「美しい映像でした」ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日 やっくんさんの映画レビュー(感想・評価)
美しい映像でした
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テレビCMを見る限りでは、少年とトラのサバイバル大航海映画と思っていたのですが、内容は全く違っていました。
監督がラスト・コーションのアン・リーだと言う事も知りませんでした。
この映画を観る前に、どうしても知っておかなければいけない事があります。トラに付けられていた名前「リチャード・パーカー」と言う名前の持つ意味です。ホームページに解説されていますので、一読されるのが良いように思います。
映像は素晴らしく、トラや鯨やシマウマやオランウータン、そして、宇宙までもがスクリーンいっぱいに広がります。
しかし、この映画は、ただのイメージ先行のスペクタクル映画ではありません。
トラと共に生き抜いた、ファンタジーと残酷な現実の物語です。
もし自分が同じ立場になってしまったらと思うと、、、?
海に浮かぶミーアキャットの島は、命を助けもするし、又、命を奪う事もするのです。この作品のテーマでもあるのでしょうが、今ある命の犠牲になってしまっている生命。人間は、そうして生きて行くのです。
パイが遭遇した厳しい現実は、生きる意味をもう一度考えさせられます。
妻とも、久しぶりに映画の感想を話し合いました。捉え方は色々ですが、映像の素晴らしさと、エンドロールに流される美しい音楽に涙が頬を伝いました。
あなたなら、どちらの物語を選びますか?そう問われているようでした!
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