サニー 永遠の仲間たちのレビュー・感想・評価
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なつかしいなあ、高校時代
同じ頃に生まれてもそれぞれの生き方は違いこの世にいれる時間も違う。
死ぬとわかったときに何をしておきたいか?
チュナは人生の一番楽しいときに戻りたかったのだろうか?
時を戻せてもみんな同じような感情でその時に戻れるとは限らない。
人生色々あるから。
病で死ぬ場合は死ぬまでの時期がわかるが事故で死ぬ場合はその願いすら叶わない。
そういう意味では最後にみんなに会えて幸せな最後になったかも知れない。
そして、チュナのことはみんなの心の中に残り、みんなが会う度によみがえるのだろう。年老いることなく。
一人一人性格も違うし卒業後の人生も違うから同窓会に参加する人の同窓会に対する期待もそれぞれ違うだろうし参加しない選択肢もあるけれど参加することで新しい発見があることも知って欲しいと感じさせてくれた映画でした。
エンディングのデッサンはいつまでも見ていられ余韻に浸ることができた。
高校時代、結構、馬鹿やってたけれどあの時のみんなが集まればまた、馬鹿やれるだろうか?
自分自身は大して成長してないんですけど。
青春は人それぞれだとは思うけど
青春映画、というジャンルにとって外せないのは「懐かしい」という感覚だと思う。狭い人間関係の中で展開する「青春映画」を、爽やかな後味で楽しむ為の必須スパイス。
振り返ってみれば、「青春映画」とされる作品の中で最高だ!と思えるのは基本的に「みんなで頑張る系」の部活ものが多い。
それはきっと自分の青春とクロスオーバーする部分が「みんなで頑張る」のところにあるからだ。部活でも体育祭でもバイトでも良い。何かに一所懸命だった、悔しさや喜びを分かち合った、思い返せば輝いていた時代感こそが青春の肝なのだと、真面目にそう思っている。
で、「サニー 永遠の仲間たち」である。
ジャンル的に確実に青春映画だと思うのだが、全く懐かしさを感じない。
笑える部分はある。でも泣くほどの感動は味わえないし、自分とクロスオーバーする部分もない。
あんまり「輝いていた時代」感もないしね。
最近の映画にしては「母でも妻でもない、私」というテーマの掘り下げもなく、これで楽しめと言われても苦笑いしかない。
「Time after time」から始まるオープニングや、エンディングに使われる「Sunny」、デモ隊の背景に「ロッキー4」の看板など、ベタな演出は割と好きだが、イマイチ感情が乗ってこないんだからしょうがない。
ちょっと擁護すると、私よりさらに年代が上の、全共闘時代の方は社会情勢とかファッションとか、通じるものがあって楽しめそうではある。
日本版が評判も良く、興味が出て観ようとしていた矢先に観た、さらに評判の良い韓国版だっただけに残念だ。
日本版は…もうちょっと後回しにしようかな、と思ってしまった。
偶然再会した親友は余命2ヶ月。 きたきた、また定番の泣かせ感動系か...
偶然再会した親友は余命2ヶ月。
きたきた、また定番の泣かせ感動系か、と思った。まさか、ここから笑わせに来るとは(笑)本作、そこが秀逸。
女性、特に中年女性は間違いなく楽しめる。かけがえのない青春、友情。若い頃と現在で誰が誰か何人か分かりにくいのが難点(笑)
やっぱり美少女スジがいいなぁ。最後の最後までじれったい。そして…ちょっと違う!なんだこの人の特別扱い、忖度、大女優なのか?ちょこっと減点(笑笑)
同窓会欠席女が行きたくなった!
日本でリメイクされるくらいだから、おもしろいんだろなとは思ってたけど、想像以上!
女子高生らしくない、かなりぶっ飛び〜な設定の数々で驚き。言葉使いの悪さ、敵対するチームとの抗争、暴力、シンナーなどなど。
日本ならこういうのいかにも「不良」がやるけど、普通の元気な女子高生たち!
