海辺のポーリーヌ
劇場公開日 1985年6月22日
解説
エリック・ロメール監督による「喜劇と格言劇」シリーズの第3作。海辺の別荘で6人の男女が織り成す恋愛模様を、思春期の少女ポーリーヌの目を通して描く。15歳の少女ポーリーヌは、年の離れた従姉マリオンと一緒にノルマンディの別荘へバカンスにやって来る。海辺へ出かけた2人は、マリオンの元恋人ピエールと出会う。ピエールは現在もマリオンへの思いを引きずっていたが、マリオンはピエールの知人であるプレイボーイのアンリに恋をしてしまう。一方、ポーリーヌは海辺でウィンドサーフィンをしていた少年シルバンと親しくなるが……。ベルリン国際映画祭で銀熊賞と国際批評家連盟賞を受賞した。
1983年製作/91分/フランス
原題:Pauline a la plage
配給:フランス映画社
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2022年6月25日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
しつこく喋りすぎ、みんな
ビーチ文化
キスしずぎ、めんどくさ
男はスケベ♡これだな!
毎日エリック・ロメール見てたらバカになりそう
やはりNo. 1は『緑の光線』かな
2022年1月4日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
チョー美人の従妹のお姉さんがタイガイな女っぷりwで哀れだった。どんなに美しくてもダメなものはダメらしい。一方、彼女とは対照的に、若い世代のポーリーヌのほうはしっかりしていて心強かった。さすがZ世代!(違う笑)
2021年12月16日
iPhoneアプリから投稿
身勝手な人々が織り成す恋愛喜劇、あるいは悲劇。
都合の悪いことには目を瞑りながら「普遍の愛」なるものを追求するマリオン。愛と性欲の転倒を「女子供にはわからん」と高尚化するアンリ。恋路を踏みつけ自分がそこに座り直すためであれば周囲を顧みない告発劇も厭わないピエール。若さゆえナイーブな感受性を振り回すシルヴァン。若さゆえ純粋潔白こそを愛の史上の条件と信じて疑わないポーリーヌ。
彼らの抱く恋愛観は等しく美しく、そして等しく愚かだ。愛というものは他者とのさまざまな接触や破綻を経験する際に刹那の火花のように閃くものであり、自分の思考の中に完結するそれは狭隘な思い込みに過ぎない。
この映画の中にはさまざまな接触がある。そして破綻がある。そのひとつひとつは単なるカタルシスに過ぎず、我々はそれを見て素朴に笑ったり悲しんだりすればいい。
けれども映画を見終わったあとでそっと後ろを振り返ってみると、そこには大いなる愛の真実のようなものがぼんやりと浮かび上がっている。刹那の火花が残した残像が、ほんの少しではあるが愛の輪郭を描画しているのがわかる。
とはいえ「だったらお前、愛が何だか今すぐ説明してみろよ」などと詰められると答えに窮してしまう。私に言えるのは、それに答えるためには私一人の思考だけでは到底足りない、ということだけだ。
目には見えないが確かにそこにある、そういう気配を感じる物語。
2021年8月28日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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