劇場公開日 2012年4月7日

  • 予告編を見る

別離(2011)のレビュー・感想・評価

全38件中、1~20件目を表示

4.0【”或る中流夫婦の別離が惹き起こした数々の悲劇。”今作は、イランの社会事情を基に、イラン人の信仰心と身分が違う二組の夫婦の夫々の嘘により惹き起こされた悲劇を描いたヒューマン映画である。】

2024年7月23日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

難しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 2件)
NOBU

4.0出来の良いドキュメンタリーを見ているような感じ。

2024年6月2日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

怖い

難しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
Yohi

5.0大事件ではないが素晴らしい人間ドラマ

2023年7月25日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

難しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
こまめぞう

4.0アルツハイマー爺ちゃんが置いてけぼり・・・

2022年4月15日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

 外国に憧れる妻は離婚を申し立てるが、夫にはアルツハイマーの父親がいるため外国には行けない。という離婚申し立てのオープニング。とりあえず家を出て行った妻のサミンだったが夫ナデルは戻ってくると信じて、サミンの紹介による家政婦を雇う。ところが、妊娠していた家政婦ラジエーは仕事が辛いと辞めたいと申し出をするが、次の日も辛さを隠しつつ父親の介護をする。

 仕事中、ある用事で家を空けたラジエーはナデルの父親ベッドに縛り付けたことが原因で死にかけてしまう。おまけに泥棒扱いをして家を追い出そうとするが、その時事故が起こった。ラジエーが流産となり病院へと送られたのだ。ラジエーの夫ホッジャトはナデルを訴え、判事は殺人罪をも念頭に関係者を取り調べるのだった。妊娠をナデルが知っていたかどうかが争点となり、サミンは独自に示談交渉に持ち込もうと動く。

 心理サスペンスとしても見事なストーリー。当事者同士の嘘や家族の疑心暗鬼の眼差しが見事に交錯し、根底には神の存在があり、法廷での真実を見つめているのだ。全て神様に決めてもらいたいように思えてくるし、両家族の娘たちの目が親たちを鋭く突いてくる。当事者の話し合いによる解決が理想的だとも取れるが、どこかに遺恨を残してしまう可能性だってある。イスラム世界だけの構図ではなく、国同士の関係にも通ずる普遍性も感じられるのです。

 結末を見ると何故かホッとした。もし、ちょっと押しただけで殺人罪が問われるのなら、妊婦さんのみならず、お年寄りなど社会的弱者にさえ近づけなくなるよなぁ・・・

コメントする (0件)
共感した! 2件)
kossy

4.0アイコンタクト

2022年3月20日
iPhoneアプリから投稿

取り返しのできない事態を目の前にし、なすりつけたり、躱したりする大人たち。すべてが何らかの負い目に抗う。心ない行いに刺さる無垢な目。爺の目、少女、そして娘。少女と娘がかわす視線。娘は父に問い、踏み入り、涙する。過度に人を攻撃する訳でもなく、人のありようを照射する。中心人物だけではなく、周囲に至るまで実に細かい。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
Kj

5.0心理サスペンス

2022年1月25日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

レビューが書けない位凄い映画。一人一人の心理描写が鮮やかに描かれていると思う。脇役の子役も含めて。
心理サスペンスとも言える。その心の動きも納得が行く。
兎に角、本年度一番かなぁ。って言っても新年始まったばかり。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
マサシ

4.0両方の子供にトラウマが…

2021年5月15日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

事の発端は海外に出ようと言い出した奥さんだと、私は思う母として妻として
イランには介護施設はないのか??
あっても宗教上許されないのか?
一方、不幸を背負ったまま子の手を引きホームヘルパーに来た女性も
信仰が厚いのにどんどん不幸になるのはなぜだろう
自分の罪を電話で聞くタイミングが遅いでしょ、散々ウソついてからなんだもん
しかしいろいろルールがありすぎるる…

時間を置いて考えると
これは映画ですからね、大変緊迫する面白い映画だった、と捉えるべきね
イラン版「マリッジストーリー」イヤな感じしか残らない、疲れた
だからこそ面白いんじゃ〜!

*てっきりキアロスタミの作品だと思って見てた、、、
 検索リストに入っていたから、、、
 こんなのも撮るんだ〜って^^;

コメントする (0件)
共感した! 0件)
mamagamasako

4.5正しい道というテーマ

2020年12月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

個人評価:4.3
異文化の日本人だからこそ刺さる物語なのか。それともイスラムの教えがあればより刺さるのか。
アスガー・ファルハディという監督は、日常の中に潜む不運の中に、深いテーマを本当に上手く絡めてくる。
他作でも一貫していると私が感じるのは、誰もが正しい道に進みたいというテーマ。それは宗教とは関係なく、人間である以上、普遍的なテーマであると感じる。自身が決めた正しい道(ルール)があるからこそ、人は悩み葛藤する。
本作も嘘と正しい道とを、宗教観を交え巧みに表現していると感じる。
本当に作品性が高い映画を作る監督だ。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
カメ

4.5観賞後、最も感想戦が長引いた一作

2020年7月20日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

難しい

映画の観賞後、家内と作品の事を語り合うことが多いのだが、本作は最も多くを語り合った。

それほど一人一人の背景が描かれており、それぞれの仕方のない事情と嘘をつく理由を飲み込んだ上でこの登場人物たちは一体どこでボタンを掛け違えたのか、どうすれば幸せになれたのか、語らずにはいられないほどの衝撃を受ける。

