劇場公開日 2012年12月15日

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グッモーエビアン!のレビュー・感想・評価

全38件中、21~38件目を表示

4.0完全に大泉洋。

2016年10月15日
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なんかありきたりだけど大事なことをちゃんと教えてもらった。
大泉洋がはまり役!
心に熱いものがあればダサくてもいいんだな。ロックだな。それが回りまわって心が熱くなりました。
大好きな映画!

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たかまさ

3.0パンク?ロック?

2016年9月12日
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ありがちな話というか、ひねりがないというか、でも明るく後味いいからいっか。

能年ちゃんが出てるとこまでのエピソードのほうが好きだったな。
可愛い♪

ところで、大泉洋の格好はパンクなの?
レゲエの兄ちゃんみたくみえる。

『少年メリケンサック』のほうがパンク魂溢れてるね。

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本まぐろトロ子

4.0大泉洋とパンクバンドのヴォーカル

2016年9月4日
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鑑賞方法:TV地上波

泣ける

笑える

萌える

家族の形とはどうあるべきか?
元伝説のパンクバンドのヴォーカル、ヤグと
17歳で娘を、出産したギターのアキ。
十年振りに帰って来た、ヤグに素直になれず
本心では違うが反抗してしまうハツキ。
とかくこの年齢の娘は難しい。

ピュアで透明感のある多感な15歳を
三吉彩花と能年玲奈が演じています。
二人とも美少女だなあ。
でも一番好きなのは麻生久美子。
様々な役を上手く演じるマルチな女優さん。
今回も明るく能天気なヤグを愛するアキ役を
さりげなくカッコ良く演じている、
何でも妊娠4ヶ月で撮影したとか。
パンクが胎教に良いのか悪いのか、
心配しながらもストーリーは続く。
ギャーギャーうるさい大泉洋はどーでも
いいが(むしろうざい)この3人が織り成す
家族愛の形。
ほっこりして以外な拾い物的な作品。

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としぱぱ

3.5パンク感が薄いけど

2016年2月22日
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鑑賞方法:VOD

笑える

幸せ

ハツキ(三吉彩花)
アキ(麻生久美子)
ヤグ(大泉洋)
ハツキの同級生、トモちゃん(能年玲奈)
ハツキの学校の学年主任(塚地武雅)
ハツキの担任、小川先生(小池栄子)

テーマソングONE OK ROCKですよ!
染谷くん出てますよ!

と思ったら、出てなかった。最後の最後まで「あれ?」とか思いながら観てたけども。出てこなかった...

「BECK」「少年メリケンサック」的な、パンクロック×家族愛×友情って感じの映画。大泉洋、ハマリ役。「アフタースクール」では微妙に賢い役だったから違和感(失礼)だったけど、今回は突き抜けてた。しかも歌上手い。歌手じゃないよね?多才。

麻生久美子、昔バンドをやっていたという設定なのでほとんどパンク感がなかったのは物足りなかった。もっとパンチ効いたキャラでも良かったなぁ。家庭訪問で、フツフツとなりつつ最初ちょっと言い淀んでるのがもどかしかった。

そして娘役の三吉彩花!これあなたのプロモーション映画ですかってくらい可愛かった。綺麗。クールビューティ。思春期の女子っぽく、いい具合にふてぶてしくて不機嫌な表情がナイス。でも中3には見えないかな。もっとうんこでしょ。中3の女子ってさ。

エンディングのワンオクで感動8割増し。それ程でもないのになかなか泣きそうになった。いい歌。ワンオクすき。

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Chisa

3.0これも一時代

2015年12月30日
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鑑賞方法:VOD

青春時代、こんな家族、こんな生き方だってあるよね。

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Kousei

3.5洋ちゃんかわいい

2015年9月16日
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単純になんか楽しそだと思える映画。
あんなお父さんいたら楽しいだろうな。
たまに、良いこと言ってたりして
また観たくなるかも。

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あみゅ

4.5原作読んだけど、映画でも泣きました

2015年6月17日
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こんなの普通はありえないんだけど、
ヤグとはっちゃんの間には間違いなく親子愛7日友情なのか存在していて、
クライマックスで軽く泣きました。
あー、またレンタルしたいな。

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EMI

3.0正直、どうでもいい内容なんだけど、能年ちゃんの可愛さと洋ちゃんのヒ...

