TIME タイムのレビュー・感想・評価
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時は金なり
DNA操作で、25歳までしか生きられなくなった人間世界を舞台にした近未来物語。それ以上の寿命を得たければ、働いてお金の代わり時間を稼ぐという、なかなかユニークなシチュエーション。
しかし、地獄の沙汰も金次第ということで、お金をよって、寿命を買うことができ、金も持ちは、何百、何千年もの寿命を獲得できる格差社会。
ストーリーとしては、スラム街の青年が、金持ち社会に乗り込んで、このシステムをぶち壊していく、よくある下剋上物語。そこに、金持ちの娘が絡んだ恋愛ドラマ仕立てとなっている。
但し、突っ込み所は万歳。それなりの未来であるのに、走っている車は、60年代のアメ車の改造車? 手を握っただけで、簡単に寿命を受け渡しできたり、拳銃で撃たれたのに、寿命をもらうと元気になったり…、最後に100万年分を奪ったが、それだけでは、絶対に人々に分けるには足りないと思うのだけど…?
まぁ、それなりに時間潰しにはなりました。
時は金なり
個人的には楽しめた
なんか、ラノベっぽいよね。海外の。
ハンガーゲームを思い出しました。
まず良いところから。やはり設定ですね。時は金なり、Time is moneyを文字通り再現した世界をあれだけ面白く、スリルたっぷりに描けることはシンプルに尊敬します。お母さんのシーンなんかはこの設定のこの映画で1番見たかったシーンでした。
でも正直この映画は設定一点張りタイプの映画なんですよね。なのであらすじを聞く分には面白くとも実際に見ると脚本の粗なんかが目立ってしまいましたね。
警察はザコだったり、途中からは普通にただのお金でも良いようなストーリーになってしまっていましたし。
ですがそういう細かいところを気にしなければ良い映画だと思います。ヒロインも可愛いですし。
是非ご覧ください。
斬新な設定を活かし切れておらず!!
シビアな設定ですが、特に緊張感や重みは無く、日本の量産SFアニメのような印象でした。特に後半は男女二人で逃げるだけで、ピンチらしいピンチも無く単調でありきたりに感じました。ポリコレ全盛の現在からすると、このタイプの映画で黒人や中国人が登場しないのは逆に新鮮で良かったです。
テーマだけでよかった
設定、世界観がとにかく秀逸。だけに惜しい。
『時間=通貨=寿命』という発想が素晴らしく、体内時計という時限爆弾の設定が緊迫感増。常に『死』へのカウントダウンを気にする生活。本来、平等なはずの『時間』に貧富の差があり、それが『財産』となっているのが凄い。
ウィル役のジャスティンの好演も随所に光り、シルビア役のアマンダが魅力を最大限に発揮。SFアクションの括りだが、アクションは全体的に控えめ。
秀逸な設定が逆に縛りとして厳し過ぎる感も否めなく、展開が窮屈になってしまったか。大切な『時間』も容易にやりとり出来るのと、随所に物語上の突っ込み所が見えてしまい、観ている側の没入感を削いでしまったか。
最初から設定としての世界観として受け入れ、多くは突っ込まないで楽しむ映画。戦う先が見えにくく、時間監視員とギャング、そして大ボスとバラけてしまったのは残念。最初と最後で綺麗に伏線を回収するのは良い。
惹き付けられる展開が多々あったのだが、脚本次第では、物凄く大化けしたかもしれない。設定に興味が出たら試しに観るのは全然アリの、時間の大切さを考えさせられる『勿体ない』一本。個人的に設定は凄く好きなので★+0.5。
人の余命が通貨となっている世界、設定はおもしろいが怖い。 お金と違...