決してハッピーエンドでは無いが、心揺さぶられるヒューマンドラマを求める方には是非お勧めしたい。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
tiso jack

2.5受け取り方次第

2020年7月18日
iPhoneアプリから投稿

一体何を言いたかったのか。

家族を守るためについた嘘がキーとはなっているが、何を言いたいのか、この映画のテーマがよく分からず、最初から最後までモヤモヤした気持ちを抱いたままま映画が終わってしまった。見終わった直後はこれは「家族間のいざこざを見せられているだけの映画」と思ってしまったが、重介護者を拘束したという人間の尊厳の側からこの映画を捉えるか、妊婦の信仰心の高さから真実を言えなかったと言う女側から見るか、家族を守るためについた嘘をついた男の話として見るか、多くが重なり合い展開していく中で、この映画は、「正解のない見方ができる映画」なのではないかという思いに至った。そういうことが発見できたという点では貴重な体験であった。

一体誰が主人公なのか。

しかし、あえていうのであれば、この物語の主人公は誰なのかがもう少し見えてくれば、見易かったと思う。全体としては、離婚を迎えた夫婦に巻き込まれていくもう一つの家族の話ではあるが、誰か1人を挙げてその人の話であるとわかれば、製作者側の意図も拾いやすかったと思う。

初見ではわからないことが多かった、でももう一度見たいと思えるほどのエネルギーも出てこないのが現状であり、時間を置いて機会があればまた観たい。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
noriofilm

4.5みんな、気持ちがわかる。

2020年5月4日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

知的

男は女性の気持ちがわからない
女性は男性の気持ちがわからない

娘、非常に繊細で。

相手方の気持ちもとてもわかる。

なぜ、こうなるんだろう。

どこかで皆が素直になれば良いのに。

でも、現実世界もなかなかできない。

妻と娘に、寄り添っていかなきゃない、、。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
昔から映画好き

4.0イラン映画

2018年9月30日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

前作の『彼女が消えた浜辺』同様、この監督の描く、心理描写といい口論の見せ場といい、演出がみごとで最後まで一気に付き合わされる。
イランという世界も少し垣間見ることができる。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
miharyi

1.5ですの

2018年9月10日
iPhoneアプリから投稿

私の罪で貴方の罪。
中立の審判は口を閉ざした。
我々もそうだ。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
たろっぺ

0.5休まる事が無い!!

2018年7月9日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

難しい

2時間口論ばかりで休まる事が無く、自分が目指しているものと真逆だったので、何が良いのか全く分かりませんでした。血液を大量に消費して血虚になるので、ある程度の所で考えるのを止めて、毎日良く寝た方が良いと思います。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
𝖒𝖚𝖓𝖆𝖈𝖞

5.0娘の将来を案じて海外移住を希望する妻とアルツハイマーの父を置いてい...

2018年5月19日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
よね

5.0法定と信仰

2017年8月2日
iPhoneアプリから投稿

法定と信仰のコラボで事態が収拾されず

誰も悪くないのだが、全員が全ての要因を作ってしまう

人間の感情は万国共通だなと思う

コメントする (0件)
共感した! 1件)
アリンコ

4.0どこまでもこんがらがる事件と思惑

2017年7月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 1件)
だいず

3.5嘘の積み重ねで不幸せに

2017年3月4日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

知的

罪を被ること、夫から暴力を受けること、娘を失うこと、様々な「恐れ」から嘘を積み重ねる人々。
嘘がばれることを恐れて再び嘘をつき、皆が皆その嘘でがんじがらめになる。

そもそもの原因は一組の夫婦が別れるということから。
二人が歩み寄っていれば、負の連鎖は起きず、回避できることが様々にあった。
和解することの難しさと、人間の業よ。

介護をするにあたり異性の裸をみていいのか、裁判で確証がないまま慰謝料をもらっていいのかなど、聖職者にいちいち確認する女性の姿が印象的。
コーランに手を当てて誓うということが、ムスリムのなかでいかに説得力を持つ行為か、ということがよくわかる。
個人的には、神の畏れより人として信頼を失うことを恐れて欲しい。
個人的には主役の男性に同情してしまった。
アルツハイマーの父を置いて外国へ行きたくない気持ちはわかるし、妊娠していたヘルパーの女性を突き飛ばしてしまったことに対して、保身から嘘をついてしまったことも大きな悪だったとは思えない。
すべての小さな不幸せがドミノ崩しのように彼に収斂したようで、ラストぽつねんと座る姿に胸が痛んだ。
もちろんヘルパーが流産したことは大きな不幸だが、あれは人的被害というより事故だった。

イランは意外と女性も強い自己主張ができる国なのだな、という点で驚きはあったが、世界中どこの家族にも起こりえる、普遍的な辛さを描いている映画だった。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
REX

1.5誰にだって秘密や嘘がある。

2016年5月15日
iPhoneアプリから投稿

誰にだって秘密や嘘がある、という視点で思い出されるのがこの作品。イスラム教徒がコーランに手を当てて、真実を迫られる場面が印象的。#別離 eiga.com/l/le80r

コメントする (0件)
共感した! 0件)
ハクタカ

2.5前半、想定外の介護もの(苦笑)

2016年4月2日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 1件)
tsutaya100yen