が大きい作品ほど、賛否両論になりやすいと思う。以前のエンディングで良かったと思ってる人も居るだろう。今回は、それまでのエンディングに納得で来なかった人々への出来る限りのプレゼントなんじゃないかなぁと思う。
3つのエンディングのどれかでも納得できなかった人も居るだろうけど、劇場版は旧も含めどれも何かに寄り添って落とし処を着けてエンディングを書いてくれたんだと思う気がする。
全員の気持ちを納得させる事なんて神にすら出来ないんだから。
とりあえず、寄り添って鬱に成る程悩んで終わらせてくださった事に感謝したいと思う。
終わらせない(出来ない)作品なんて割とある。
なんなら、ぶっちゃけ結局作れないでこの世を去られちゃうのではないかと
思ってすらいたから余計に終わらせてくれてありがとうございましたと、お伝えしたい。
なんて言ってみるのは今回がハッピーエンドよりだったからかもしれないけれど。
とりあえず、頑張っただけの報われが監督やスタッフさん、声優さんにあるといい。
影響力がある作品に携わるってそれはもう光栄でありながら、きっと大変な事だったであろうから。
声優さんも変わらずオリジナルの方が演じてくださったし。
とりあえず、本当に皆様お疲れ様でした。
ありがとうございました。
少年の心の中
エヴァンゲリオンは、今まで全く知らなかった。
映画好きの人たちが、この映画だけは、今、映画館で、できればIMAXで観た方が良いと話していたので、全くゼロ知識でも大丈夫ですか?と尋ねたら、序、破、Qを観てから観に行くように言われ、その通りにした。
まず、序、破、Qを観て、全く意味がわからなくて困惑した。この人気は何なんだろうと。私の理解力の乏しさなのか?と。
そして、こんなにわからないまま、映画を観て、果たして楽しめるのか?しかもIMAXで観る価値があるのか?と思いつつ、映画館へ足を運んだ。
結果、観てよかった。とても楽しかった。
映像の美しさに息を呑む。すごい。IMAXで良かった。IMAXのお陰で、感動も倍増したと思う。
ストーリーは、やはりよくわからなかったけれど、切なさが心に響いた。大好きなユーミンの曲がまさか流れるとは!イントロですぐわかった。なぜか涙が出た。歌詞が素敵。
普段から当たり前に使っている言葉を、綾波が覚えていくシーンが好き。何気なく使っている言葉の大切さ。小さな幸せ。
今まで、時間が経っても、なぜシンジだけは少年のままなんだろう?と思っていた。そして、ラストシーンでは大人のシンジ。私なりの考えにたどり着いた。
この話は、今までずっと、シンジの少年から大人への成長期の頭の中を、ストーリー化したのかな?夢のような…。だから、ずっと少年。親との葛藤、友達との葛藤、社会との葛藤。そして心も成長して、やっと大人のシンジが現れた。これが現実の世界。それだと、意味がわからなかった全てがわかる。少年の心の中の物語。私の中では、そう思うと納得。
ラストの宇多田ヒカルさんの歌も好き。
今の時代に、映画館で、IMAXで観ることができてよかった。
無事終わってよかった!
