TIME タイムのレビュー・感想・評価
全122件中、21~40件目を表示
なんか、ラノベっぽいよね。海外の。
ハンガーゲームを思い出しました。
まず良いところから。やはり設定ですね。時は金なり、Time is moneyを文字通り再現した世界をあれだけ面白く、スリルたっぷりに描けることはシンプルに尊敬します。お母さんのシーンなんかはこの設定のこの映画で1番見たかったシーンでした。
でも正直この映画は設定一点張りタイプの映画なんですよね。なのであらすじを聞く分には面白くとも実際に見ると脚本の粗なんかが目立ってしまいましたね。
警察はザコだったり、途中からは普通にただのお金でも良いようなストーリーになってしまっていましたし。
ですがそういう細かいところを気にしなければ良い映画だと思います。ヒロインも可愛いですし。
是非ご覧ください。
斬新な設定を活かし切れておらず!!
シビアな設定ですが、特に緊張感や重みは無く、日本の量産SFアニメのような印象でした。特に後半は男女二人で逃げるだけで、ピンチらしいピンチも無く単調でありきたりに感じました。ポリコレ全盛の現在からすると、このタイプの映画で黒人や中国人が登場しないのは逆に新鮮で良かったです。
テーマだけでよかった
設定、世界観がとにかく秀逸。だけに惜しい。
『時間=通貨=寿命』という発想が素晴らしく、体内時計という時限爆弾の設定が緊迫感増。常に『死』へのカウントダウンを気にする生活。本来、平等なはずの『時間』に貧富の差があり、それが『財産』となっているのが凄い。
ウィル役のジャスティンの好演も随所に光り、シルビア役のアマンダが魅力を最大限に発揮。SFアクションの括りだが、アクションは全体的に控えめ。
秀逸な設定が逆に縛りとして厳し過ぎる感も否めなく、展開が窮屈になってしまったか。大切な『時間』も容易にやりとり出来るのと、随所に物語上の突っ込み所が見えてしまい、観ている側の没入感を削いでしまったか。
最初から設定としての世界観として受け入れ、多くは突っ込まないで楽しむ映画。戦う先が見えにくく、時間監視員とギャング、そして大ボスとバラけてしまったのは残念。最初と最後で綺麗に伏線を回収するのは良い。
惹き付けられる展開が多々あったのだが、脚本次第では、物凄く大化けしたかもしれない。設定に興味が出たら試しに観るのは全然アリの、時間の大切さを考えさせられる『勿体ない』一本。個人的に設定は凄く好きなので★+0.5。
人の余命が通貨となっている世界、設定はおもしろいが怖い。 お金と違...
設定を活かし切れていない脚本が全て
設定はそこそこ面白い。金の代わりを寿命がつとめていて、秒単位で簡単に他人や機械とやり取りができる。高級自動車は 59 年、タイムゾーンを越える料金が1ヶ月、コーヒー1杯が4分といった具合で、他人から強奪する事件なども多発しており、寿命の残り時間が0になると即死する。自分の残りの寿命は 13 桁の数字で腕に常時表示される。◯◯◯年◯◯月◯◯日◯◯時間◯◯分◯◯秒で 13 桁だから、表示される最大値は 1000 年のはずだが、物語には 100 万年とかいう長大なものまで出てくるので、システム的に問題がある。また、人間は 25 歳以上歳を取らないという謎の設定がある。恐らく生理的な欲求が衰えないようにという配慮であろう。
冒頭で主人公母子が登場するが、どちらも 25 歳を超えているので、見かけは同い年に見える。社会は階層化されて、主人公のような最底辺のスラムの人間は、毎日1日分の寿命を労働で稼いで生き延びるしかないが、最上級の階層は、下層の人間を追い詰めて税などとして奪った寿命で贅沢な暮らしをしており、持っている寿命が 1000 年を超える者までいる。冒頭で、主人公はある経緯によって 100 年もの寿命を手にするが、それを奪おうとする集団から襲撃されたり、寿命を賭けてのギャンブルを行ったりと波乱万丈の展開を経て、この仕組みそのものの破壊を目的にするようになるのだが、いろいろと雑なところが目に余る。
上流社会の男の娘をさらって逃げる時に、階層(タイムゾーン)を越えて自分の家まで戻るときに、通行料が足りないのではとか、自分の足で走ったこともない上流階層のお嬢様がハイヒールを履いた格好で元気に走り回ったり、住宅も銀行もセキュリティーが甘過ぎるし、最下層では寿命を奪い合う暴動が起きていても不思議でないのに秩序は守られているし、主人公はどんな状況でも拳銃の弾が当たらないと言ったご都合主義が目に余る。
社会の仕組みを壊そうと思った者が 50 年もの過去に一人もいなかったというのも奇妙な話であるし、そもそも仕組みを変えてからどんな社会を作りたいのかといった話が何も見えない。50 年くらい前には、自分の不遇を社会のせいにして、地に足のつかない革命ごっこで自分の人生を無駄にした幼稚な馬鹿者が日本にも沢山いたが、そいつらとこの主人公は本質的に何の相違も感じられない。
設定だけは面白いが、その面白さが全く活かされていない映画であった。映画館で見ていたら、金を返せと言いたくなったに違いない。いっぱい出てくる敵たちの結末も、それぞれあっけなさ過ぎて拍子抜けした。脚本が悪い映画はいくら撮影や演出を頑張っても良くなる可能性はないという話が思い出された。いくらでも面白くする方法はあっただろうにと、残念な思いにかられた。
(映像4+脚本1+役者3+音楽2+演出3)×4= 52 点。
時は金なり
かわいいから許す
人生は一分一秒ムダにしてはいけないってことだ!
