アウトローのレビュー・感想・評価
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潔く投げっぱで去る無法者
「ナイト&デイ」が自身のパロディであるならば、これは自身の集大成的な感じ。
しかし残念ながら、集大成、という感じには見えず、地味、という何たる失礼な雰囲気を抱かせる。
本作も「ナイト&デイ」に引き続き、トムを楽しむ上級者編的な楽しみ方をしないといけない。
いちいちめんどくさいな、トム。
でもそこが好きだけど。
本作、最初から70年代、80年代にあった犯罪もののような雰囲気をだしつつも、観客に違和感をずっと抱かせながら進んでいく構成が新しい。
その展開はミステリー的な趣も含んでいるため、前半は目が離せない。
途中なんでこんなシーンいれるの、とか、なんかいちいち遠回りしてんなあ、とか思ってみていたが、なんとかもってこれていたのは、この前半の緊張感のおかげである。
ただし、これらは結局大して意味の無いシーンだったことは内緒だ。
またトムの登場を背面からカメラが追い、対面する女性がトムの例の「ニヤケ顔」にうっとりする姿をいちいち映してくれる。ニヤケ顔トムの降臨である。やはり彼はこうでなくてはならない。
こりゃ、普通に傑作かもしれんぞ?とここまでは思った。
ところが、ヒロインがトムのリアルに年相応すぎるぐらいの熟したオンナ弁護士のままで、途中の頭の悪いちぇんねえは結局パンチ一発で退場して、トムの発奮剤にしかならなかった、という色気のなさに少々ガックリ。
頭の悪いちゃんねえ、といえば、バーに絡まれ、表でケンカするとは何事だよ、トム?しかもこれがアクションシーンのハイライトの一つだったとは、まあ、ガックリ。
物語も後半急激に違う映画になっていく。そう、誰がつけたかしらないが、まさしく、「アウトロー」な展開になっていく。トムがアウトローなのではなく、中身が「無法者」だったというオチ。
「ん、てめえっ!むかついたぜ!ブチ殺してやるぜ!」
という自身の約束を守るがためだけに乗り込み、サドっ気たっぷりに撲殺して、はい、終わりっ!
オンナ弁護士が、「あれはどうなの、これはどうするの?」
トム「ブチ殺したんで、終わりだよ。証拠?そんなものしらない」
セリフにまでしちゃった見事なブン投げっぷり。
うーん、素晴らしいっ!!さすがトム、一歩先に進化しましたね。
ほか
カメラがいちいち、被写体の視線を追って登場人物をフレームインさせたり、被写体の背後に回りこんで、サプライズ感を出そう、出そうとしていて、ちょっとウザイな、とかおもっていたら、アノじじいが登場!!
そういや、車つながりかあ。
全くの気のせいだけど、このときのトムは当時のような顔をしていた。あの映画大好き(レビュー参照)だから、あのじじいの登場はすげえ嬉しかったね。
まあ、このじじいの必要以上の活躍で映画の質は数段落ちてしまったが。
ほか
クライマックスのサドっぷりを発揮するシーンでは雨が降っている。このときのトムはニヤケ顔含め、水分を肌にあて、艶っつやである。
さあ、次回作もあのじじいと共演し、雨に降られようか、トム。
トム・クルーズがトム・クルーズだからこそ成立した映画
主人公のジャック・リーチャーは、原作ではトム・クルーズとは似ても似つかない巨漢として描写されていて、トムクルのシリーズが二作目までで続きそうにない現状(2020年春時点)ではリブートが企画されていて、ドウェイン・ジョンソンなんかが候補に挙がっているという。確かにそれはそれで似合いそうだし、原作ファンも納得するかも知れない。
ただ、本作に関しては、歯ブラシひとつで旅をする元軍人の風来坊で、男前でほどよく女好きで、悪を許せず、つい厄介事に首を突っ込み、『用心棒』の三船敏郎よろしくほとんどひとりで解決してしまうという、とても現実ではありえないヒーロー像がトム・クルーズの個性とぴったりシンクロしていた。