これで終わるのか…。
最高のスタッフから送り出された無
映像は素晴らしいし、劇中歌が流れる中での戦闘はほんとうに良かった!声優さんの演技も以前と変わりなく素晴らしかった!関わったスタッフの努力の結晶だと思います。
ただ、致命的に脚本が良くなかった。
私にとっては他すべての100点の要素を無に返すレベルでした。
今まで見てきた全ての創作物の中で1番悪かった。素人の書いた俺つえー系のハーレム物のなろうといい勝負です。
エヴァという伝説になった作品の最後が、神になったシンジくんは全員が自分の想像する幸せな状態にしました。この小学生が4秒で考えたような結末を書くのに12年かかったって信じられないです。
私はエヴァとは成長の物語だと思ってました。TV版で自分を認める事が出来るようになり、旧劇で他者を欲するが他者故に恐れ。ハリネズミのジレンマに苦しめられ、傷つけ合いながらもお互いが成長していくしかない。成長とは他者から与えられるものでは無く、自ら努力しなければならない。
そして新劇で神になって各々の意思など関係なく過去作品含めて魂をこの新劇の舞台に統合する。訳分からんわ(笑)
1番かわいそうなのはマリとケンスケでしょうね。この二人に何か言おうものなら、シンジorアスカがようやく幸せになったのにそれを邪魔するお前らおかしいと言えるバリアを張ったうえで舞台装置として完璧超人に描かれている。
感じ方は人各々でしょうが、エヴァファン歴が長い方やキャラに思い入れが強い方はオススメ出来ません。ハリウッド版ドラゴンボールみたいな物です。
劇場版エヴァンゲリオンが完結してよかった。
いまさらながらシン・エヴァンゲリオンを鑑賞しました。
良かった点、微妙だった点を書いていこうと思います。
良かった点
・戦闘などの演出が迫力があり、見ごたえがあったこと。
・Qで風呂敷を広げすぎた感のあったストーリーを完結できたこと。
・テレビ版、旧劇場版でなかったシンジ、ゲンドウの和解などがあったこと。
微妙だった点
・相変わらずストーリーから置いてきぼりにされてしまうこと。
特に前振りなく展開させてしまうとハラハラするというより、ポカーンとしてしまう展開が多かった。
・ストーリー的にテレビ版、旧劇場版と大差ないこと。
ゲンドウの思い描いているストーリーがテレビ版、旧劇場版とほぼ同一のため、焼き増しを見ている感が否めなかった。劇場版では手段とそれに至る段階が若干違えど、結局同じ だった。見ていて驚きがなく、退屈だった。
・最初の日常のパートが長いわりに進展がないこと。
まったくストーリーが進まないシーンが序盤40分~50分続き、時間が余ったから尺を稼いだように見えてしまった。
悪かったことをいろいろ書いてしまったが、エヴァンゲリオンが完結したことは喜ばしく、やっとエヴァンゲリオンが完結したと感じました。
もし監督が新たな作品をつくることがあったら、次はエヴァンゲリオンじゃなくて新規の作品を見たいと思いました。
シン
新劇場版4作目。
エヴァンゲリオンの完結作。
自分はテレビシリーズ未鑑賞。新劇場版のみ鑑賞。
エヴァ素人でも『破』は面白く感じ、
『Q』で頭の中が?になり、今作を見ればスッキリするのかと思ったけど、
感想は一言で言うと…
『よく分からない』
だった。
映像は文句無し。冒頭から激しい戦闘。
その後は
Qの続きからで、これまで描いてきた近未来的な文明とは真逆で
みんな農作業などして暮らしている日常が描かれて新鮮だった。
主人公も戦う決意、親と向き合う姿は良かったと思う。
けど終盤に繰り出される色んな描写が
何となくこういう事か?と考えても頭の整理が追いつかない。
シリーズものだから当たり前だけど少なくとも新劇場版の3作は絶対見ないとダメだし、
話題になってるから何となく見てみようと思ってるエヴァ初心者にはオススメできないかも知れない。
つまらないと決めるのはもったいない気もするけど
考察する知識も無い…
他の人のレビューや解説を見て理解度を深めればまた評価も変わるかな…
最後のシーンは終わりであり始まりな感じがして良かったと思う。
ネタバレあり
らしいっちゃらしいのかもしれないけど
尺が足りないのかなんなのか
ゲンドウ喋りすぎ
中二病こじらせすぎ
あんなもん、「趣味をちょっと混ぜて楽しくお仕事しました」くらいのエピソードなのに、それが主目的であることを納得するには今でのエピソードが物足りなすぎる。
ゲンドウは後ろで顔の前で手を組んでうつむいて画策してればいいんだよ、オッサン自ら体張って戦うには狂気を醸す伏線が足りなすぎる。
わざとなのか時間が足りなかったのかわかりませんがコンテがそのまま使われるシーンもあり、駆け足でぎゅー詰めしてあっさりした最後でした。
ボディライン強調、オッパイやパンツも相変わらず、サービスショット盛りだくさん。真面目な気持ちで見たかったなー。オトコノコが作った映画という感じ。商業主義のため、ヒットのためなのか、監督の少年の心の表れか。
アニメシリーズもそんな感じだし、これぞエヴァンゲリオン、なのか?
