アルゴのレビュー・感想・評価
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命をかけた演技は俺にはムリ!
イランの大使館で人質になった6人を、映画撮影のスタッフに偽装して出国させるという、実話ベースの物語り。
うーん、スリリングだぜ。
演技がバレたら即処刑という究極の緊張感のなかで、演技なんてまったく素人なひとたちが映画人になりきる。
もちろん、こんなのうまくいくわけない、とみんな非協力。
でもほかに方法がないと、現実がわかってきた6人はだんだんやってみようと、なっていくのだ。
もし、自分ならどうだろう?
ちょっとしたウソつくときでも、絶対わらってしまう俺なんて、そもそも演技なんて絶対ムリ。
百パー笑いをこらえたひきつった顔になる自信がある。
ひとりがばれたらもちろん全員処刑。
どう考えても、うまくいく要素がないのに、自分が助かりたいだけではなく、人の命まで肩に乗っかると考えただけで緊張でのどが渇く。
映画をみているだけで終始緊張で、やたらと膀胱が刺激される。
とにかくアクション映画とはちがった手に汗握ること間違いなしの傑作だと思うよ。
めちゃくちゃスリリング
もう、タイミングが絶妙すぎて色々スリリング!
観ながらすごくハラハラした!
そんで、面白い。
題材としてはかなりシリアスだけど、ずーーっと重いだけではなく、たまにコミカルな場面もあり、辛いだけではない120分。
暴徒化
1979年2月、イラン革命(英:Islamic Revolution)でアメリカ大使館人質事件が起こる。52人の人質の中、逃げ出しカナダ大使館の自宅に身を潜める6人の米人。CIA 人質専門、Tony Mendez が『アルゴ』なる架空の SF映画のロケハンと称して その6人を撮影staff と偽り Ilan から脱出させる、だなんて何とも奇妙奇天烈な実話。
カナダ大使館に潜伏する6人、そら いきなし そんな脱出方法を提案されても当然 反発するわな(笑/だって Ilan の人達は今だからか はたまた元々か、暴徒と化しており すぐ殺す/恐)。
如何にも一般の“普通の人”な紆余曲折を経て決断へと至る6人に対し国も人民も力を集結させ益々 激化する Ilan。そして政治的判断で決断が二転三転する米政府…。
6人の人質と Tony目線で観ると緊迫感と板挟みで地に足が付かない。。。
そんな中 何とか疑いを乗り越えて脱出に成功する6人の米人。
脱出を甚も(イトモ)簡単に(いや、そう見える/恐)喜び祝う米政府に米の底力を感じる(恐)
いやぁ~それにしても John Goodman は不滅やねぇ〇
よくできた作品だけど
この作品は、作品の説明にも書いてあるとおりイランのアメリカ大使館人質事件を描いた作品です。この作品のいいところは、多少のフィクションは、あるらしいけど、実話を上手く、表現できていると思います。ラストのあのシーンでは、結末が、わかっているのだけど、ドキドキしてしまいます。 それぐらいよくできた作品です。しかし、個人的に言うと、アメリカだけでは、なく、もっとイラン側のことを描いて欲しかったです。
どうでもいいことですが、予告編で、流れていた歌は、劇中一切出てきません
何が現実的で何が非現実的なのか
ジェットコースターのような展開。 現実的な出来事を背景に非現実的な作戦が決行される。
序盤はどうもこの2点が自分の中で混ざり合わなくて、イマイチしっくりくることなくジェットコースターの登りのようにガタガタとぎこちなく進んでた。
そうしていると、突然にこの2点が綺麗に混ざり合う時がくる。それに気づいた瞬間 エンディングまで真っ逆さまに落ちていきました。とても気持ち良かったです!
リアリティーを持たせつつエンターテイメント性もある作品
チケットの再発行のシーンあたりからツッコミどころが少々あったりはするものの全体的に文句ない展開。
なにより中東地域の緊張感をよくここまで再現できたものだと思う。クレーンで処刑された男の画なんて鬼気迫る制作側の意図を感じる。バンに群がる現地の人々の表情などは、それが演技でもなんでもない、現在も残る遺恨そのままを表しているようにも見えてしまう。
ストーリーの着地地点は明らかで、驚きの要素は少ないが、エピローグまで非常に丁寧に見せる。
実話に基づいてるヤバイ!
終わって一番印象にあるのはラストでした 俳優さんも本人にできる限り似せるこだわりぶりはらはらドキドキはんぱなかったベンアフレックは俳優だけど監督業 注目していきたいです
argo fuck yourself!
ハリウッド制作映画の「実話をもとにした」
ってのは信用してはならない、って話はよく聞く話だが
この「アルゴ」はどうだろう。
自分の正直な感想は
エンターテインメントしてとても良く出来ている
一級の作品だと感じた。
ダレた部分が殆どなく、無駄と思えるシーンもない。
畳みかけるショットも上手く、緊張感の持続のさせ方も上手い。
政治的なメッセージとかプロパガンダとかは特に感じなかった。
こういう事が実際にあった、
それを映画でエンタメとして伝えたい!
