「信じたいものを信じれば良い。」ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日 marさんの映画レビュー(感想・評価)
信じたいものを信じれば良い。
とにかくキレイな映画。
漂流が始まってからの映像美だけでも楽しめるレベル。
クロウト好みというか映画マニア向けの内容を、
可能な限りの映像美でくるんだ感じだろうか。
個人的にはその「クロウト好み」が鼻につくというか
散りばめられたメタファーとか、伏線的なセリフとか
制作者のドヤ顔が透けて見えるようでちょっとうんざりした。
「どちらの話が本当か」って気になるところだけど
それはもう自分が信じたい方を信じれば良いのかな、と。
個人的にはファンタジーを期待して観たので、
「含蓄」の部分をもっとオブラートに包んで欲しかった。
気づかない人は気づかないままでOKみたいな。
ただね、必要なんでしょうけど前半が退屈すぎる。
繰り返すけどファンタジーを期待して観た自分としては
けっこう辛い時間でした。
まぁ敢えて人に勧めたいとは思わないかな。
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