ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日のレビュー・感想・評価
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映像がとても綺麗です!! 圧巻!!動物達がほんとにこれCG? って...
映像がとても綺麗です!!
圧巻!!動物達がほんとにこれCG?
って思わせるぐらいのリアリティ!
虎との漂流ってどう撮影したんだろ
あまりにも動きや表情だったりが本格的すぎてびっくり(゜ロ゜)
ストーリーは色んな解釈ができます
深く考えられる事もできるしあっさりファンタジー映画として観ることもできます
虎との漂流を信じて見てましたけどまあ改めて解説観ると信じられない要素盛りだくさんだし、隠喩?みたいなのを表してたんだな〜と所々分かります。
例えば絶望に陥ったパイに虎との友情を想像することで虎は希望に変えられた存在でありパイの創造上の生き物だったことそして、それが分かる伏線はお父さんの「お前は虎の心を見てるんじゃないか、虎に写った自分を見てるんだ」ですね、
ほんとよく出来た映画です。人は時には夢を見る事で希望を持たせなきゃねって思わされた映画でした
トラと漂流?ありえるか、そんなこと。トラって何かの比喩だな。か、ま...
トラと漂流?ありえるか、そんなこと。トラって何かの比喩だな。か、またはトラと少年がやがて心通わせる夢物語だな、そう思った。
おいおい、ほんまに漂流するんや、まさかこれ実話?いろんな想像をしながら緊迫の漂流を追体験します。
何と言っても驚かされるのはその映像美。どうやって撮影したんだろ?まさかほんとにトラと対峙してるの?なわけないわな。またまたいろんな想像をしてしまいます。
そして衝撃のラスト。えっ、なに?どっちがほんま?アホな私にはつらい展開。
ネットの解説を見るとよもやの恐怖映画?しかしいろんな想像ができるようです。後は君が考えたまえ!ってやつね。
何回も見ろ!ってか、ヤダ(笑)宗教色が微妙に絡むのもちょっと苦手かな。
でも、なんとはなしに不思議な魅力のある映画でした。
大迫力のトラとの生活
鑑賞後に、ネットを見てみると、トラとの協働(?)によるサバイバル劇と、保険会社に語るもう一つのサバイバル劇、この二つには色々な暗喩が込められていたことが分かる。
何で事実に相違することを言うのかなぁと漠然と思っていただけで、暗喩だとかそんなことは、全然思いもしなかった。物語を深読みすることについては、まだまだ修行が足りないなぁと痛感。
それにしても、リチャード・パーカーは迫力あり。殆どがCGとのことだが、本物にしか見えない。映像技術の発展はすごいものだと感心。
宗教信者と無神論者が折り合いを付ける作品
素晴らしい作品でした。
表(空想)のストーリーと表のストーリーをひっくり返した裏(現実)ストーリー。
ラストで初めて浮き彫りになる最大のテーマ!構成抜群です。
以下、ネタバレ
表と裏ストーリーの中にはつじつまの会わない部分があり、諸説ありますが
いわゆる食人島の部分はあくまで現代社会のメタファーをパイ自らが付けた【話の尾ひれ】だと解釈します。
ラストでパイが「今話したストーリーは全て神の話でもあるんだよ」と名言してる通り
この映画は
「神話や宗教上の逸話・伝承は全て人間が体験した悲劇や経験の話が脚色され尾ひれがついただけの物である」と宗教や神話を否定をしつつ
「だけど、そう考えれば今現在伝承されている神話や宗教上のトンデモなお話も理解することが出来るでしょう?」と肯定も含んでおり、実に現代人向けのメッセージだと感じました。
見る人を多少選ぶ映画ですが、ストーリーの構造を読み解くのが苦手な人でも感覚的に楽しめる映画だと思います。
最近見た映画の中で一番好き!!
何より、わかりやすいのでカタルシス。
作り手が何をしたくて、何にお金をかけて、どういう作品にしようとしたかがめちゃくちゃわかりやすい!!
話のオチもわかりやすい!!
「この作品は何が面白いのだろぅ…」といちいち考える必要がない!!
スッキリ爽快感のある作品ですので(明るい話では無いのですが)お仕事疲れの方にオススメしたい作品です!!
怖く、切なく、感動的。
ちょっぴり胡散臭くファンタジーの様な前半から、驚きと、なるほどという真実に近づく後半。
映像は予想通り素晴らしかったのですが、それよりもちょっと、予想外なストーリーに目がいってしまう良作映画でした。
So which story do you prefer?