ちなみに、援交やカツアゲなどはしない。
高校時代の仲良し7人組(サニー)のリーダー(ソラ)と病院で25年ぶりの再会した主人公のソラ。
ソラは裕福な夫と反抗期の娘と幸せに暮らしていたけど、どこか物足りない日々。
ソラが余命わずかと知り、友人たちを探すように頼まれる。
25年で友人たちの人生も様々。ソラのために再集結出来るのか?友情を再び取り戻す事が出来るのか?が見どころ。
高校時代と42歳の現在とが交錯して全く飽きない。
7人のうち3人はキャラクターが一致しないのが惜しいけど、みんな個性豊か。
見つけ方も今まで観たことない方法で爆笑!
高校時代のクソ女どもが42歳になって当時に戻れるのかと思うけど、友達と一緒だと高校生の自分が帰って来るんだよね〜。いい歳して一緒にバカやって。
嬉しくて楽しくて感動したよ!!
大人になるにつれて、常識や人生の厳しさにガチガチになってどんどん自分がなくなっていく気がする。
学生時代の友人に会いたくないと思ってたけど、会って過去に戻りたくなる映画でした。
生活文化がわかってこそ映画は共感できる
「強い気持ち・強い愛」を前日に観ての、原作。
基本、お話は一緒。年代がちと違うらしい。何より違うのは、韓国という国でのお話ってこと。やはり、ライフスタイルや文化、国民性やファッション、音楽、その他諸々が観る人とくんずほぐれつしてこそ、イイ作品になるのだと思っている。だから邦画を観る。だからハリウッドチューンされてる映画は苦手なのだ。
んで本作。普通に楽しめたけど、地域による差別や軍隊、過去の独裁とか、やっぱりすんなりは入ってこない。考えちゃう。これは韓国の人が喜ぶとための映画だと思う。当たり前のことです。韓国映画だもの。
この映画の面白さをお裾分けしてもらうべく、大根仁がメガホンをとったと捉えよう。韓国のサニーも日本のサニーも、みんな幸せになるといいよ。
女子の青春物語。 日本だと、女子の青春=恋愛で語られがちだけと、コ...
女子の青春物語。
日本だと、女子の青春=恋愛で語られがちだけと、コレは、女子の友情の、尊い物語。
女の子だって、色々あって大人になっている。
ワチャワチャ
もうちょっと年をとったら感動できるのかな。
僕には女性同士のワチャワチャってちょっと分からないんだけど、
そんなに仲良かったのに大学時代とかに連絡とってないの?とか
そんな大事な思い出を「いま思い出した」みたいな演出しちゃうの?とか
ちょっと映画の都合っていうのを最後まで意識させられてしまった。
邦画のSUNNYを先に観ましたが
元の韓国の映画も、良かったです❕
荒んだ気持ちから、輝きを取り戻して行く姿、かけがえのない存在を感じ取りました✨女性の友情は素晴らしく、自分の中に
生き続けていることを実感しました✨
【”高校時代の夢叶わずとも、親友は一生の宝。”全斗煥大統領の軍事政権時代を背景に、高校時代親友だった7人の女性達の姿を、現在との対比で描き出す。シム・ウンギョンの現在の活躍振りが納得の作品でもある。】
ー 大根仁監督の「SUNNY 強い気持ち、強い愛」は、劇場で鑑賞した。面白かったし、泣けた。そして、恥ずかしながらパンフレットで、リメイク作品と知り、”本家”の存在を知った。
それから、2年半。漸く、”本家”を鑑賞した。ー
■感想(大根仁監督作品との対比も含めて)
・キャラクター設定(高校生パート、現代パート)が、大根仁監督作品とほぼ同じで(当たり前である。が、大根監督の今作へのリスペクト度合いが分かる。もっと、改編していると思ったから・・。)少し驚きつつも、矢張り面白いし、泣ける。
