おおかみこどもの雨と雪のレビュー・感想・評価
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花さんの笑顔が怖かった。
地上波放送していたので録画して観ました。
母と子の13年間を描いた物語です。
■花さんの笑顔が逆に怖い
待ち合わせで寒い中かなり待たされて遅れて来た彼に笑顔で対応する花さんを見て、この子・・・ちょっと怖いと思いました。
まぁ狼男と分かって一線を越えるあたり、やっぱり普通の子ではなさそうだよねw
その後も苦難が続きますが、いつも笑顔で対処してて、
いくら父親からの教えとはいえ、ちょっと不気味に感じました。
■トトロをオマージュしてますか?
引っ越し先がまるで『まっくろくろすけ』が出てきそうな山の感じと古民家。
そして雪ちゃんがメイちゃんにしか見えんかったw
■貯金どれだけ貯めこんでた?
田舎に引っ越して仕事するまでの貯金だけで生活していますが、役所の手当もなしに
子供を小学校まで育てるのは相当な金額がかかりますし、
いくらなんでもお父さんの稼ぎではそんなに貯金があるように思えなかったですw
■草平が男前すぎた
転校してきた当初、雪ちゃんにしつこくつきまとって、
なんやねんこいつ!って思ったけど、後半めっちゃ男前な奴だと気づかされる。
この年代の男の子なら狼であることに恐怖を感じるか、からかうか・・
なのに、彼女を受け入れて秘密にしてくれていた。
もう雪ちゃんの彼氏でいいよね。
■花さんは幸せだったのでしょうか?
最終的に1人ぼっちになってしまった花さん。
最後の笑顔を見ると幸せだったかな?
ぃゃ・・花の笑顔は本心が見えにくいのでなんとも・・・。
ほんとは寂しいんじゃないかな。
最後の笑顔はとても複雑な感じがするなぁ。
なんか苦労続きの壮絶な人生だったなぁ・・と思ってしまいました。
雨くんも狼として生きるとしてもさ、時々は顔見せに帰ってたらいいな。
雪ちゃんも夏休みとかには帰ってきてるといいな。
でも立派に子供育てたんだから、きっと花さんは満足していると思います。
親子の絆、子供の成長、子離れ、母の強さ・・・そんなメッセージ性を感じる映画でした。
今更ながら観ました
前にも書いたかもしれませんが『時をかける少女』から『未来のミライ』へ飛んでしまい『竜とそばかすの姫』の鑑賞をきっかけに『サマーウォーズ』とこの『おおかみこどもの雨と雪』を観た細田監督初心者です。
率直によかったです。『未来のミライ』のレビューにも書いた気がしますがお子さんをお持ちの方とそうじゃない方で感じ方が違うんじゃないかと思います、いい意味でも悪い意味でも。
それにしても細田守監督作品は両極端の感想が多くそれだけ期待されている監督さんなんだな〜ってつくづく思います。
これだけ時間を経て作品が色褪せないことに驚きを感じるとともに自分の年齢、世代、立場が変わるごとに観直すとより深く感じられるんじゃないかと思い挑戦してみたくなりました。そのために長生きしなきゃと思う今日この頃です。
映画そのもののレビューになってなくてすみませんが10年近く前にここでの激論をこれまた今更ながら読んで感心した次第です。
好きな映画だけど、お父さんの扱いが、、、
【親離れ・子離れ/道】
小さい頃は人見知りで、親の陰に隠れて、穏やかだけど、あまり人となじめなくて...とか、明るくて活発で...とか、でも、大きくなるに従って、その面影とは正反対の大人になるなんてことは、かなりある気がする。
僕は、それは心が成長しているからってこともあると思う。
子供も自分なりに一所懸命考えているのだ。
時には自己否定もしてみて、自らのありように疑問を持ち、自分のあるべき姿を少しずつ積み重ねるように変化させていくのだ。
そして、大人になり、親離れするのだ。
しかし、冒頭で、面影とは正反対と書いたが、もともとの性格は心の奥底にとどまっていることも多いように思う。
雨の優しさはそのままだったではないか。
雪は、前向きな芯の強さを内に秘めていたではないか。
親の思い通りにならないことも多い。
それは、子供が成長することも要因だ。
だから、親の子離れも必要だ。
日本の田舎のコミュニティの良さや、都会や、学校教育になじめない子供、しかし、異なるものも受け入れられる子供の柔軟性などもモチーフになっているようで、なんか心温まる素敵な作品だと思う。
人の住まう場所も、獣の住まう場所も、バランスして僕達の世界は成り立っているのだ。
そして、大人と子供も変化しながらバランスしているのだ。
中盤までは良かった
母としてたくましく生きる花
ワオーン
南アルプスの水
私は楽しめました
人生の岐路で
狼男を好きなり、新たな命を育んだ女性の覚悟と、その子供達の人生の選択と成長を描いた物語。
花とその子供の雪と雨。性格も生き方も三者三様ですが、それぞれに感情移入しながら魅入ってしまいました。
物語の前半部は花と狼男との出会いから、ある悲劇を乗り越え、子育てに奮闘するまでが描かれています。ここで感じたのは、孤独と母の強さです。
唯一の理解者であり、パートナーであった彼との突然の別れ。新たな命を独りで背負っていかなければならない重み。不安や孤独がひしひしと伝わってきました。
‘この子達をちゃんと育てなければ’そう誓い、立ち上がった彼女にどれほどの覚悟が必要であっただろう。
幼子の‘秘密’を抱えながらの子育ては本当に孤独。子供が怪我や病気をしても誰にも相談できない。都会から田舎への移住。古屋の改修。荒れ地の農耕。どんな困難な壁も独りで登っていく花。この逞しさはどこから来るのだろうか。母になるとはそういう事なのだろうか。
心の中は不安と孤独でいっぱいだったかもしれない。でも、彼女の奮闘ぶりを見ていると、儚げだった女子大生の影は無く、強く逞しく、そして愛情に溢れた一人の女性が輝いています。
後半部は雪と雨の成長が描かれています。
人生は選択の連続。日常の小さな選択から人生に関わる大きな選択まで。人生の岐路にさしかかった二人の姉弟の決断とそれを見守る母の姿が印象的です。
自分を知り、自己受容し、将来を見定める。そこには不安や後悔もありますが、それを繰り返しながら誰もが成長している。そして、どんな選択をしようともそれを受け入れ、見守ってくれる花のような存在がどんなに心強いことか。
人間として生きていく道を選んだ雪。狼として生きていく道を選んだ雨。選ぶ道は別々ですが、親離れ・子離れし、自立・成長していく中に家族の絆を感じました。
おおかみ人間という設定の面白さに尽きる
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