2015年5月23日
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正直、どうでもいい内容なんだけど、能年ちゃんの可愛さと洋ちゃんのヒロト風のライブのシーンに不覚にも感動してしまった。

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ぬし

4.0ハッピーちゃん

2015年5月19日
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鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

幸せ

こういう観る人か幸せになれる映画も好き。メインの3人が素晴らしく、ずっとこの家族を見ていたいと思わせる力がある。

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佐ぶ

4.5ありがとうとさよならは言えるときにいわないとだめー

2015年5月17日
Androidアプリから投稿

キャストがすき。良いことたくさんいってたなー。

はじめのテロップが出た時から
この作品のメッセージ性に気づきました。

あなたが生まれた時、
あなたは泣いて
まわりのみんなは笑っていたでしょう。

だから、あなたが死ぬ時は
まわりが泣いて
あなたが笑っているような
人生を送りなさい。

これは、すごい事を美しい詞で
表現されてるなと。

もうひとつ、心に残ったのは

ありがとうとさよならは言えるときにいわないとだめ。

かな。
経験した人でないと言えない言葉。

忘れないでいたいな。

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くり

4.0あなたが生まれたとき、あなたは泣いて、まわりはみんな笑っていたでしょう。だから、あなたが死ぬときは、まわりが泣いて、あなたが笑っているような、そういう人生を歩みなさい。

2015年1月5日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

笑える

幸せ

元パンクバンドのキダリストでシングルマザーのアキとしっかり者の中学生の娘ハツキは、友達のように仲良く暮らしていた。そんなある日、バンドのメンバーで母の恋人だったヤグが、音信不通の海外の旅から突然帰って来て…。

母と娘と、自由人の3人が織り成す、ちょっと変わった家族のような関係。
ハッキリ言って展開はありきたりで読めてしまうけど、笑えて、泣けて、心温まる、ツボを抑えた好編。

突然居なくなり、また突然戻って来たヤグは、ウザい困った奴だけど、一緒に居ると思わず笑みがこぼれて憎めない。
昔はあんなに懐いていたのに、定職にも就かず毎日遊んでいるヤグにイライラ。
そんなヤグをたしなめたりせず、毎日楽しければいい母にもイライラ。
つい、友達に怒りをぶつけてしまう。
つい、母にもキツい事を言ってしまう。
分からなかったのだ。母の愛情、ヤグの優しさ、友達の秘密が…。

確かに普通の家族じゃないかもしれない。でも、普通って?
こんな繋がりもいいな、と思わせてくれる家族の姿。

作品の魅力のほとんどを、キャストでカバー。
麻生久美子と大泉洋は自然体の好演。
特に大泉洋は、イメージそのまんまのハイテンション快演。
実質主人公であるハツキ役の三吉彩花がフレッシュ! セーラー服姿が眩しい〜!
親友役の能年玲奈も、「あまちゃん」でブレイク前でこちらもフレッシュ!

麻生久美子と大泉洋がクライマックスで披露するライブシーンもgood!

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近大

4.5ロックにほっこり!!!

2014年2月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

笑える

楽しい

ロックを中心に話がすすむのにその外側には家族の愛だったり葛藤だったりが渦巻いていて見事な融合だと思う。笑えるのに泣ける。

そしてこれぞ家族!という感じです。
大泉洋さんと麻生久美子さんのW主演も、三吉彩花さんも役にぴったりで本当に良かった。
この3人はまたどこかで共演して欲しいなと思うほどでした(笑)。

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いか

3.5ライブシーンは特上

2014年2月3日
PCから投稿

楽しい

幸せ

それ以外は普通。

音楽映画ってライブシーンの出来によって、評価が変わると思うんですよねー。
この映画のライブシーンは、本物のライブを見ているようでとても良かったです。某デスメタル映画とかはエキストラの動きやカメラワークで冷めちゃったんで……
エキストラの動きもいい感じ音楽もかっこいい、ってんなら文句の付け所はないです。

脚本に文句を言うなら、家から娘が飛び出したシーン。
チョイスは「探してくる!」じゃなくて「追いかけてくる!」でしょう。
家から飛び出してすぐで「探してくる」というのは不自然な感じ。

ストーリーはハートウォーミングな感じでいいと思います。
まあパンチはなかったけど。

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いずる

3.5さすが大泉洋!

