TIME タイムのレビュー・感想・評価
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設定のみのダメ映画
遺伝子科学によって人は25歳になると成長・老化が止まり、自分の持つ「時間」の消費が始まる
「時間」を使い切ると人は死ぬが、逆に「時間」を持ち続ける限り何年経っても死ぬことは無い
時間は通貨として取引され、永遠に生き続ける富裕層と、いつ死ぬかも分からない正に「その日暮らし」を送る貧民層に別れるそんな世界
これがこの映画の大事な大事な「設定」だ
これを聞くだけで色々な想像が膨らみワクワクするし、設定としては本当に100点満点だと思う
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しかし、内容に関して言えば、こんなに素晴らしい設定を持ち合わせていながらこんなにつまらない映画を作れるのかという位つまらない
つまらないだけでなく、ところどころ話の辻褄が合わないし、ツッコミどころが多く観ててウンザリしてしまった
以下、その突っ込みどころだが
・伏線のように親父の話を撒いてたけど、親父は結局何をしたの?
・ウィルがパーティー会場からシルビアを連れて貧民街まで脱走してきたけど、時間はどうしたの?(タイムゾーンをどうやって突破したのか疑問だし、それが無かったとしても単純に時間が足りない)
・最大の敵である監査局のボスみたいなやつの死に方が間抜け過ぎる(あ、時間チャージ忘れとった…ウッ!みたいな死に方…それはねぇだろ…)
その他覚えて無いけど、観てて数えきれないほどの疑問点があったと思う
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単純に製作者の力不足を感じる
この設定だけ渡して他の監督にやらせれば素晴らしい作品ができるんじゃなかろうか
DVDで観たからよかったもののこれを映画館で観た人はご愁傷様といった感じだ
テーマと俳優の無駄遣い
時は金なり…ではなく、時は命なり
寿命が25歳で止まる近未来、25歳以降は“時間”が通貨。
時間を得る為に額に汗して働き、盗みや殺人も発生する。
富裕層は100歳以上も生きられ、貧困層は時間を得られなければ死んでしまう…。
お金を時間に置き換えた設定がユニーク。
刻一刻と迫る命のタイムリミットは、もし自分だったら…?と思うと結構恐ろしい。
富裕層は時間をドブに捨てるように無駄遣いし、貧困層は1分1秒でも惜しい。
その構図はまさに“お金社会”を彷彿させ、二度と戻らない時の尊さをも考えさせられる。
映画自体は社会派ではなく、娯楽SFアクション。
突然ある男から100年の時を譲られた青年ウィルが、時間監視局の追っ手を振り切りながら、時を支配する富裕層の陰謀に迫る…。
富裕層で出会ったシルビアとの逃走劇は、どことなく“ボニー&クライド”を思わせる。
斬新な設定故の辻褄が合わない部分やご都合主義もあるが、なかなか楽しんで見れた。
そしてもう一つ特筆すべきは、アマンダ・セイフライド!
とにかくセクシー&キュートで、その魅力はこれまで出演した映画の中で一番なのでは?
時は金なり!
往きの機内映画で観た映画の一つですが、英語字幕すしか無かったものの、その単純な設定?の為に悩まずに楽しく観ることができました。「時は金なり」と言いますが、この映画の世界ではまさに時間が通貨として流通しており、もっとすごいのは25歳を過ぎるとその時間を切り売りして暮らしていかなくてはならないというところです。そして時間が無くなった人はそのまま死亡してしまうという、なんとも取り返しが付かないというか、時間が通貨替わりだけではなくそのままの人生の余命という意味もある設定です。なので、貧困層は日々余命を稼ぐために労働をしなくてはならず、その動機付けはお金を稼ぐという意味と共に人生そのものを生きるために働かざるを得ないという設定です。
まあ細かいところは突っ込みどころ満載の設定と描写ではあるのですが、絵になる主人公二人と常に命が掛かった残り時間との勝負というスピーディーな設定で飽きさせない映画だと思います。
