劇場公開日 2013年3月1日

  • 予告編を見る

「正義かどうかなんて、そんなものは感じない。 ただアル中・薬中のパイ...」フライト キッスィさんの映画レビュー(感想・評価)

0.5正義かどうかなんて、そんなものは感じない。 ただアル中・薬中のパイ...

2017年7月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

正義かどうかなんて、そんなものは感じない。

ただアル中・薬中のパイロットが上手く操縦したという話。
操縦の腕は上級だが、生き様は下級。乗客・乗員関係なく亡くなった人がいるのに「英雄」という冠がつくことが納得できない。

最後に飲酒したのは自分で、アル中だと告白し、刑務所に入る。
罪をなすりつけず、自分だと懺悔し「自由」の身となる。キリスト教の懺悔のようなものだろうか。更正するのは当たり前だが、それを美化しようとする筋道。それはいただけない。

階段でがん患者さんが朝を迎えるのがありがたく、大切なことだと言ってたところ、そこだけがよかった。イノチの最前線を感じた。

アル中更正の話であれば、そっちをもっと描くべき。ちょっとがっかり。

キッスィ