ベン・アフレックが考えたのはそういうことなんじゃないかなー
と思った次第。
楽しめました。
アメリカ人だけの映画
内容は楽しいです。フィクションなら、とて話をもとに作った映画の割りにはほとんどお得意のアメリカはすべて正義みたいな映画です。大使館襲撃の内容はチャチャっと流して後はアメリカ流の流れです。(笑)賞も受賞したが映画の賞ではないですね、アメリカだけの賞です。脱出劇はもう観てられないです。なんでもかんでもギリギリ助かるみたいな、セガールもビックリです。実話をもとにしてるならほんと中立で映画化してほしいです。
事実は小説よりも奇なりを地で行く
この映画の印象…怖いと幸せにしたけどまあハラハラですよね。映画comさんは印象にハラハラを加えるべき。
逆にそこまでがちょっと退屈なんですよね。この常識はずれの計画は超綿密な前準備と7人の度胸と演技にかかっているわけじゃないですか。結構前準備は順調とまでは行きませんけど、割とさくさく進む。元からの知り合いだったので仕方無いとは言えちょっとなー。もうちょっと何とかならなかったのか。
とは言え中盤以降はハラハラ展開の連続で見た後疲れましたw欲を言えばちょっと機転を利かせてクリアみたいな展開もあればより主人公のかっこよさとか見せられたかなとか。どっちかと言うと周りの人が頑張る感じだったのでそこは少し思っちゃいました。
あと機内アナウンスかかった時お前らもうちょっと主人公に感謝しろよというか感謝してるシーン入れてもいいだろ!とか、ベン・アフレックかっこいいなとか、エンディングで再現度の高さに驚愕とか、冒頭のデモの迫力すげえとか色々感想あります。細かく突っ込んでしまうので、面白いしよくできてると思うけど、私には合ってないのかもしれません。
スタジオ6にハラハラ
手のひらが汗ばむ映画。
火薬、残酷な拷問も少なめ。なのにこの緊迫感。
ハッピーエンドだってわかってた。
でも…ほんとにハッピーエンド?って疑う気持ちがずっと持続した。
人質ってほんとにみんなそろって脱出できるの?
だれかケガするんじゃ?
まさかの工作員(アフレック演じるメンデス)が撃たれるんじゃ?
親切なカナダ大使が捕まるんじゃ?
メイドの女の子が裏切るんじゃ?
飛行機内でイラン人が暴れ出すんじゃ?
もう思考は悪い方へ悪い方へ。
最後の「登場人物のその後」テロップまで、結局アメリカへ戻ったメンデスが、どこかで狙撃されたとかじゃないよね?と、一瞬も気が抜けませんでした。
結末知っててこんなに動揺しながら映画見たの初めて。
木彫みたく無表情なアフレック。
好きな人は好きな顔立ちでしょうね。
何気にお腹の割れたカットもある。
サービス?笑
それはそうと、エキストラのイラン人(?中東系の人)たちにも感動。現在でもアメリカに対していい感情は少ないと思うけど、暴力的な一面を見せたわけで。
この映画を見て、すぐ信じちゃう人は、「イラン人(は、みんな)危ない!」って思われそうだよ。
イラン政府がこの事件を自国の立場から映画化したいのも分からんでもない。
ひとりの人間が公平な歴史観を持つのは厳密には無理だね。アフレックにはラストをもう一段踏み込んで描いてほしかったけど。
ま、エンタメとしても十分楽しめる出来です。
スタジオ6の電話が間に合ってよかった!!
“ARGO”の映画化をキボンヌ!
久しぶりに、こんなにハラハラドキドキする映画を観た!スゲー面白い!
クライマックスの空港を通過するシーンは、手に汗にぎる展開でとてもスリルがあるだけでなく、大掛かりに用意した布石が見事に機能していくあたりとっても上手い!そりゃ、ちょっとやりすぎな演出な感じはあるけど…これくらいスリルを煽るぐらいで、丁度面白い!
オープニングの説明からの流れも良かったね。イラクとアメリカの関係をよく知らなかったけど、とってもわかりやすかったので勉強になりました。
かなりの良作だと思います。みなさん、是非とも一見あれ。
最後に…
ARGO! fuck yourself!!
50点
とりあえず政治的な事は置いておく。
特に劇的な盛り上がりに掛けるが、脱出シーンは手に汗を握り面白かった。あの時代のファションは拘って作った感じあり良いと思います。
人が暴徒と化す、恐怖感みたいなのは、よく表現できているのではないかな。期待し過ぎて観ると肩透かしにあうかもしれません。かと言って駄作ではありません。
なに? これ!