いつの世も富裕層と貧困層という格差社会に落ち着いてしまうのは、人間社会の性なのでしょうか?この映画の中での支配する富裕層は、永遠にも近い余命時間を持っており、大して貧困層は日々の余命時間を稼ぐのもやっとという生活を強いられています。それでも少し前の日本の一億総中流社会ではないのですが、システムの矛盾や幻想があったにしろ今の格差社会と比べてどちらが良いのかと考えてしまいます。どちらの社会も合う人と合わない人、社会全体としての進歩など考えると、どんな社会も永遠には続かずに修正や繰り返しを経ながら進んでいくのでしょうね。そういう意味では、かつてのユートピアの実現ということには、非常に懐疑的にならざるを得ません。それでも滅多なことでは飢えることもなくなった日本を含めた先進国は、他の国から見ればユートビアでしょうし、相対的な評価と感じ方にならざるを得ません。
さておき、近未来SFとしては好きな部類の映画なのですが、アクションばかりではなく、こんな設定の社会になった経緯やシステムを維持している黒幕?や組織などももう少し描いてくれると面白かったと思います。まあ機内映画で観るにはちょうどよい映画でしょうか。
あたまでっかち映画
通貨の変わりに人生の残された時間を流通させて、貧困層と富裕層が対立している社会が舞台のSFアクション映画。
主人公は28歳の若者なのだが貧困層で一日分の時間を低賃金労働で稼いでその日暮らしのような生活をしている。ところがあるひ100年分の時間を手にしてしまい、富裕層の生活エリアに侵入する。
そんな中学生向けSFみたいな話なんだけど、けっこうきちんと物語られていて安っぽくないと思っていたんだけど、後半に行くに従ってそんな設定が単なる時間切れサスペンスとしてしか機能しなくなって普通のアクション映画みたいになってしまい残念だった。
前半は1%の富裕層が残り99%を搾取しているとか言われるこの現代のメタファーとしてお金が時間になっているのか、なるほどとちょっと考えさせられるんだけど、後半そんなのがどうでもよくなるし、変にゆるくなっていって父の謎は放りっぱなしだったし、時間を賭けてのタイマンバトルなど意味がよく分からない。
何よりダメなところは登場人物に人間味がさっぱりないところでお人形さんをコマとして動かしているみたいだった。ヒロインは美人だけど神田うのみたいで性格が悪そうなギスギスした感じでとても嫌だった。美人てだけで誰もが喜ぶと思ったら大間違いだ。二人が愛し合っているようにはあんまり思えなかった。でもおっぱいは意外ととても大きかったのでわしわしと揉みしだく場面が見たかった。セックスをするかと思うと邪魔が入って最終的にやってなさそうだったけど、そういったモヤモヤした感じが出ているとぐっとよかったんじゃないかな。
いろいろ難しく考えたであろう設定は、物語りにそれほど貢献しておらず、でも見る前に思っていたほどくだらなくなかった。最終的に何が言いたいのか意味がどうでもよくなるような構成で、何も心に残らない映画だった。でも寝不足で見に行った割には眠らなかったので、退屈はしないし映像は見事だったのでお金を返せとも思わない、そんな映画だった。
車がやたらとかっこよくて、そんなかっこいい車が派手にクラッシュする場面はよかった。
薄味
25歳から体内時計の余命時間が動き出すという宣伝を見て、その結末が気になって観に行った。
ジャスティンが格好良く、アマンダはとってもかわいい。
ただ、内容については、設定だけが印象深く、そこにまつわる人間の心理や諸々については薄かった。
観にいく前から想像できる「貧困層」「富裕層」のやりとりに終始した印象。
ラブストーリーについても、吊り橋効果という言葉が頭をよぎって、
素直にひかれあう2人という気持ちになれなかった。
ハラハラする場面は開始数分からあり、そういう面では退屈しない。
スーツとドレスで逃げる2人もとっても絵になる。
「格好良い」映画だったな~という感想。
設定が素晴らしい!
ギリギリ!
ようやく観られました『TIME』!
物語は未来と言うより現在と似たり寄ったりで違和感無く。
主役2人は衣装共にカッコイ良い!!
アマンダの細ーい足と豊満なバストとデッカイおめめに釘付け。
そしてなんと私のイチオシイケメン、アレックス君が出演してるじゃないですかーー!!!!