アドレナリンジャンキーの正義漢というキャラは大抵の映画のトム・クルーズに当てはまるのだけど、そういうセリフイメージが一番ストーリーやキャラクターとしっくりきた例として、個人的には「トム・クルーズ映画」のベストの一本だと思っている。特にラスト、長距離バスで男女の痴話喧嘩が聞こえてきて、こんな小さい一件にも思わず首を突っ込もうと立ち上がるところで終わるラストシーンに、ああ、あんたはジャック・リーチャーだもんな!しょうがないよ!と思えたことが、この映画の成功を証明していると思っている。
ジャック・リーチャーより面白い
味方だと思っていたら黒幕だったというよくあるパターンであったが、無差別殺人と思いきや、意外な展開が面白かった。ロザムンド・パイクが悪役じゃなくて、弁護士役できれいだった。
流れ者リーチャーの正義
ジャック・リーチャー・シリーズ第1作。
Amazon Prime Videoで鑑賞(吹替)。
原作は未読。
ミステリもアクション物もどちらも大好物な私にとって、その両者の組み合わせはお得でしかなく、とても面白かった。
些細な違和感から真相に迫るジャック・リーチャーの頭脳の切れ味に惚れ惚れさせられた。元軍人の設定が活きている。
流れ者リーチャーの正義に一生着いていきたい。ヒロインと安易に恋愛せず終始仕事のパートナーだったのもクールだ。
アメリカ版「木枯し紋次郎」だなと感じた。リーチャーの生き様と信念はハードボイルドだし、とても魅力的だった。
[余談]
ロバート・デュバル、いい歳の取り方してると思った。元狙撃手の退役軍人役が板につき過ぎていてすごい。現役時代は戦場で「朝の狙撃の後の硝煙の匂いはいい」とか言ってそう。
関係あるかいそんなん、わしが法律じゃい! これぞ正統派ハードボイルド…なのか?
元ミリタリーポリスのはぐれもの、ジャック・リーチャーの活躍を描くアクション・サスペンス『ジャック・リーチャー』シリーズの第1作。
5人が犠牲となった無差別狙撃事件の容疑者、ジェームズ・バーは黙して語らず、ただ一言「ジャック・リーチャーを呼べ」と書き付ける。
バーとの間にある因縁を持つ流れ者のジャックと弁護士のヘレンは真相解明のため捜査を進めるのだが、次第にこの事件の裏に隠された陰謀が明らかになる…。
主人公ジャック・リーチャーを演じるのは『トップガン』『ミッション:インポッシブル』シリーズの、レジェンド俳優トム・クルーズ。なお、トムは本作の製作も手掛けている。
ジャックと行動を共にするバーの弁護士、ヘレン・ロディンを演じるのは『プライドと偏見』『17歳の肖像』の、名優ロザムンド・パイク。
全世界シリーズ累計発行部数は1億部を超えるという、作家リー・チャイルドによる大ヒットハードボイルド小説「ジャック・リーチャー」(1997-)シリーズの実写映画版。原作は未読。
これは2024年現在、長編小説が29本、短編小説も20本以上あるという壮大なシリーズなのですが、本作はその中の第9作「One Shot」(2005)を扱っているということです。第1作目から順番に映像化していくというスタイルではないんですねぇ。
にしても、この邦題『アウトロー』というのはなんとも投げやりというかいい加減というか…。トム・クルーズの映画なんて九分九厘がアウトローものじゃんか。
素直に『ジャック・リーチャー』というタイトルにしておけば良かったものの、こんな邦題にしたせいで案の定次回作との連携がグズグズになってしまった。
なんの面白みもなく印象にも残らない、ダメ邦題の典型っすねこれは。
本作はトム・クルーズ×クリストファー・マッカリーという黄金コンビ誕生の一作。…まあ『ワルキューレ』(2008)や『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』(2011)にマッカリーは脚本家として携わっているんだけど、本格的にタッグを組んだのは今回が初。
近年のトム・クルーズの出演作品には監督/脚本/製作など、役職の違いこそあれほぼ全て彼が関わっている。よほどウマがあったのだろうか?マッカリーとの出会いによりトムは全盛期を迎えた、そう言い切って良いほどに近年の彼は八面六臂の大活躍を繰り広げているが、その嚆矢になったのが何を隠そうこの作品。トム映画の中ではイマイチ影の薄い印象もある本作だが、実はかなりの重要作品なのです!
