「スパイの世界」裏切りのサーカス mayoneさんの映画レビュー(感想・評価)
スパイの世界
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冷戦下、イギリス諜報部の二重スパイ探しを描いた作品。
あぶらののった、魅力的な人ばっかり出てます。
ゲイリーオールドマンはすっかりおじいちゃんだけど。
コリンファースは好きだし、
ベネディクト・カンバーバッチがいい!
ナイスボイス!!いい声してます。
トム・ハーディのブリティッシュアクセントもしびれるし・・・
とまー、
男優ばかりに気をとられそうですが、
お話自体もスリリングで、
誰がスパイなのかと
探りながら、
互いのだまし合いに手に汗握る展開でした。
ちょっと難しかったけど・・・。
スパイって大変ですね。
だまし合いだし、提供する情報も小出しにしたり、
平気でうそつくし、
人を疑ってかかるのが仕事って
頭がおかしくなりそうです。
でも、そんな中でも、妻が出てったことに悩んだり
恋人を失って涙したり、
人間としての痛みもあって。
うーん、大変。
一番印象的なのは、二重スパイが射殺される場面。
やっぱり、近しい人ほど、
かわいさ余って憎さ100倍。
そういう感情は、どこの世界でも一緒かな?
現れ方は違うかもしれないけど。
知らない世界を描いて
ぐっと見るものを惹きつけつつ、
普遍的な部分で共感を生み、
深い余韻を残す見事な映画です。
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