最後まで観てから、船の遭難シーンを見返すと…これはやはりmetaphorの話なのだということが分かりました。
仏教徒の日本船員は叫びながらシマウマを指差し、シマウマがボートに飛び乗る瞬間、船員役の役者は船上で倒れ、スクリーンから消えてますね。見間違えてたらすみません。
ボートに乗ってる筈のコックは?
オラウータンに対し息子は?という質問。
ハイエナ殺す瞬間、パイのすぐ下からトラが飛び出す。
登場人物と動物、宗教辺りまでは何となく摑めますが…恐らく一度の鑑賞で?、深いレビューを書ける方々には敬意を表したいです。私は2回観ないと見逃している所が沢山ありました。
ちなみに中年パイが奥様を猫と表現していると書いている方がいましたが、字幕は知りませんが、セリフではそうではありません。
劇中パイの読書が、彼の成長と共に、アメコミ風クリシュナ物語から、Verne, Dostoyevsky, Camusと変化します。そこまで考察できたら、一層深みが増しそうです。
リチャード・パーカーがパイに与える勇気
インドからカナダへ移住するために乗っていた船が難破。
救助艇に残された少年パイとベンガルトラのリチャード・パーカー。
彼らが広い太平洋の真ん中で生き抜く姿を描く。
面白かったな〜。好きだな〜。この映画。
面白いな〜と思ったのは、最後に明かされる驚愕の事実。
そこで、なぜ、そこにトラがいたのかや、トラとパイの関係について考える。
すると、パイがいじめられてきた子供時代や、救助艇で起きた出来事がパイの精神状態に与えた影響について思い、リチャード・パーカーがパイを導く勇気の象徴であることに気づく。
神は、パイが孤独や恐怖に打ち勝つために、ギフトとしてリチャード・パーカーを与えたのだと思った。
リチャード・パーカーとの別れの時は、パイがもう1人でも大丈夫だという神からの合図。
素晴らしい冒険と成長の物語だった。
監督は「グリーン・デスティニー」、「ブロークバック・マウンテン」のアン・リー。
漂流中、パイの思い描く幻想的な世界がとても美しい。
最初はリアルだったけど 途中の不思議な無人島からリアリティーがなく...
最初はリアルだったけど
途中の不思議な無人島からリアリティーがなくなって
なんじゃこりゃ⁉︎と思ってたけど
ラストまでみて、納得の内容でした
映像がグレートネーチャーみたいで綺麗でした
虎に投影された少年の心とは
虎と漂流することになった少年のサバイバルを描いた感動の冒険譚、というイメージを根底から覆す後半の展開が物凄い。
生き延びたパイが作家に語る漂流記という形式。
第一の物語はパイの少年期の生活、船に乗る経緯と難破、そして虎とパイがいかにして共に漂流したか。そして、その話を信じなかった日本人保険員に語る第二の物語は「人間たちとの漂流記」。
この話では、漂流したメンバーは、パイ、パイの母親、貨物船でベジタリアンの母親に執拗に肉を出し続けた陰険なコックと、足を負傷した日本人船員の四名。
どちらの話を信じるかは聴き手に委ねられている。しかしこの第二の漂流記が真実であるとする方が、この話は何重にも深い重みを増してくるのである。
興味深いのは、自己犠牲をする船員は仏教徒、ベジタリアンの母は戒律者、本能のまま振舞うコックは無宗教者という点。
前日に肉入りの食事を拒否していたパイ一家は、空腹に空腹をかさねていただろう。 私は、いただける命に差をつける主義に疑問を感じてしまう。とにかく皮肉にも、宗教が命を脅かす枷となったことはたしかだ。
虎の行動をパイに置き換えると、彼もまた人食の禁忌を犯し、ネズミを食べ、魚を食べ、戒律を無視し、母親を殺した憎きコックと同じように外道に堕ちてしまったことになる。
彼の罪悪感や狂暴性が虎の姿を借りて語られていたとすると、最初は生き残ることに必死で(凶暴で勢いのある虎)、そのうち自分の罪や宗教について逡巡し(筏にのったパイは良心/ボートにのった虎は罪悪感)、死を意識し(クリシュナの姿とも言われる謎の島の出現)、辛い現実と罪をおかした自分を受け入れる(衰弱した虎に寄り添うパイ)…と、心の変遷を辿ることができる。
キリスト教、ヒンズー教、イスラム教の3宗派を学問していたパイにとって、果たして生きることに宗教は役に立ったのか?というのがこの映画のテーマなのかもしれない。 私見だが、結局、宗教は枷にもなり生きる依り代になったとも言える。