元軍人のアウトローが主人公ということで、てっきりアクション要素が満載のスーパーヒーロー映画かと思っていたのですが、少なくとも前半は超硬派なハードボイルド探偵もの。
白昼堂々の無差別殺人というショッキングな事件を、己の目と足を使って捜査していく一匹狼の流れ者。美女との出会い、悪漢の襲撃、巨悪の存在。嘘と真、虚と実がコロコロと入れ替わる、まるでフィリップ・マーロウが現代に蘇ったかのような正統派ハードボイルド・ミステリーが展開される。
一昔前ならクリント・イーストウッドあたりが演じていたであろうジャック・リーチャーというキャラクター。そういえばイーストウッドも『アウトロー』(1976)という邦題の映画を制作してたっけ。
ただ、この作品がただのハードボイルドものに収まらない娯楽映画としての側面も有しているのは、ひとえにトム・クルーズの愛嬌あってのもの。もし仮に本作の主演がイーストウッドだったら、絶対にもっとハードでダークな映画になっていたと思う。
近寄りがたいオーラを放ちながらもどこかチャーミング。トムの魅力がフルに発揮された、これぞ新時代ハードボイルド探偵のあるべき姿!
物語が進むに従って映画はますます盛り上がる。明らかになる真実、姿を現す裏社会のフィクサー、まさかの裏切り者、着せられた濡れ衣。いやーん盛り上がって来たーー(๑>◡<๑)ーー!✨とテンションが上がるのと同時にある懸念が。あと30分くらいしか残り時間がないけどこれ綺麗に終われるの?
はい、終われませんでした。色んな物事ぶん投げて、最後は悪党全員ぶっ殺して終劇。平松伸二の漫画かっ💦
さっき知り合ったばかりのジジイがいきなり殴り込みに参加したり、何故か銃を捨ててのステゴロバトルが始まったりと、クライマックスに来ていきなりIQがガクッと落ちる。サービス精神旺盛なトムのこと、やはりラストは大立ち回りしかない!との思いがそうさせたのかも知れないが、積み上げたミステリー要素を土壇場でひっくり返すその大胆すぎる作劇には面食らってしまった。ヘレンが「いやいや、バーの無実を晴らすのはどうすんのよ!」なんて言ってたが、本当にその通りだよ!
死刑制度への異議や帰還兵の心的外傷など、社会問題を盛り込もうとした形跡はあるのだが、最終的にそんなことはどうでも良くなっちゃった。
抑制の効いた劇伴と黒が際立つ色調はいかにもハードボイルドって感じでクールだったので、アクションに逃げず最後までその作風を貫き通して欲しかった、というのが本音。
ジャックが乗り込んだ家のテレビに西部劇がこれみよがしに映っていたわけだが、トムとマッカリー監督が描こうとしたのは現代版西部劇だったのだろう。その方向性で判断すると『ウインド・リバー』(2017)などの傑作を生み出したテイラー・シェリダン監督の足元にも及んでいないわけだが、とはいえやはりトムのド派手なアクションは観ていて楽しく、満足感はある。静と動をうまく使い分けている…というには騒がしすぎる気もするが、まあハリウッド娯楽大作なんだからこのぐらい大味でいいのかも知れないっすね。
…にしてもトムさんはやっぱり良いカラダ❤️トムとプラピは幾つになっても裸ノルマを達成してくれる。ありがたやありがたや。
ロザムンド・パイクも異常に胸元が空いた服を着てくれていて、ありがたやありがたや。
スペシャルこだわり監督×スペシャルこだわり俳優
ガチ感を追求するクリストファーマッカリー。
スタントは自分でやりたいトムクルーズ。
こんな2人がタッグを組んだら、化学反応が起きないはずがありません。
ミッションインポッシブルシリーズも、この組み合わせになってから作風が硬派になりました。
本作は、マッカリー×トムクルの初映画です。
あっさりと犯人が判明するので、謎解きはほとんどないに等しいです。
見どころは、マッカリーが『その道のプロ』を描くときの熱量の凄さ。
例えば冒頭、チャーリーがM1Aの安全装置を解除するときの指の動き。何百回とやっていて、指が安全装置の位置を覚えているような自然さです。
他には、中盤でグロック19に意識を向けて手を閉じるエマーソンと、それに対峙するリーチャー。手の内を見せないよう静かにシフトレバーを握り込む描写は、マニア向けの車番組のようにすら見えます。