わざとやってる風でもあり(昔のインタビューかなんかで、無意味な中二病要素を積み重ねて、謎をときたい視聴者の興味を引いてるんだ、解なんてないみたいなコメントありましたよね)、この小悪魔的振る舞いにやられちゃうんだよなぁ
カオス オブ カオ
「最高」の一言に尽きる ※6.14追記
公開日から通算して6回程観ました。
今までエヴァ及びヱヴァを追ってきた私や皆さんへのご褒美のような内容でした!!
皆さんが様々な感想、考察をされているので私は「最高」とだけ言っておきます。
ただし、新劇場版のみ観ている人には「???、とりあえずなんか盛り上がってるから盛り上がっとこう!」ってシーンが多いと思います。ぜひアニメ、旧劇、漫画(できればゲームやパチンコ、今までのコラボ等)も履修されるとより楽しめると思いますよ!
6.14 追記
前回の入場特典追加時に1回、
EVANGELION:3.0+1.01の公開が始まり、12日と13日に観てきて通算9回となりました。
新規カットの差し替えがちょこちょこあり、思ったよりは多かった印象です。でも続けて何回も観てないと分かりづらいかも?です。
12日からの入場特典は満足度120%、正直入手必須レベルの代物です。ぜひラストランを劇場で楽しみましょう!!
色々すごい
まず、前半から綾波の可愛さ連発で悶えた笑。全体的に時間軸や設定が凝っているのは分かったが、復習が足りなかったせいか、中盤まで映像美がすごいぐらいしか頭に残ってない気がする。後半は、シンジとゲンドウの対話に入り、時間軸も一定になった気がして、話を飲み込みやすかった。特に傷つきたくなくて身動き取れない自分はシンジとよく似ていて、今回のシンジも自分を投影したようだった。あとシンジが父親ゲンドウの欠点を言い当て、ゲンドウ自身も、ただ妻ユイの胸で泣きたかっただけとやっと本音に気づくバカ親?。ただ、この親子構造は私の父親との関係とも似ているなと思った。私の親子関係も世にありうる話として映画が示してくれたことが、考え込みがちな私にとって、すごく嬉しかった。シンジをもっと理解したいと思った。
あと、感じたことと言えば、レイがおばさん達と関わることで、仕事やあいさつの大切さを学ぶ。私は、私も学んだと思った。
20代の私は、働くことの意義や、邪道でも仕事を全うする厳しさ、その意味。トウジから教えてもらった気がする。
責任感は、特にミサトさんに見習う。
駅のホームでのマリと話すシンジの見たことないくらいの垢抜け感、そこが集大成なんだと最後に思わせてくる所だった。
庵野さんの絵日記
エヴァって結局庵野さんの絵日記を見てたわけね。
最後の最後で幸せになれたのだから、他人の幸福は素直に「おめでとう」で締めくくってあげなければね。
でも物語は相変わらず本当に難解なのよ。
マイナス宇宙?なにそれ?加持さんって結局何やったわけ???
そして予想していた通りに数々の伏線、記号は一条直也二段投げの如く放り投げたまんま。
そこんとこはいいか。頭のいい人たちが考察動画をYouTubeに挙げてくれるか。見ないけど。
そしてキャッチコピーの使い方がアレだったのが、少し笑ってしまいそうになりましたね。
シンジ君!そう来たか!みたいな。
あと、ゲンドウとの対決が『範馬刃牙』を彷彿させているように感じて(笑)
そんなことよりも、お話がとても優しいのに救われました。
「オ…オレはッ!!何を見ているんだッ!!?「」みたいな。「え?まさかジブリ見てるの?」みたいな。
そんな意外性も含めて、ちょいと甘目の採点になりました。
ラストでアニメーションから実写に切り替わったあたり
「おまえらアニメばっかり観てないで、いい加減現実に帰れ!」
みたいな相変わらずの皮肉っぽいメッセージを感じたのは穿った見方?
あンたが作ったはるんですやん(笑)
庵野さん、救われてよかったね。ちくしょう!
正直吐露すると、何だかんだ言うて勝ち組に対する嫉妬心はあるのよ!
俺は『まごころを君に』で砂の山を作っては壊しするシンジ君のトラウマから抜け出せていないのよ!
まさにあのまんまの人生を歩んでいるのよ!
庵野っ!どうしてくれようか!
コ・ノ・ウ・ラ・ミ・ハ・ラ・サ・デ・オ・ク・ベ・キ・カ…
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