・時代設定が、大根仁監督作品が1990年代の”コギャル”に焦点を当てていたのに対し、本家は1980年代に設定してあり、流れる音楽も、シンディローパーの”タイムアフタータイム”から”ハイスクールはダンステリア”と言う彼女の代表曲で彩られ、最も違うのは、ボニーMの「SUNNY」が2度流れる事。特にラストのシーンでの「SUNNY」は、実に効果的である。
・全斗煥大統領の軍事政権に対する学生運動も、随所で描かれているがメインではなく、あくまで韓国女子高生7人の熱き友情が、大人になってもしっかりと繋がれている点にフォーカスしている点も、ブレが無くて良い。
・主役の高校生時代の、イム・ナミを演じたシム・ウンギョンは矢張り素晴らしく(大根監督作では広瀬すずさんだった。)、現在の活躍振りが納得出来る。
他の俳優さんも、皆、良い。大根監督作でも、高校生パートと現代パートの女優さんのキャスティングに驚いたが、今作も当然、良い。
特に印象に残ったのは、SUNNYのメンバーではなく、シンナーに溺れたイ・サンミを演じたチョン・ユヒさんである。あの狂気の顔は凄かった・・。
<大根監督作品を面白く観たものとして、今作は劇場の大画面で観たかった・・。
多数のリメイクが製作される理由が良く分かる、瑕疵のないストーリー展開と、多くの印象的なシーン・・。
そして、ラストの社会人として社長にまで上り詰めたハ・チュナの葬儀での、現在のSUNNYのメンバーの境遇を見据えた粋な遺言とその後の、ボニーMのキラーチューン「SUNNY」が流れる中での大人になったSUNNYたちのダンスシーンは、沁みました・・。>
日常生活から青春を取り戻す女性賛歌の青春映画
女性たちの青春映画。中盤のドタバタに中だるみを感じましたが、終盤がこころを打ちます。自分の学生時代の馬鹿さ加減を思い出すのと、その馬鹿さ加減が何よりも大切な思い出なんだと、そこにいる仲間がかけがえのないものなんだと気づかせてくれる映画。「新聞記者」のシム・ウンギョンが可愛くていい演技をしています。
リメイクによってむしろあがる株
知らなかったがカンヒョンチョルはスウィングキッズの監督でもある。
寡作だが完全主義で、興行も批評も手堅い。
2011年の本作は大ヒットし各国でリメイクされた。
wikiによれば香港、ベトナム、日本、インドネシア、アメリカ──のリメイクがある、または予定されているそうだ。
日本の大根仁監督版(2018)も見たが、カンヒョンチョル版には及ばない。
スタープレイヤー共演の話題性で、なんとか体裁を保っているけれど、本作(2011)から、妥当な冷却期間がなければリメイクできなかった──と思われた。
切実さがまるで違う。
映画は笑いの合間に、おびただしいほどのペーソスをもっている。
癌に冒され痛みに絶叫するチュナ。
貧困と悪姑に隷属するクムオク。
業績の悪い保険外交員のチャンミ。
場末の娼婦に身を落としたポッキ。
整形を繰り返し貢ぎ女に零落したジニ。
行方不明のスジ。
いちおうの安寧な暮らしを手に入れたのはナミだけである。
たのしかった青春時代から、散り散りになり、現実世界の辛酸をなめるサニーたち。──その切実さ。
このようにリアルな悲哀と笑いを共存させているドラマは、日本映画では殆ど見ることができない。
悲劇へ振ったら悲劇的、喜劇へ振ったら喜劇的なのであって、概して日本の演出家は悲喜を駆け巡ることができない。
その演出上の巧拙の格差を、リメイクによって感じ取らない──わけにはいかない。
ちなみにオリジナルのサニーは7人を描き分けている。
──和製リメイクでは人数を削いでいた。
80年代、全斗煥の韓国、民主化闘争に明け暮れる時代が持っている「蛮」が、さらにその切実さを裏付けている。
もともとギラギラした映画だった。