設定を活かし切れていない脚本が全て
設定はそこそこ面白い。金の代わりを寿命がつとめていて、秒単位で簡単に他人や機械とやり取りができる。高級自動車は 59 年、タイムゾーンを越える料金が1ヶ月、コーヒー1杯が4分といった具合で、他人から強奪する事件なども多発しており、寿命の残り時間が0になると即死する。自分の残りの寿命は 13 桁の数字で腕に常時表示される。◯◯◯年◯◯月◯◯日◯◯時間◯◯分◯◯秒で 13 桁だから、表示される最大値は 1000 年のはずだが、物語には 100 万年とかいう長大なものまで出てくるので、システム的に問題がある。また、人間は 25 歳以上歳を取らないという謎の設定がある。恐らく生理的な欲求が衰えないようにという配慮であろう。
冒頭で主人公母子が登場するが、どちらも 25 歳を超えているので、見かけは同い年に見える。社会は階層化されて、主人公のような最底辺のスラムの人間は、毎日1日分の寿命を労働で稼いで生き延びるしかないが、最上級の階層は、下層の人間を追い詰めて税などとして奪った寿命で贅沢な暮らしをしており、持っている寿命が 1000 年を超える者までいる。冒頭で、主人公はある経緯によって 100 年もの寿命を手にするが、それを奪おうとする集団から襲撃されたり、寿命を賭けてのギャンブルを行ったりと波乱万丈の展開を経て、この仕組みそのものの破壊を目的にするようになるのだが、いろいろと雑なところが目に余る。
上流社会の男の娘をさらって逃げる時に、階層(タイムゾーン)を越えて自分の家まで戻るときに、通行料が足りないのではとか、自分の足で走ったこともない上流階層のお嬢様がハイヒールを履いた格好で元気に走り回ったり、住宅も銀行もセキュリティーが甘過ぎるし、最下層では寿命を奪い合う暴動が起きていても不思議でないのに秩序は守られているし、主人公はどんな状況でも拳銃の弾が当たらないと言ったご都合主義が目に余る。
社会の仕組みを壊そうと思った者が 50 年もの過去に一人もいなかったというのも奇妙な話であるし、そもそも仕組みを変えてからどんな社会を作りたいのかといった話が何も見えない。50 年くらい前には、自分の不遇を社会のせいにして、地に足のつかない革命ごっこで自分の人生を無駄にした幼稚な馬鹿者が日本にも沢山いたが、そいつらとこの主人公は本質的に何の相違も感じられない。
設定だけは面白いが、その面白さが全く活かされていない映画であった。映画館で見ていたら、金を返せと言いたくなったに違いない。いっぱい出てくる敵たちの結末も、それぞれあっけなさ過ぎて拍子抜けした。脚本が悪い映画はいくら撮影や演出を頑張っても良くなる可能性はないという話が思い出された。いくらでも面白くする方法はあっただろうにと、残念な思いにかられた。
(映像4+脚本1+役者3+音楽2+演出3)×4= 52 点。
時は金なり
かわいいから許す
人生は一分一秒ムダにしてはいけないってことだ!
「時は金なり」とはよく言いますが、この映画は、それだけでは足りません。
「時は、金なり、命なり」。
そう言うのが正しいと思います。
この世界では人生のタイムリミットが左腕に表示されています。
カウントがゼロになると心臓発作が起こり死んでしまうのです。
さらに時間が通貨の代わりにもなっており、
公共料金も、買い物も、高速道路の通行料も、すべて時間で支払います。
時間を得る方法は主に2通りあります。
1つは給料です。給料はお金ではなく時間を受け取ります。
多くの人がその日暮らしを知られ、1日分の時間しか支給されません。
毎日働かないと、カウントがゼロになってしまうのです。
もう1つは誰かから受け取る方法です。
右腕をつなぐことで人から人へ時間を移せるのです。
蓄えた時間を与えてもらえる場合もあれば、奪われる場合もあります。
このような世界になったきっかけは、
25歳までしか成長せず、その後は与えられた時間がある限り
生き続けられる身体に遺伝子操作したから。
時間を保有する限り永遠に生きていられるんです。
富裕層と呼ばれる人々は永遠とも言うべき時間を要し、
激しい貧富の差が生まれていました。
この辺は現代と同じですね。
時間が通過になっていると言うことは、
何をするにも寿命を削るということですよね。
娯楽を躊躇してしまいそう……。
私みたいにボーっと生きていると
あっという間にカウントがゼロになってしまいそうです笑
きっとこの世界の人たちは、ムダな時間を過ごさず、テキパキ動いているのでしょう。
人生を一分一秒無駄にしなさそうですね。
寿命と通貨がイコールであるという設定が新しく、
こんな世界で生活していたら、どんな価値観を自分は持つのだろうかと考えちゃいました。
やはり、ボーッとしている暇はありませんね!
ん~、大好きな映画を見るのもためらっちゃうかも。
常に何かを同時進行で進めていそうです。
仮に100年の時間を保有していても残り時間を意識しちゃいそうです。
25歳の身体で好きなだけ生きていくチャンスがあるとしても、
私には時間が有限である今の世界の方が性に合っていると思いました。
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