劇場公開日 2012年4月21日

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「静かで渋い作品でした」裏切りのサーカス グッドラックさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0静かで渋い作品でした

2012年8月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

軍拡競争の様相を呈した東西冷戦さなかの、情報局最高幹部の二重スパイ疑惑。
プロ同士の攻防は緊張の中で、不要な熱を持つことなく静かに展開、渋い作品でした。

フィクサーの名前も取り沙汰されるし少々混乱しますが、個性的な渋い顔が並び、人物を見誤る事はなかったです。乾いた世界を生きる彼らの私的な感情にハッとさせられます。
情報局のパーティーはシュールな歌にスパイ達の微妙な笑顔、見ようによってはとてもブラックな状況で印象的でした。

温和そうでいて老獪なスパイ・スマイリーを演じたゲイリー・オールドマンはお見事でした。
ピーター・ギラム青年を演じたベネディクト・カンバーバッチも、若々しくて良かったです。

グッドラック