挙げるとキリがありませんが、私は、部屋に突入する直前に敢えてダットサイトを取り外すリーチャーが好きです。照準を銃身線にできるだけ近づけることで、人質を誤射しないよう配慮しているのだろうと思いました。
マッカリー×トムクルには、末永くタッグを続けてもらいたいです。
これもトム。
トムの作品はまあまあ見ているのだが、
トップガン見て、他のトムの作品も見てみようと
思っての一発目。面白かった。
これはこれでシリーズ化しそうな面白さ
トムクルーズの映画だった。
「流れ者」トム・クルーズ
少々荒っぽい元米陸軍エリート捜査官ジャック・リーチャーをトム・クルーズが、仕草の色っぽい女性弁護士
ヘレンをロザムンド・パイク(以前ボンドガールに抜擢された経歴をお持ちなんですね✨)が演じていた。
「流れ者」の言葉が合う作風で、着ていた服を部屋で
手洗いし、手際良く干すトム・クルーズの姿が印象的でした。
テレ東を録画にて鑑賞
いぶし銀のヒーロー誕生 デュバル様との絡みがかわいい
「最も危険なアウトロー」という予告とポスターのキャッチコピーに踊らされて、危険なトム様に会うつもりだったのに(T.T)、拍子抜け。
まあ、かってに『タップス』のショーンや『コラテラル』のヴィンセントのハードボイルド版を期待した私がバカなのですが。「危険な流れ者」というのなら、よっぽどヴィンセントの方が危ない。
シネコンの記事にあった「リーチャーは高潔さと人間味を持ち合わせて」というのならこの映画のままのジャックでいいのですが。
どーみても、私には、無法者の暴れ者というより、生徒指導の先生??あれ?という感じです。世間のしがらみ関係なく、自分の正義を貫くって言うけれど、自粛ポリスみたいに偏った自己中正義ではなく、どちらかというと世間の迷惑を処罰している感じ。
例えば、
(以下ネタばれ)
特にお店で女の子に接近されて説教しちゃうシーンとか。
ラストのバスの客を注意しにいくシーンなんて、修学旅行ではしゃぎまわっている生徒を叱りに行く図みたいな。
そもそも、容疑者バーの元に現れるのだって、人を撃ちたくって戦地で人を銃殺したバーに「今度またやったらお仕置きだぞ」と約束したのを果たしに来たわけでしょう。ニュース見て、あ、あいつやったなと思って。違反した生徒を懲らしめるみたいな。と思ったら、あれ、これバーの仕業じゃない、彼ならこんな間抜けなやり方しない、それを確認しているうちにいつの間にか悪者退治しているし。
と、はじめの期待は裏切られましたが、その最初の思い込みを払しょくすれば、全体的にセピア色のトーンの映像と相まってレトロ感・手作り感・等身大感を醸し出してくれる良作です。地に足とも書きたいけど、流れ者に「地に足付いた感があふれる」というのも変ですよね。
正直言えば、女弁護士のノリや、推理の過程は2時間サスペンスにもありそうな設定ですが、トム様がからむとこういうカーチェイスやアクションが入って、こういうテイストになるのね、普段のカレーライスが、レストランのカレーになって出てきた感じ。
(ネタばれ)
カーチェイス+最後車を乗り捨てて、人々にまぎれてバスで逃走するオチとか(クスッ)
モーテルのシーンで、ジャックが「寝たい」と言いだしてヘレンがドギマギして、なのに車のキーを渡されて部屋から追い出されてヘレンが地団駄踏む場面とか(クスッ)、
一番にんまりしたのは、デュバル様との共演。
デュバル様って『デイズ・オブ・サンダー』の師匠(正確にはカーレースのメカ担当)ハリー。あの時も二人の掛け合いに心キュンとなりましたが、今回も良いですね〜ぇ(*^▽^*)。
今回のジャックは『デイズ・オブ・サンダー』のコールより一人前になって対等にやりあっているつもりの設定なんだけど、デュバル様の方がもう本当に懐大きく、結局トム様をそれとなく包み込んで、トム様甘えてる、(クスっ)て感じでした。射撃場で、トム様の隣にデュバル様がいるシーンなんかも親子が並んで話しているかのような雰囲気に見えたのは私だけ?トム様なんだか、ジャックなんだかよくわからないけど、心がキュンとしちゃいました。
悪役は後半拍子抜け。
お間抜けした人への罰の場面は綺麗でドキドキゾクゾク、戦闘シーンもハラハラですが、う〜ん、ラスボス、ラスボス? しかも裏切り者が唐突過ぎてついてゆけない。
ラスボスを演じたのは、有名な監督らしい。個人的に後世に残したいと思っている『アクトオブキリング』にも制作として関わっていらっしゃる。風貌・雰囲気はラスボスっぽさがあるのだけれど…。脚本・演出の仕方で、失速してしまった感じ。
