劇場公開日 2012年6月30日

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「罰を受け続ける・・・」少年は残酷な弓を射る 瑞さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5罰を受け続ける・・・

2013年6月27日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

知的

難しい

衝撃的で悲しいストーリーだった。赤色がイタい映画だった。トマトの赤も、ストロベリー・ジャムの赤も、そして血の赤も・・・ 主人公に襲いかかってくる。払いのけても払いのけても襲いかかってくる。悪意に満ちた子どもなのは、母親のせいなのか? 母親だけが悪いのか? 育て方に愛情が足りなかったからなのか? ケヴィンがあんな行動を起こしてしまったのは、本当は母親の愛情を欲していたからではないだろうか? 誰よりも、他の誰よりも! でも素直になれなかった。母親は母親なりの愛し方しかできなかったが、努力はしていたと私は思う。救いのない映画だが、ラスト・シーンがよかった。うまく着地させていると思った。お互いがお互いを理解できそうな気にさせた一歩だったのではないかと私は思う。

瑞