三重スパイ

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三重スパイ

解説

2010年に他界したフランスの巨匠エリック・ロメールが03年に発表したサスペンス。1930年代のパリで実際に起こったスパイ事件をもとに、ロシア白軍の元軍人がスパイ活動に従事する姿を当時のニュース映像や夫婦の会話劇を中心に描き出していく。ギリシャ人の妻アルシノエとともにフランスへ亡命してきたロシア帝政軍の将校フョードルは、在仏ロシア軍人協会の事務員として働いていた。やがてスペインで内戦が勃発するとフョードルの出張が多くなり、アルシノエが問いただすとフョードルは諜報活動を行っていることを密かに打ち明ける。やがて、そんなフョードルの行動に疑惑を抱く者が現れ……。

2004年製作/115分/フランス
原題または英題:Triple agent
配給:紀伊國屋書店、マーメイドフィルム
劇場公開日:2012年4月21日

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映画レビュー

3.0予習が必要でした

2023年7月29日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

興奮

知的

映画はスパイ活動に
重点を置いたものではなく
その妻の、あくまで
一般人からの視点をとって
描かれています。

家庭内の夫がすでにサスペンスな存在。
妻はどう振舞うのが一番いいのだろうか。

さて、残念ながら
当時のヨーロッパの社会情勢に詳しくないせいで、
共産党だのファシズムだのの
力関係がいまひとつつかめず
完全に理解していません…。
前もって勉強されてから
見たほうがより楽しめると思います。

フランス映画の秘宝というイベントで
日本公開してくれたことに感謝です。
本当に映画関係者の方々のおかげで
世界中の映画を日本で見られる幸せを
噛みしめる。

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こまめぞう

4.0サスペンスとは

2014年2月6日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

難しい

政治を前にしながら、それに耳を傾け、耳をそむけするカタリーナ・ディダスカウ。気づけば彼女に見入っている経験。そして彼女の不安や安堵に触れる経験。そこにこそ、そしてそこだけにサスペンスという体験があるのだと気づかされた映画でした。

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チャーリー

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