原作未読。
昔の西部劇みたいに、風来坊が街の巨悪を退治して去るという流れになるのかな?(『木枯し紋次郎』みたいだ)
でも、街が昔みたいに小さくない、悪が大きくなっているから、なかなか、爽快感あふれる展開というのは難しい。この映画では警察内部に、次回作では軍部内部に…だったし。
リーチャーの活躍によって、助けられた人はいるのだけれど、どちらも、「ああ、助かってよかった」というように、助けられた側への共感もあまりできなかった…。シチュエーションのおもしろさはあるのだけれど…。
ドラマ版もできるのだそうな。
トム様の『3』も企画で止まっているのだそうな。
楽しみにしています。
ハード・ボイルド
戦争が人を変える怖さを背景にするも、どこか軍人賛美が垣間見えいかにもアメリカン・ヒーローというキャラ設定。妙なラブロマンスも絡めず、これぞハード・ボイルドというクールさがいい。ちょっとサディスティック過ぎる演出は頂けないが、奇妙なヒーローが突然現れ謎解きに加え妖怪のような敵を完膚無きまでに叩き潰すからアクションものとしてのカタルシスは文句なしでしょう。
Who are you Mr, really? ザ・王道
一人で勝手に「トム・クルーズ強化月間」の第六回は「アウトロー」です。オープニングでアクションというよりクライム・サスペンスなのかなっと思いきや、最後はやっぱりアクションでした。
トム・クルーズがとにかく賢くて強い!ピンチのような状況でも全然余裕です。鋭い着眼点・・・というより最初っから答え知ってるかのような謎解き。変に悩まないのでテンポ良く進みます。そうそう、カーチェイスの切り抜け方は面白かったですね。車をスローダウンさせてそのまま降りてバス停に並ぶシーンは頭いいなぁっと関心しました。そういえばロバート・デュバルがいきなり仲間になるのはいったい何だったのでしょうか?銃が撃ちたかったとか?
この作品2012年公開だったのですね。もう10年、20年前に作られてても全然違和感ないような感じがします。続編まで作られたので目新しい事があるのかと思いきや、特に何もないという。ある意味「ザ・王道」なトム・クルーズ作品です。
シリアス過ぎて
メカニックワールドミッションと同様、
続編のジャックリーチャーの方を先に見てしまったので参考にならないかもしれない。
ストーリー自体は良かったのだが、引き込まれる感じが無かったのは残念。一瞬でドアから覗き出てライフルで撃つというのは流石にありえん草
だが「救急車の中を見たいか?」とか指を拳銃のトリガーガードに絡めて痛みつけるといったユニークな言動や動作は面白い。
上下をつけて
「はい、ここからチンピラ5人をやっつけますよ」「こいつは副将格ですから撃ち合いではなく格闘で倒しますからね」と非常に分かりやすいフリをきかせる。倒す順番も明快。「はい並んで並んで」と言わんばかり。
最後のシーンは、「こういうキャラ設定としておきます」と見得を切る。法を超越した枠にはまらない義に生きる男、ジャックリーチャー。
古畑任三郎ばりの明晰な分析はカタルシスもあったし、明らかに娯楽作に仕上げたのだから、楽しめればそれで良い。水戸黄門や遠山の金さんのような時代劇キャラと考えれば分かりやすい。
カーチェイス直後のなりすますシーンは、緊張と緩和。モーテルで女性がいる前でシャツを脱いで、ムキムキのまま洗濯を始めるおかしな設定。男版由美かおるかな?笑いもしっかりとってくる。
ロザムンド・パイク いいなー。ニヤニヤ。 それに尽きる。 娘はかわ...
ロザムンド・パイク いいなー。ニヤニヤ。
それに尽きる。
娘はかわいそうだったな。根はいい子だったのに。
トム・クルーズは安定の男前だった。
ジャック・リーチャーの存在感は良かった。
謎の男。超強い。
その強さをジワジワ見せるのがいい。
もっとジラして欲しいがもっと見たい。
そういうキャラ設定が成功している。
相変わらずのカッコよさがある
トム・クルーズのカッコよさとロザムンド・パイクの演技の良さに惹かれる。
謎解きがあって、ハラハラがあって、カーチェイスがあって、けど全部仕組まれてて…みたいな伏線が効いてるストーリーもよかった。
純粋なアクションサスペンスで面白かった。
次回作も期待したい!