アカデミー作品賞受賞作ということなので以前から見たかった作品だが、劇場で見損なってしまい、(臨場感に欠けるBSだが)やっと念願がかなった。
ところがこれが全くの期待ハズレ。
史実に基づいているからかもしれないが、全く緊迫した場面も、盛り上がりもなく、見終わってからは「だからどうした!(怒)」という感想しか出ない始末。
結局ベン・アフレックの一人相撲にしか過ぎなかったのでは。
本作に見るアメリカの保守主義
新米のパフレヴィー政権を打倒したイラン革命(1979年)の年に起こった、イランアメリカ大使館人質事件を題材にし、人質救済劇の顛末を描いています。しかしながら、そのone-sidedな描き方には大いに問題があり、これを単なるエンターテイメントとして見ることはできません。
ストーリーそのものには触れませんが、冒頭でイラン革命に至った国際情勢をさらっと概説し終えると、その後は最後の最後までアメリカ視点の非常に偏った映画です。登場するイラン人は暴徒のみで(ただ一人だけ例外がいますが)、アメリカ大使館の人間は専ら被害者のようです。ちなみに当時のアメリカ大統領は民主党のジミー・カーター大統領です。
本作は第85回アカデミー賞において作品賞を受賞していますが、このような作品が賞を取ってしまうことに憤慨しているのは私だけでしょうか。作品賞にノミネートされた映画でアメリカの歴史に関係しているのは、本作と「リンカーン」、そして「ゼロ・ダーク・サーティ」の3作品です。
「リンカーン」は共和党の大統領として南北戦争を戦い、奴隷解放宣言をしたかの有名なリンカーン大統領を好意的に描いた映画です。この中で焦点を当てられているのは奴隷解放に反対する民主党との争いです(その民主党の現在のリーダーが黒人とは滑稽なものです)。
「ゼロ・ダーク・サーティ」は911のリーダーとされるビン・ラディン殺害に至るCIAの苦悩がモチーフとなっています。この作品の脚本はどこまで事実を反映しているのか判断できないため、何かと物議を醸す内容となっていますが、観てみると敵対するイスラム圏へ配慮しているのが分かりますし(特に特殊部隊の突撃シーン)、前半のCIAによる過酷な拷問場面を見ても、アメリカ万歳な映画でないことは明白です。
見比べてみると、3作品の中で最も中立性に欠けるのが「アルゴ」なのです。そして、アカデミー賞作品賞発表時にジャック・ニコルソンとともに、中継でプレゼンターを務めたミシェル・オバマの異例の登場。これらを鑑みると、アメリカの保守主義を感じるとともに、嫌悪感を催します。3作品の中で最もオバマ政権に都合の良い映画が受賞したわけですから、政治の映画界への介入を疑われても無理がないでしょう。
★ 流石、賞を獲るだけある作品 ★
これが実話とは…
何故今まで誰も映画化しなかったのかしらね?
ベン・アフレック作品は幾つか見てますが、彼は巧いですね〜。
というか、登場人物の皆さん各々が良い演技をしてる。
そこにこのハラハラするストーリー。
空港内では、作戦に1番乗り気じゃ無かった人が、1番頑張ってましたね。
領空内を出た所で、見てる私も本当に安堵。
多少実話を脚色している所もあるんだろうけど、本当に良い映画だと思います。
非常に良い
親友のマットデイモンに随分と遅れを取ったが、出てくる人間はやはり出てくるモノなのだろう。『ザ タウン』にも驚かされたが、この作品は輪をかけて良い。
この映画の肝は壮大な騙しの罠を仕掛ける物語であるが、最後にモノをいったのは仲間の信頼であるという矛盾。真実と嘘が混ざり合いの駆け引きが物語を牽引している。嘘を突き通すために味方の信頼が必須という、このアンバランスが物語をとてもスリリングにしている。さらに全てを嘘にしてしまうようなラストとさらに後に真実が暴かれるという結末。お見事です。
どこからどう見ても力づくの突破は無理であろう、被害者達と頼りがいのありそうなエージェントの対比や彼らと地元の軍人の駆け引きの対比は、それぞれの利益の対立として飽きの来ない構造である。
息の詰る展開は実は序盤の大使館襲撃シーンとその後の脅迫のシーンにより、より危機感が迫って感じられる。実に周到な作品といえるだろう。またその危機の中の大使館員を救うためのCIA内の駆け引きもまた面白い。責任を重視したいもの、生存を重視したいもの非常にリアルな人間関係の構図が物語をよりリアルに見せている。
この映画が巧いのはそこでリアルにするのではなく、リアルっぽくしている点、わざとらしい嘘を混ぜることで細かな嘘を本当にしている。
実際はこのようにスリリングな展開ではなかったのだろうが、このくらいの嘘は許容できないと映画は楽しめないでしょう。
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