2014年1月18日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

笑える

楽しい

かみさんが面白そうだと言ったので録っておいたのを見ました。ハートウォーミングな話でなかなか見ごたえのある映画でした。

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もん吉

2.0「こっこいい生き方だろー」の押し売り!

2013年10月12日
iPhoneアプリから投稿

単純

こいつらカッコイイ生き方してるぜー。的な感じがわざとらしくて押し付けがましい。なので全然かっこよくない生き方をしている人達の話だなー、と思ってしまったのでもう見てられない感じでした。
とくに大泉さんと麻生さんは配役ミスだと思いました。でも2人とも好きな俳優さんなんですけどね。

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comicshibuichi

4.0言えるときに言わないと。

2013年9月10日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

今のご時世、娘をいい学校にやって「人並み」の人生を送らせてあげようとするだけでも相当に難儀であり、「つまらん」の一言で片づけられちゃかなわん!という気もしますが、そこは「人並み」にこだわりすぎることはやっぱり「つまらん」ことだとも思うし、普段いい加減な奴がたまに真面目なことをやるとすっかり評価が上がったりするのは、普段から真面目が当たり前で生きてる人にとってはちょっとうらやましくもズルい気もするわけで…。

いかん、これ映画のレビューだった。

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がらだま

4.0現実と向き合った左よりの映画

2013年1月1日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

楽しい

70年代的なアナーキーであり、リベラルな価値観を土台とした映画。
この手の映画は、自由や反権威を無責任に持ち上げ、ハチャメチャな物が多い気がするが、この映画は、現実に向き合っている。
印象的なシーンは、主人公の母親が、家庭訪問に来た教師とのやりとりで、就職を進路に決めた娘の事を教師から言われた事に対し、「そんな人生はつまらん」と言い放つのだが、自分は自由に生きてるのだ羨ましいんだろ的な、どや顔でなく、実は自分の生き方は、娘に取って間違った影響を与えているのではないか?と言う迷いを明らかに含んだ言い方なのだ。
そんな母親に反発心を感じる娘は娘で、ジャガイモのくだりで、非常識なヤグの方が、全然、周辺の人間に支えられてる事への感謝と敬意に満ちている事に気づかされる。
普通ではない母親なりの人生の覚悟や愛を知り、自分達にしかない家族の形に回帰する娘の心理描写は素晴らしかった。
アメリカンニューシネマは、タクシードライバーで、現実と向き合い終焉したが、それに似たにおいを感じた。

しかしヤグのボーカルはヒロトそっくりである(笑)

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アンチェイン

3.0何気ない家族ネタをここまで引っ張って感動ドラマに料理してしまう山本監督の手腕はなかなかのものだと思います。

2012年12月31日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 見た目のちゃらちゃらした雰囲気と違って、けっこう家族の絆に感動してしまったのが本作です。原作は、吉川トリコ原作の同名コミック。
 毎日をおもしろおかしく過ごす元パンクロッカーの母・アキ(麻生)としっかり者の娘・ハツキ(三吉)、そこに突然転がり込んできたバンドの元メンバーで、長年アキに思いを寄せ続けるヤグ(大泉)の3人が、葛藤しながらも様々な問題を乗り越えて家族の絆を深めていく姿を描き出すという物語です。

 アキとハツキは母子で仲良く名古屋で暮らしていました。17歳でアキを産んだとき、父親はDVで出産前に別れてしまい、母の細腕一つで育てたのに、アキは屈託無く成長していったのです。
 そんなある日、約2年間、海外放浪の旅をしていたヤグが突然帰国。アパートで2年ぶりの共同生活が始まったのでした。
 実は、ヤグとは学生時代からのバンド仲間。15歳の時、自分が父親ではないハツキを身ごもっていたアキに結婚を申し込み、家族同様に暮らしてきたのでした。ヤグはハツキとアキに愛情を注ぎ、アキはヤグを面白がることで、まるで本当の家族のような関係が成立していたのです。ヤグは自分の言動を何でもロックッンロールで説明づけてしまうけど、そんな単純なものでなさそうです。実際にヤグとアキの関係は、単なる男女の関係を超えた、同志的な連帯感を強く感じられました。血のつながり以上の絆が、3人を強く結びつけていたのです。
 ところが、放浪から戻っても相変わらず自由奔放な性格のヤグと、働きもしない彼を明るく笑い飛ばすアキの2人を、ハツキは許せず、イラついてしまうのですね。非常識な大人に囲まれて育ったハツキは、年頃に似合わず常識を重んじるしっかり者に育っていました。反面教師のごとく振る舞う大人たちを見て、ついついだめ出しをして反抗してしまうという気持ちはわかります。ただそこには、父親を知らずに育ったハツキに断りもなく置き去りにして、勝手に放送の旅に出かけれてしまったヤグへの、甘えたかった気持ちも込められていたのではないでしょうか。

