おおかみこどもの雨と雪のレビュー・感想・評価
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要するによく考えたらお父さんって要らないよね?という話
『サマーウォーズ』の次にこれを作るというのは相当な冒険だったと思います。これといって何にも起こらないので。異形の者が異形であることを隠してひっそり慎ましく暮らす、それだけ。去年の『コクリコ坂から』と同じくらいに静か。それでもここまで重厚で印象的なのは『コクリコ〜』が青春と恋愛を真正面から描きながらまるっきり空虚だったのに対して、こっちはそこから先に横たわる厳しい現実と母性との静かで終わりのない戦いに満ちているという違いかと。
これはお母さん必見映画であると同時にお父さんには物凄くヘビーなお話、平たく言うと「お父さん、要りません」ってことですから。それは我々お父さんが必死で隠蔽してきた事ですが何も今バラさなくても・・・と戦慄しました。
提案している哲学がたくさん
心に残る作品でした
シングルマザーの大変さ
優しく強い「別れ」の物語。
遠くの絶景
韮崎のおじいちゃんが最高だった
何回も見たくなる
昨年DVDで初めて鑑賞しました。自分が親の元を離れ一人暮らしをしている学生という身なので、親と子の大きな愛に自分の家族を連想してしまい、ボロボロと涙が溢れました。
子供が見るより、大人、もしくは大人になりそうな齢の人が見た方が意味を噛みしめられるような気がしました。
子供の雨と雪、成長していく雨と雪、嬉しさとともに切なさがこみ上げる、でも笑顔で送り出す母、ずるいと思います……宮崎あおいさんが声優をしている作品を初めて見たのですが、とても自然でよかったです。音楽も感動を訴えかけてきて、映像も美しく雪原のシーンが一番好きです。
定期的に見て、すっきりしたくなります。細田さんの作品で個人的にダントツです。
違和感があるモノは受け入れない・・・
単純明快、勧善懲悪、奇想天外、そして明快な起承転結。
昨今の映画のほとんどが、こうでないとイケナイ空気に縛られている。
その狭い土俵の上でどれだけ、アタラシイ風の、とか、ミタコトナイ風の、とか、見せ方をするか?
なぜこうなるのか?
違和感があるものは受け入れない。(その違和感をなぜ提示しているか考えない。)
理解不能の作品は駄作・・・。
あえて、それらに抗う作りでエンターテインメントに挑戦!
だって前作、前々作で上記のような作り方で結果は出しているでしょ?
同じような事をやっても縮小再生産、あるいはジブってるとかポニョってると言われるでしょ?
だったら常識破りの作り方でやってやる!
と言わんばかりのチャレンジ作品、結果はこの人気振りに証明されている。
上記の四文字縛りの作り方に沿うと父と母の出会いは1シーン程度に削除して
あるいはナレーションで説明して、
雨と雪のそれぞれの生き方が決まった所で起承転結の承。
そこから転→結とストーリーをうねらせて、大掛かりな見せ場とカタルシス・・・・。
もう見飽きたでしょ?そんな展開。
だったら本作は起承の部分をじっくり描いて観客を唸らせてやろう。
消化不良の人も出てくるだろうが、この二幕をじっくり味わう作品だ。
そして転結である、雨雪花のヒアアフターは観客それぞれの生き方や家族と共に無限に広がっていく。
とオッサンコドモ(私)の勝手な想像。
おじいさんのあからさまに協力はしないが、みんな応援してやろうや、
このヨソ者たちに・・のスタンスが印象的。
おおかみor人間
おおかみおとこと電波女
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