サニー 永遠の仲間たちのレビュー・感想・評価
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見逃さなくて良かった!
とても面白かったです。
シネパスで観賞しました。
韓国作品は苦手で、正直期待していなかったのですが、あまりのハイクオリティに驚きました。
反省します。
偏見は駄目ですね。
総じて欠点の見当たらない傑作です。
夢見てた学生時代と現在とのギャップ…目新しい題材ではないのですが、とにかく作り手のこだわりが上手い!
誰しもが、一度は経験した学生時代のあの感覚。
楽しくもどこか儚い日常…
淡い色彩の甘酸っぱい光景…
輝いているクラスメイトに憧れを抱いたほろ苦い記憶…
懐かしさと気恥ずかしさに酔いしれますねぇ♪
青春の謳歌を、圧倒的な再現力で描いており、見ているだけで笑みがこぼれます。
国は違えども、ノスタルジアを持つ想いは同じなのですね。
(地味メガネちゃんDJの変貌は、どストライクでツボに入りました)
大人子役の配役が似ていたり、現在過去の切り替わりがシームレスであったり、悩みが巡り合わせていたり、随所にあるこだわりが、作品の魅力を一層引き立てます。
劇中、大規模な闘争場面はありますが、ソフトなので血生臭い描写が苦手な私でも大丈夫でした。
むしろ、笑いと感動とカッコ良さを兼ね備えたベストシーンだと思っています。
女番長?として、強力なリ―ダーシップを発揮する展開は新鮮でした。
音楽の使い方も良かったです。
映画『ラ・ブ―ム』のオマージュは素晴らしく、少女の可憐な仕草を自然にとらえておりました。
最後の終わり方いいですねぇ♪
『言葉は不要』ってのがピッタリです。
手紙は蛇足かも…
好きな要素をごちゃ混ぜにして、マイベスト映画を作れるとしたら、この作品に近い気がします。
私は、何度見ても楽しめます。
ふと旧友に再会したくなった方にオススメです。
アラフォーならハマる
同世代の主人公、懐かしい音楽80年代の頃を思いだして楽しかったー
自分を主役にした人生を取り戻す。本当に共感してしまう( ^ω^ )
泣けるし、笑えるし、懐かしいし、観ている間、夢中になり国が違うのに全く違和感がなく自分の事のようにハマってしまった!
もう一度みようかな…
アラフォーのツボを突いた演出の数々
「怪しい彼女」が面白かったので、同じシム・ウンギョン主演のこの作品を借りて観た。
シンディー・ローパー、「ラ・ブーム」、韓国の民主化運動、「ロッキーⅣ」など80年代に青春を過ごした世代には懐かしい思い出が蘇る。
映画は過去と現在を行きつ戻りつする。しかし、そのつなぎ目となる部分の演出が上手く、まったくストレスを感じないまま登場人物の時間旅行に付き合える。登場人物の持ち物、動線、視線、身体の向きを非常に自然に次のシーンへと繋げている。
過去を振り返る話には、その過去を引きずっているものと、忘れかけていた過去へさかのぼっていくものがある。この作品は後者である。たとえ現在の境遇が恵まれていなくても、記憶をたどって会いに行きたくなる人々の思い出があれば、人生は捨てたものではない。逆に何不自由のない生活を送っていても、死を目の前にして求めることは、輝いていた過去をもう一度体験すること。そうした過去を持っていることの幸せが良く伝わってくる。
ちょっと行き過ぎた演出もあるが、笑いでひきつけてほろりとさせる。しかし、消化不良気味の終わり方。結局問題解決の方法がお金だっということ。そして、一番かわいいスジが、事件の後どこでどうしていたのかは映画では明らかにされなかったこと。元気そうな顔を見せに来てくれた。それだけで十分なのはもちろん分かるが、スジのドラマを語って欲しかった。
いくつになってもあの頃の私がいる
学生時代の友達ってこういうものでしょう~!
と、ストレートに共感することの出来る作品。
私は女子高だったのでこの明け透けない感じのノリはわからなくなかったです(笑)
大人になって、苦味も辛味も知って、色んなことと折り合いつけて生きている彼女たちの日常が、ある一つのことをきっかけとし動き出します。そして、忘れていた過去の自分と対話をし、もう一度向き合った時、気づき心に射す陽光が見えてくる。。
年を重ねても 好きなこと(もの)は変わらず、そこにある ということなのだと思いました。遺影の前で、懐かしいポップナンバー♪に乗って、晴れやかに踊る彼女たちが最高にきまっていました!