 ここで解説すると、大泉洋が演じるヤグは何事もテンション高めのウザイ存在なんですね。観客が見ても生理的な不快感を禁じ得なくなるのは、ハツキの視点でヤグを観察しているからなんです。ハツキは親友のトモにヤグの言動をいちいち報告します。その関心の高さをを察すると、ホントはハツキはヤグに愛されたいんだという気持ちがバレバレなんですね。ハツキというフィルターを通してヤグを描くところが演出としての巧みさを感じました。

 そんな中、ハツキの親友トモがハツキとけんかしたまま転校してしまいます。自分がヤグにカリカリしていたばかりに親友の大事な転校の打ち明け話を聞いてあげられなかったことにショックを隠せないハツキでした。後悔するハツキの気持ちがこもっていて、なかなか心の迫ってくるいいシーンでした。

 ある日担任が当然家庭訪問に訪れてアキに、ハツキが進学しないつもりだと伝えます。担任は進学を熱心に勧めるものの、アキはきっぱりと大人が決めたレールを行くのではなく、自分の将来は自分で決めるべきだと言ってのけるのです。

 そんな親心を露とも知らないハツキは、自分のことなんかよりもヤグに向いているんだ。自分は邪魔存在なんだとアキに対して反抗心を募らせます。その言葉を耳にしたヤグがあり得ない行動に出るのです。アキをなじった言葉に切れたヤグは、ハツキをビンタに。傷ついたハツキは家を飛び出してしまいます。でもね、きっとハツキはヤグに父親としての存在感を感じてしまったことでしょう。

 ハツキを探し出したアキは自分とヤグの過去を話すことに。そしてハツキの名付け親がヤグだったことも明かします。それは親としてというより人生の先輩としての愛情がこもっていてグッときました。
 劇中では語られなかったのだけど、たぶんハツキは片親で育ったことがコンプレックスに感じていたことでしょう。自分の孤独を誰にも言えず心の奥にしまい込んでいたのではないでしょうか。サヨナラも言えなかった親友トモやアキやヤグの思いを知ったハツキは、愛されていなのではなく、いつも大きな愛に包まれていたことを悟るのですね。これはとても大切なことです。心の中のコンプレックスを退治するのには、競争に勝つことではなく、愛されている感覚なんですね。人はチョットしたことで、重要な人から愛されていないという錯覚を持ちがちです。でもどんなに孤独な人でも誰かに愛されてきたからこそ、今があるはずなんですね。愛されいたことに気付けば、コンプレックスが吹き飛んで、本来にやりたかった目標に向けて、心の主力エンジンが点火されることでしょう。
 そんな精神面で成長するハツキの気づきに感動しました。でも、結局ヤグは変わらないまま(^^ゞこんなことでいいのかなと思っていると、納得のラストシーンが用意されていましたのです。ラストでヤグの伝説のバンドが復活して、かっこいいところをハツキに見せ付けるのですね。

 とにかくヤグに没入して弾けまくった大泉洋はもう雰囲気ぴったり!そして、ライブシーンも実にそれぽっく演じていて、散々頼りなさそうな姿を見せ付けたヤグのイメチェンぶりが素晴らしいのです。意外や意外で麻生久美子もギターを猛練習した結果、なかなかクールに弾きこなして、様になっていました。この時、麻生は妊娠していたとかで、母親としての優しさも滲み出ていたと思います。

 特筆したいのはハツキを演じた三吉彩花。多感なハツキの気持ちを繊細な演技でよく演じていました。またカメオ出演ながらフリーマーケットの店番役でさりげなく登場する土屋アンナが抜群の存在感を放っていたのです。

 麻生と大泉と三吉が本当の家族のようにはまっていて、見ているだけでハートウォームになってくる作品でした。何気ない家族ネタをここまで引っ張って感動ドラマに料理してしまう山本監督の手腕はなかなかのものだと思います。

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流山の小地蔵