どだいコギャルから成長した日本版のサニーとは比べようもない緊迫があるのは当然だった。シンナーで恍惚となっているサンミ(チョンウヒ)も迫真だった。
理想と現実、シリアスなドラマと軽妙な笑い、自在なカメラワーク、濃く確かなキャラクタライズ。
回想から現在へ、現在から回想へ切り替わる変換のあざやかさ。
124分の長尺をいっきに見せる演出力。
見直して、なるほどスウィングキッズの監督だと再確認できた。
ボニーM
少し壊れた踊り。イタイのは若気の至り。無理をしているが分かる。しかし躊躇ない。将来への自分へのメッセージ。あてずっぽうで脈絡もない自分の夢。何も持っていない、何も捉えきれていない。目一杯、毎日を受けとめる普通の女の子がそこにある。その純真さをシムウンギョンは見事なバランスで演じる。バカではない。尋常ならざる才覚があるわけではない。それが良い。高校生でこの設定は少し幼さが過ぎるようにも感じたが。
80年代リバイバルはどこの世界でもイタイが、韓国版は輪をかける。
心のストレッチには最適な作品だと思います。
そういえば、三十数年前まで韓国は軍事政権だったのですね。日本で言えば、昭和の終わり頃、バブル前夜といったあたりまでになるのかな。
今も徴兵制があるので、割と普通に日常会話の中で、『今度、兵役に就くことになった』とか『俺は免除されてるんだ』などという会話が成り立つというのが、隣の国のこととして、なかなかうまく実感できません。
でも、ちゃんと青春時代があって良かった❗️
世の中のことなんて何も考えたこともないような頃の自分からのビデオレター。
素直に泣かされました。
前に向かって生きるだけだと、正直疲れます。
たまには過去の自分を振り返ることも大事だと今更ながら思い出させてくれました。
外出自粛が続き、部屋の中でストレッチなどしてますが、この映画は心のストレッチに大変効果を発揮すると思います。
本当に韓国映画はお顔がよい
韓国映画を観るたび思います
お顔が良いと
美醜の問題ではありません
お顔選びのセンスがよい
見映え重視でなく
物語に必要なお顔を配しているようにおもいます
なんだかそこにストーリーの深みを増す
スパイスがあるように思います
物語では何度も胸を打たれ、
美しい友情に涙しました
現在と過去の場面転換は
とてもスムーズで感心ました
この映画、もっと早く知りたかった!
この映画とパク・チャヌクものから韓国映画にハマり始めた気がする。ストーリーは元より、昔と今が交差する映像や音楽の挟み込みがあまりに秀逸!当時の空気としてさりげなく民主化運動などの影の部分も入れているのが日本版の単なる懐かしモノと大きな差。入院患者がテレビドラマの新展開を観て怒りだすシーンは「ああ韓国でもそう思ってるのか」と親しみ感増大。ただ主人公の今と昔が違いすぎかな。今を演じた女優さんはとても美しいがあまり活躍されていないようで残念。
女性の連帯と自立
所謂ありがちな友情ものであると同時に、女性の地位が未だに低い韓国女性の生きづらさ、女性の連帯、女性の自立を描いていたので、非常に今っぽさを感じました。韓国の作品で女性の友情ものを鑑賞したのが初めてだったのですが、「サニー」の前と後では女性の描写が変わった気がします。「お嬢さん」もそうかもしれないと思いました。
期待していたんですが。
昭和のテレビドラマ風(今もさほど変わってませんが....)。
お涙ちょうだいに都合良い展開。
それでもユーモラスで光る場面もたくさんあったのに
ラストがとんでもなく残念。
くどい。
韓国映画は構成がしっかりしてて好き作品も多く、
評価の高いこの作品も期待していたのですが。
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