劇場公開日 2012年4月7日

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「サイレント」アーティスト toshijpさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0サイレント

2023年7月4日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

原題:The Artist  2011年製作
日本初公開時見逃してしまっていた。今回は特集上映で
TOHOシネマズ シャンテで鑑賞。

白黒の無声映画で昔のハリウッドを描いたフランス映画。
これが米国アカデミー賞作品賞他を受賞したというのも
含めて希少価値を感じる。

色無し・役者の発声無しというのは作品を楽しむ上で
全く足かせになっていない。

技術が発達した現在は立体音響は当たり前になり3Dや
4DX・MX4Dなどがあって楽しむ要素が豊富にある。
一方で白黒の無声映画(音楽・字幕はある)の場合は
物語の展開や演技に集中して観ていられる利点があった。

昔チャップリンの映画のリバイバル上映を観た経験があり
白黒の無声映画は見慣れていた。だから自分には全く
抵抗なく受け入れられた。未経験の人はどう感じただろう?

主演の二人が魅力的で特にダンスが最高だった。

名前は忘れたが犬の演技が良かった。

この映画を観ているときバビロン(Babylon/2022年製作)
と共通点が多いと感じた。時代設定・舞台設定が丸被り。

無声映画時代の大スター/もう一人が新進女優というのも、
そのままブラッド・ピット、マーゴット・ロビーが演じた
役柄に当てはまる。

101分に対し189分という上映時間や映画スタイル、演出など
いずれもかけ離れたものとは言え既視感を確かに感じた。

製作年度はアーティストが10年以上早いからバビロンの
デイミアン・チャゼル監督(オリジナル脚本も担当)は
何らかの影響を受けていた?それとも”たまたま”似て
しまったのだろうか。それぞれが面白い作品だったし
別に白黒はっきりさせなくても良いが、ちょっとだけ
気になった。

toshijp
活動写真愛好家さんのコメント
2023年8月16日

toshijpさん、たくさんの共感とディアハンターへのコメントありがとうございます‼️ジョン・ウィリアムズへのご指摘もありがとうございます‼️私の勉強不足でした‼️
この「アーティスト」なんですが、公開当時から幾度となく鑑賞しているんですけれども、「スター誕生」と似た物語ですよね。ただモノクロで無声、魅力的なワンちゃんキャラ、あとハッピーエンドで素晴らしい作品だったと思います。

活動写真愛好家