「時は金なり」とはよく言いますが、この映画は、それだけでは足りません。
「時は、金なり、命なり」。
そう言うのが正しいと思います。
この世界では人生のタイムリミットが左腕に表示されています。
カウントがゼロになると心臓発作が起こり死んでしまうのです。
さらに時間が通貨の代わりにもなっており、
公共料金も、買い物も、高速道路の通行料も、すべて時間で支払います。
時間を得る方法は主に2通りあります。
1つは給料です。給料はお金ではなく時間を受け取ります。
多くの人がその日暮らしを知られ、1日分の時間しか支給されません。
毎日働かないと、カウントがゼロになってしまうのです。
もう1つは誰かから受け取る方法です。
右腕をつなぐことで人から人へ時間を移せるのです。
蓄えた時間を与えてもらえる場合もあれば、奪われる場合もあります。
このような世界になったきっかけは、
25歳までしか成長せず、その後は与えられた時間がある限り
生き続けられる身体に遺伝子操作したから。
時間を保有する限り永遠に生きていられるんです。
富裕層と呼ばれる人々は永遠とも言うべき時間を要し、
激しい貧富の差が生まれていました。
この辺は現代と同じですね。
時間が通過になっていると言うことは、
何をするにも寿命を削るということですよね。
娯楽を躊躇してしまいそう……。
私みたいにボーっと生きていると
あっという間にカウントがゼロになってしまいそうです笑
きっとこの世界の人たちは、ムダな時間を過ごさず、テキパキ動いているのでしょう。
人生を一分一秒無駄にしなさそうですね。
寿命と通貨がイコールであるという設定が新しく、
こんな世界で生活していたら、どんな価値観を自分は持つのだろうかと考えちゃいました。
やはり、ボーッとしている暇はありませんね!
ん~、大好きな映画を見るのもためらっちゃうかも。
常に何かを同時進行で進めていそうです。
仮に100年の時間を保有していても残り時間を意識しちゃいそうです。
25歳の身体で好きなだけ生きていくチャンスがあるとしても、
私には時間が有限である今の世界の方が性に合っていると思いました。
いい設定
あと一瞬というところで助けられなかった目の前で消えた母親の命
最後愛する人同じシチュエーション取り返す
伏線多数
秩序と正義とは一体なんなんだろう
設定が素晴らしすぎて、時間が足りなかった
3シーズンくらいドラマでやって欲しいくらい
それで父親と時間管理局のくだりも掘り下げて欲しいし、
世の中の構造(一般的な貨幣による価値と市場という考え方ではなく、時間が勝ちになったとき、どのような構造となっているのだろう(基本的には同じだろうが、そこを覗いてみたい)
1人の人が持っている時間が価値ということで、その人の体そのものが資本。
新鮮だった。
面白い
秩序の部分ももっとガッツリやってほしい
役者が全員良かった
きれいー
1時間49分とは思えない内容の濃さ
2時間半くらい楽しみたかった
何年も先がある永遠の命があってもその日の大切さには気づけない
この人たちはこれからもずっと1日1日を必至に大切にもがきながら、だけど輝いている1日を過ごすのだろうな
時間を無駄にしない
一番初めにこの変化のきっかけとなった人の最後の言葉
私の時間を無駄にするな
という言葉のように
この手の話は根本的に解決とかいうことはあり得ないし、これがきれいな終わりからだと思う
不条理、理不尽、だがそれが秩序
それを一時的な革命によって動いたとしても、長い世の中の定理はきっと変えようが無い
長く生きてきた人たち、その常理が変えられないとわかっている人たちは、
帰ることに無関心になり、そしてそのうち永遠に続く命に疲れていくのだろう
キャー
何に時間を使うか
WOWOWにて。
設定と演出が非常に独創的でおもしろい。
テーマは「タイムイズマネー」かな。
自分も一日を無為に過ごすことなく、一分一秒を有効に使いたい。
時間監視局や富裕層の車など、近未来感がある。
時間を管理するカプセル?も発想、形状ともに無機質ながら機能的で、あり得そうと思う。料金所(ゲート)が年季が入っているのも、時間管理するようになった年月を思わせる。
時間がズバリ通貨なので、日雇い労働者はまさに「その日暮らし」を強いられている。
残り数時間、数分…が毎日続いたら、誤って亡くなる人も続出しそうな気もするが。
全員が25歳という設定もおもしろい。25回目の25歳の誕生日か…。
貧困層ほど焦る、走るのは貧民だけ…。映画の中だけでなく現実でもそうかも、と考えたりする。
生きる目的は何なのか?特に富裕層は、何を楽しみに生きるのか?ちょっとした刺激のため?子孫を残すため?心が疲弊するという気も分からなくはない。
設定が良かったので、多少の矛盾やアクションの単調さは気にならない。
むしろアクションよりもサスペンス的要素や時間や生きる概念をもう少し描いてもらえるとさらに良かったかも。
時間の「管理」だけは引っかかる。時間のやり取りや移動している時間はどのようにしているのか?金庫に100万円だけポツンと置いてあるのか?
それ以外は非常におもしろい映画でした。
年に一度は観て時間の概念を確認したい。
以下、印象的なセリフ。
「100年後にできることを今するな」
「時間があれば走らない」
「時は誰にとっても苦痛」
「一日ある。有効に使える」
全122件中、21~40件目を表示