「紛れもなくウォン・カーウァイ映画」グランド・マスター バラージさんの映画レビュー(感想・評価)
紛れもなくウォン・カーウァイ映画
カンフー映画ではあるがアクション映画ではなく、実在の人物(葉問=イップ・マン)が主人公だが伝記映画ではない。これはまごうかたなきウォン・カーウァイの映画だ。映像の美しさ、女優の美しさ、群像劇的構成、モノローグの多用、成就されぬ愛。すべてが紛れもなくウォン・カーウァイ映画の特徴である。ウォン・カーウァイのファンとして存分に堪能させてもらった。それにしても当時のチャン・ツィイーは三十路になっても変わらず美しかった。そしてもちろん今でも美しい。
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