ダークヒーローという謳い文句だが、「コラテラル」の方がダークさで見ると印象が強い。あっちは完全に悪役だけどね。ダークヒーローと言うほどのダークさはなかった気がする。
つまらない!続編に期待します。
「アウトロー」字幕版 Amazonプライムで鑑賞。
〈あらすじ〉
一匹狼で元軍人のジャック・リーチャーが弁護士と共に謎の無差別狙撃事件に挑む物語。
◎良かった所
・二転三転するストーリー展開。
・シリアスなトム・クルーズがカッコいい。アクションは地味ですが…(笑)
◎気になった所
・とにかく全体的に地味。前半から後半にかけて退屈。トム・クルーズらしくない映画だなと感じました。
・結局何も解決してない。黒人刑事が裏切った理由も不明。「今にわかる」と言ってましたけど、あっさりジャック・リーチャーに撃たれて死んでしまい、結局全然分からなかったし。。
~まとめ~
つまらなかったです。(^^; もうすぐ公開される続編に期待しますw
事件解決しました?
続編が公開されるというので、レンタルしました。
小説知らず、映画も前情報無し。想像してたのと違っていました。タイトルが「アウトロー」なので、無法者のムチャクチャ全開なイメージだったのですが、静かに事件を追うサスペンス風でした。
前半は、僅かな証拠から事件を追うのは良いのですが、後半がグダグダじゃないですか?
字幕で観たので、私が理解していないのかもしれませんが、射殺事件の黒幕
の老人何者?黒人刑事なぜ裏切っていた?(後でわかるとか言ってましたが)
トム・クルーズが推理した企業買収の件が真相なんですか?
じいさん殺して、解決?それはそれで良いですが実行犯を射殺しただけで事件ほったらかし?事件決着したところは、映像で見せないとダメじゃないですか?
後、所々のギャグ要素要ります?シリアスならそれで通した方が良かったのでは?
ラストもショボイ銃撃戦。
(自分で銃用意しなさいよトム!)
それに、わざわざ呼び出しておいて、もう少し何か準備しておけよ!カイル・リース(笑)
しかもいきなり始まる肉弾戦、そんな因縁感じる要素も無かったのに応じるし。
ハードボイルドなのか、サスペンスなのか、ギャグなのか!中途半端です。
流れ者の”矜持”
さすがに私物ゼロ生活はとてもじゃないが耐えられん(苦笑)でも街から街へ流れる生き方、そこはやっぱり憧れる(男のロマンよ。”流れ者”って)。それに裏でコソコソ動いて弱者を食う悪党どもはやっぱり鉄拳・銃制裁で死んでくれると清々する。特にサンディぶっ殺した後のカイル・リースについては(またはキャプテン・ブーメランかな)。
トム・クルーズ映画にしては地味だし全然派手じゃないけど、大人のための映画な感じで、なかなかどうして味あるね。とはいえ見るならほんのちょっとの”背伸び”は多少必要かな(笑)
カイル・リースは憎たらしいけど、役にはちょっと違和感感じた。顔があまりにごつ過ぎるし、何より見た目が悪人すぎ。『ザ・シューター』のジャック・ペイン役・イライアス・コーティスみたいで(でも後者はあの面だから、ネタキャラにはなったけどねw)。ヘルツォークはヴィジュアルだけなら、文句一切ナシだけど、なんでキャストに選ばれたのかは正直疑問で仕方ない(特に悪くはないんだけど、なんか疑問が拭えない)。
ロザムンド・パイクと(リチャード・)ジェンキンスは先に見た作品のせいでメッチャすっごく怪しんでた(前者はもちろん『ゴーン・ガール』、後者は『ホワイトハウス・ダウン』ね)。でもそしたら外れだったし、遂に正義を完遂したけど何故だろうね?キナ臭さが一向に抜けてくれないのw
ほんとパンフをブックオフに売る口実が欲しくて見たのに、最初に鑑賞した時より映画好きになっちゃったよ!もうパンフは出せないな。それどころか今年の続編、映画館で見たくなったよ♪しかも今度の監督はズウィックだし、ちょっと期待!
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