良かった…観て良かった…チンピラ役が残念だけど、会えた〜
主役二人が出会う前の生活を掘り下げればもう少しキャラクターに深みが出たんじゃないかと思いました。
時間が無い貧民層の中にあっても逞しく、思いやりと愛を忘れないで暮らす世界と、あり余る時間を富裕層でいながら退屈に絶望しながら愛無く過ごす世界…
こんな想像や続編の妄想まで出来てしまう“のりしろ”があるのが又よいのかもしれない作品ですね。
走りまくる映画。
ずっと走ってるシーンばかりの映画は結構あって、
これはそれほどずっと走ってるわけじゃないけど走ってるシーン満載な走る映画の1つ。
あらすじが面白そうなのと、
何よりもトビー・ヘミングウェイが出演してるというので日本公開待ちわびてた映画。
トビーはメインのタイムキーパーにつく2人の部下の1人として出演していて、予想してた以上に映ってた上に最後のエンドクレジットでも文字が大きく載せられてたのでとても嬉しかった。
だけど、話全体はというと少しがっかり。
ベタなSFアクション展開や、恋愛モノに終始しなかった点はよかったんだけど。(なのでそれを期待して行くと酷くガッカリするかも)
あらすじから漂ってた近未来SF設定が売りでそれを面白そうと思って見に行ったんだけど、時間の所有量が腕を見ると一目瞭然で隠す以外の裏技があるわけでもない工夫のしようがない部分や、突っ込みどころが色々。そして、結局お金が時間に置き換えられてよりわかりやすくなり、その構図は現代とそう変わるわけでもなく、それにより話が複雑化せず逆に単純化してしまったっていう印象があった映画でした。
近未来なのに車、自転車、バイクより足で走ってばかりでアナログな映画(笑)シルビアがヒールで全力疾走してるのに凄いと思っていたら、その時は走る用の靴はいて撮影してたとか。
面白い設定だけに少しもったいないって思ったのはきっと私だけじゃなかったと思う。
注目すべき点は、衣装。
この映画の衣装は、シルビア(アマンダ)の衣装が素敵だとファッション雑誌に載ってのを見かけたけれど、
アマンダだけじゃなく、メイドやシルビアの父や、男女共に絶妙な近未来さのあるモードサイバーな衣装が素敵。
しかし衣装に目を奪われていたからか、シルビアがほとんど最後の最後まで同じドレスのままだったのが気になってしょうがなかった…。
ロビンフット+バッファロー66 meets 近未来SF。
ベタな映画
時間よりも感情が足りない [スコア修正]
リアリティあるSF映画に滅法強いアンドリュー・ニコル監督最新作……
って紹介しちゃっていいんかなあ、この映画。
予告編を観ても「なぁんか力の無い画だのう」と感じて観る気が起きず、
後で彼の監督作だと知って、それならと鑑賞してみたのだが……
なんでしょーかね、この盛り上がりに欠ける感じは。
他の方々の判定を見て心構えはしてたけれども。
ツッコミ所(とJ・ティンバーレイクの浮き加減)については
他の方々が語り尽くしていると思うので、ちょっと違う所を書いてみようと思う。
人間の寿命が“通貨”として扱われ、
寿命を独占する富裕層と、寿命を搾取される貧困層とに別れた未来社会。
言うまでもなく現代の格差社会を揶揄する内容ですね。
現実でも全人口のたった1%が残り99%と同じだけの資産を独占し、
更にそのリッチなお歴々は政治にも大きな影響を与えて自分達の利益を守ってるんだとさ。
腐るほど金を持ってると性根まで腐ってくるんですね、へぇ〜。
劇中でも、富裕層の人間は社会の支配者として描かれていた。
時間犯罪捜査局のレオンがあの仕事を50年続けていると話していた事を考えると、
あの体制は最低でも50年は続いているのだろう。
で、ひとつ疑問。
「この体制に不満を感じて反旗を翻した人間が、50年も現れなかったのか?」
現実なら当然おかしい。
そりゃ時間は足りないし、ばれたら即殺だろうが、
小規模でも何らかの反政府活動が行われて然るべきではないか?
(監視カメラや捜査局員の数も大して多くないし、難しく無さそう)
可能性があるのは主人公の父親だが、彼が何をしてたかは結局サッパリ分からず。
息子の方なんて、聞くまでもないような『世界の真実』に
今まで気付いてもいなかったようだし。
思えばレオンが武器も無しで貧民街に取り残された時も、
住民達はじわじわ寄ってきて挑発するだけだった。
彼らはもっと攻撃的でも良かった筈なのだ。
何せ相手は、自分達の命を搾取する憎き連中の手先なんだから。
つまるところ、
この映画には“怒り”の感情が決定的に欠けている。
人を道具のように扱い、挙げ句は親や友人をも死に追いやる
システムへの怒りが、まるで伝わってこないのだ。
これでは主人公達がいくら活躍してみせた所で
それが切実なものとは感じられない。
世界観の作り込みも足りないが、何よりエモーションが足りない映画かと。
<2012/3/3鑑賞>
強烈な資本主義批判
とても良い映画でした。
久しぶりに面白いと思える良い作品に出会いました。
25歳から時間に支配されて、自分の余命がカウントダウンされていく、長く生きるには時間を買わないといけない。
時間が通貨となった世界にもスラムゾーンと富裕ゾーンがあって、現代社会を完璧に投影している作品。
私たちが経験していることが反映されてるから、刺激的でした。
主役のジャスティン演じるスラムゾーンに住む青年、ウィルの生き方は知的でとても好感をもてました。
ラブストーリーも入っていて感動しました。
自分にとっての価値は何かを考えさせられ、最後まで観ていて気持ちよく終われたので本当に良かったです。
時間の無駄です。
意外と
善悪の彼岸…
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