パイのように深い哲学的思考をすることができなければ、延々に続く時間というのは苦痛でしかない。自分の状況を神が与えた試練と捉えれば、一つ一つ乗り越えるたびに喜びが生まれ、また目的意識も生まれる。雷や鯨は神々しいまでに生き生きと感じられ、恐怖心は遠ざけられる。
虎が雷に怯えたのにパイが怯えなかったのは、彼が恐れや執着を克服する境地に近づいていたことを示していたのかもしれない。
わざわざ非常食を筏に移したことなど、いくつかの謎は残る。
島についても「無人島」説と「心のビジョン」説の二通り考え、結局前者なのかなと。
無人島に到着して食料を調達することができ安堵したパイは、うっかりずっとここにいてもいいかな…と思ってしまった。しかし、同じような漂流者の亡骸を見つけて、もう一度危険な大海原へ出て元の世界へ帰ることを選んだのかなと。
宗教的知見が足りないので、なぜ見つけたのが歯だったのか、酸の海やミーアキャットは何を比喩していたのかなどに頭が回らないが…。
酸の海は子宮の暗喩、という考察を見かけたこともある。
それを飛躍すると、たくさんのミーアキャットは精子で、そのときのパイは恋人のことを思いだしながらマスターベーションをしてしまった…何てことも考えてしまった。危機的状況のなか、そんな煩悩でさえ追い払えない自分の穢れから脱却すべく、島から脱出したのかも、と。 まあこれは飛躍しすぎたと思いますが。
パイと虎との別れですが、パイが罪悪感と決別したとも受け取れるし、家族を失った現実を正面から受け止めることができるようになった、とも受け止れる。
とにもかくにも、パイの話を証明する人間がいないので、どちらが真実かは受け手が決着をつけるしかない。
話を聞きに来た作家も、当時の保険員も、パイの最初の話を信じた(ふりをした)。
嘘はつき続けていれば本物になる。
どちらの話が、皆にとって幸せなのか…真実はパイのみぞ知る。
映像がとても綺麗!
とにかく圧倒的な映像美でした!
映画館で観たらもっと綺麗だったんだろうとおもって映画館で観れば良かったです。
話はフィクションであると考えて観ればとても面白い話です。必死に生き延びようとするパイの姿やあれだけ苦しめられたトラを助けようとするのはとても良かったです。
嵐にあっていろいろなものが飛んでいくのを見ていたらとても切なくなりました。
パイはトラを大切にしていたのにトラはパイを振り返って見ることもなく去っていったのは残念のようにもおもえます、でも人とトラの友情は成立しないということが伝わってきてそれはそれで良かった。
トラらしく見えない
漂流シーンの映像は美しく、それだけでも観る価値はあるように思える。でもトラがやっぱりCGを感じさせてしまい安っぽく見える。それから主人公の パイはトラとの漂流の経験によってどんな大人になったのか、いまいち伝わらない。大学か何かで先生をしてたようだったけど・・。彼のその後の人生にどんな影響を与えたのか、もっと描いて欲しかった。
今まで見た4K ULTRA HDの中で最高だった
DVDが出た当時、小さなモニターで見た記憶がある。煌びやかな映像と、リアルな虎が凄く印象的だったけれど、劣悪な視聴環境のためそれほどの感動はなかった気がする。
ここ最近、UHDの凄さに嵌まり散財しているわけだが、作品の質の高さを改めて思い知らされたのがまさにこの映画のUHD。
映像と音がとにかくすごい。もうそれだけで何度も見てしまった。しかも、もともと秘められた内容が優れている作品であったわけで、表面的な洗練度が高まれば高まるほどに、その内容も一層凄みを増すような印象で、もっとばかでかい画面・素晴らしい音響で見たいものだと思いながら、やっぱり何度も何度も見て、色んな人が色んな謎解きをしているものを読みつつ、そしてまた見て確認する─、これまでにないくらいに映画というものをBlu-rayで楽しんでいる。
オープニングからエンドロールまで、全部楽しむことができる、優れた作品。リアルタイムで劇場で見たかったと後悔しつつも、記憶媒体を形式が変わるごとに何度も見て何度も楽しむこの感じも悪くないと思ってしまった。でも、劇場の方が感動するんだろうなぁ、とやっぱ思ってしまう。
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