【 追記 2021.7 】
8年振りの再鑑賞は、中盤から最後まで鼻の奧がツンツンして、涙が込み上げてくること度々。ラスト間際のダンスはやはり最高でした ( ; _ ; )
前回よりも☆⤴︎⤴︎の理由は、やはり自身が歳をとり、8年間の間には母の死や従兄弟の死、身近な人達との別れを経験した事が関係しているのは確かです。
思い出は、より思い出となり、輝きを増し、大切なものが一つ又一つ去っていく、別離の必然を理解したからこそ、わかることもありますね。 私にもSUNNYと呼べるようなキラキラした宝物のような時間があの時や、この時や、確かにあったということを自覚できるのは大概、未来の自分なのかなと。 だったら、今を、大切に生きなければね。
大切に思うことを、大切な人達を、そして素直に自分に向き合うことを。そんな気持ちにさせてくれた、この映画に感謝です。日本版SUNNYを観るにあたっての再鑑賞ではありましたが、予想以上の満足度、おすすめしたいです🎞
良い映画としか言いようが無い
ふと見つけて観てしまったら・・・・
引き込まれてしまったではありませんか!!
いつも思ってしまう。なぜこれが日本でできないのか・・・・
ハリウッドライクではあるが、韓国映画の味も十分。
女性の友情を描いたものは少ないと思いますが、上手くできた映画です。
エンドロールは少し趣味に合いませんでしたが。寂しいです。
素晴らしい友情
この映画の登場人物と恐らくタメ年の現在43歳であるため、尋常ならざる気分で見た。しかし自分にはあのように一緒にケンカしたり踊ったりした友達なんかいなくて、薄く一緒に釣りに行ったり完成したプラモを見せ合ったり、映画を見に行った友達がいたくらいだった。部活の友達ともすっかり疎遠になってしまった。
しかし映画の中の彼女らも、当時ほんの一瞬友情を築いたきり、それ以降は現在まで没交渉であったので、彼女たちが特別熱い友情で結ばれていたわけではなく、誰にでも当てはまる物語を描いていた。友情とは一体なんだろうという問いに対する答えが見つかるような素晴らしい映画だった。
MTV世代直撃の映画ではあるのだが、当時のMTVヒット曲は一切掛からず、タイムアフタータイムも別バージョンで、韓国のヒット曲は馴染みがなく、タイトルのsunnyは当時でも懐メロで、同世代だからと言っても音楽を共有する感覚はなかった。
86年当時のダサすぎる服装が一点の曇りもなくダサく再現されていてすばらしかった。当時の目線になりきって描いているのだろう。86年の描写なのに字幕で「プチ整形」という最近の用語が使われているのは、字幕スタッフもっとちゃんとして欲しかった。
実際、韓国とはいえ女子高生があんな暴力を振るうのはいくらなんでもファンタジーではないかと思うのだが、韓国の動画でいじめの場面が度を越えて激しいのを思い返すとあながちファンタジーとも言い切れないような気もする。
まだ見てない人、この映画は古い友達とぜひ一緒に見に行ってください!
15年後にもう一度観たいです!
学生時代の友達との思い出と
主婦としての現在の生活とのギャップが
ときにはシビアに、ときには笑いを交えつつえがかれています。
韓国の作品っぽい独特のオーバーさや
ファンタジー感(?)があまりないので
自然に話を受け入れられて楽しめました。
主人公は私より15歳くらい年上ですが、
共感できる要素がたくさんあります。
根本的だけど忘れてしまいがちな
友達の大切さに気づかせられる、心が暖まる作品です。
主人公の年齢くらいになったら、
友達と一緒に観てみたいなぁ。。
7人の笑顔が心に残ります
病気がきっかけにはなっていますが、そのことで暗くなるどころか、
80’ポップスの数々&懐かしい仲間&ユーモアに包まれ、
昔と同じように輝きはじめる 彼女たちの笑顔が心に残りました。
高校時代&42歳の現在が交互に描かれていますが、
丁寧に分かり易く創られているため、混乱することもなく、
また、どちらの時代を演じる女優さんも、不思議なくらい違和感を感じません。
冒頭の病室シーン、韓流TVドラマを見ているおばさまたちの反応が、
私たちが感じているのと ほぼ同じ方向性なのに、過激度が若干違います。
全てにおいて、そういったベタでストレートな韓流らしさが散りばめられ、
作り込んだワザとらしさも それなりに見受けられるものの、
割合すんなりと受け入れてしまえる魅力もあり、
クチコミも納得の地味目な作品だとは思うのですが、
コミカルさの中にも しみじみとした懐かしさ&温もりetc.を
笑顔で楽しめる良質な作品だと思います。
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