アーティストのレビュー・感想・評価
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雨に唄えばもジャックラッセルも好きだから
Be quiet,please!
そこそこ
気持ち良い余韻に包まれて
サイレント&モノクロ映画。最初こそ、集中してストーリーを掴もうと見入る感がありましたが、すぐに慣れて、全く違和感なく楽しめました。
ジャン・デュジャルダンの笑顔が最高です!燕尾服を小粋に着こなし、微笑んでいるお茶目な彼をもっとたくさん見たかったかな。ジョージとベビーの心が通じていく前半に好きなシーンが集中。何度も取り直した二人のダンスシーンと、ジョージが楽屋でベビーにホクロをそっと書いてあげるシーンが好きでした。
なので、途中からの忘れ去られていくスターの苦々しい様子の場面がやや長かったようにも感じてしまいました。
全体を通して、シンプルなストーリーに登場人物達の豊かな表情と演技力、それに添えられた上質な音楽。台詞がない分、心に直接響いてくるような素敵な作品でした。
見る前からハードル上げすぎた
前半退屈で仕方なかった。
いつになったら白黒、無声から抜けだし本編に入るのか、そう思っていたら、途中から全編押し切る気だということに気づいて腹を据えて見れるようになった。
たっぷりとフリが効いているのだから、過去のスターがいくら転落しようとも手を差し伸べる筋書きに感動はたしかにある。
ただ、どうしてもおとぎ話を見さされたような、むずがゆい感じと映画をしらない若輩ものとしては、このロマンチシズムに対し少々怪訝な顔つきになるのも確かである。
いまいちピンとこなかったのはハードル上げて見たせいもある。ふわっと見るべき映画でした。
「映画史をあなたに!」
娯楽の大爆発
“映画そのもの”が主役!!の珠玉作!!!!
映画に携わる事の素晴らしさ、美しさ、そして厳しさが きらびやかに描かれる。ただ ひたすらに“最新”を追い求める手法を良しとせず、映画が永年 培って来た あらゆる技を駆使。その結果、有声無声を縦横無尽に駆け巡る事となる(基本は silent )。
時代の波に激しく翻弄された(そして溺れ続け、どんどん しみったれて行く)無声映画時代の花形俳優と、その明るく真っ直ぐな魅力で次々に成功を掴んで行く若手女優。二人の明らかな対比が、殺那くも華やかな米映画業界の過酷さを掬い取る。
その実、映画が持つ娯楽性、大衆性も兼ね備えている……、どころか爆発してるのだから恐ろしい。
今作で映画と言う名の芸術が大々的に reset され、また reload された。映画人の今後の動向から目が離せない…!!!!
サイレント版スター誕生!
幸せな気分になる
サイレントで語る映画への愛
今年度アカデミー賞作品賞受賞作である。全編モノクロでほとんどサイレントで構成されていることが話題となったが、実際の出来はどうだったのか。先に言ってしまおう。文句なしに最高だ。
まず俳優陣の演技が見事だ。どんな脇役でもまさにイメージ通りなのだが、ジョージ・バレンタイン役のデュジャルダンが誰よりも素晴らしい。登場したそのときから往年のハリウッドスターらしく、いかにも「スター」然としている。燕尾服を誰よりも完璧に着こなし、その笑顔は自信に満ちあふれている。デュジャルダン以外の40代にこの役をやらせても、まったくフィットしないだろう。善良そうでありながら、プライドは人一倍高く、最高に笑えるのにどこか哀愁が漂う。なかなか演じきれる物ではない。しかも今回はほとんどサイレントと来たものだ。観客は演技だけを見るから普段よりも高い能力を要求されるのに、それをそつなくこなしている。象徴的なのは彼が見せる「笑顔」だろう。スターだった頃の彼が見せる喜びの「笑顔」と落ちぶれてしまった後の悲しそうな「笑顔」。まったく同じなのに、見ている観客は彼が何を思っているか一目瞭然。どれほどの演技力か分かるだろう。
そして脚本と演出。ストーリーはサイレント期のハリウッドにオマージュを捧げているためか、至極ストレートに仕上がっている。別にそれが悪いわけではない。むしろそのおかげでこの映画はより心に響くものになったのだ。さらに
一ひねり効いた演出が花を添える。先ほどから「ほとんど」サイレントだと言っているが、実際所々は音が入っているのだ。是非劇場で見て欲しいので直接は言わないが、ほぼ無音であるがために少しでも音が入ると余計にドキッとする。それがそのままジョージ・バレンタインの不安につながっていく。
一つ一つの演出に全く無駄が無く、すべてが意味のあるものなのだ。そして最後にジョージとペピーが見せるダンスシーンは圧巻の出来映えだ。すべての映画に敬意を捧げた最高のハッピーエンドを見たとき、感動があふれ出し心の底から拍手を送りたくなる。
これこそが「映画」なのだ。
(2012年4月29日鑑賞)
名優(犬)アギーは可愛いですが・・・
新しい!美しい!素晴らしい!!
すっきり
全然面白くない
いたって普通のサイレント映画?
ワンちゃんの演技はかわいかったけど
この映画つまらなかったです。
オスカー賞を受賞した本作に、期待しすぎちゃいました。
白黒の無声映画という本作は、カラーのドルビーサウンド、時に3Dの映画という現代の作品と比べると刺激がなく、飽きました。背景の昔風の音楽は五月蝿かった。
チャップリンの「街の灯」とか、本物の無声映画と比べると、感動の度合いが違うというか、だた現在観ることのできる無声映画は、歴史的に残っているものなので、名作しかないから、比較すれば当然見劣りしてしまいますよね。綺麗な画面で、綺麗な動きのこの白黒映画は、昔のサイレントのものと比べると自ずと違いはあるから、まるで偽者の骨董品をみている感じがしていましたよ。
それから、女優と男優との恋を期待していたんですが、ちょっとちがって二人の関係が友愛だったのも、刺激がなかった。ラブロマンスは期待できません。
期待しないで、観ていれば、それなりにいい映画だったかもしれません。最後に、ワンちゃんの演技はかわいかったです。
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