顔のないスパイのレビュー・感想・評価
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ザ・ダブル
観終わってみると邦題より原題のThe Doubleの方が意味深でなるほどと納得。
謎解きが肝なのに早々とポールの正体が明かされてしまうのでマイケル・ブラント監督の意図が読めない・・。それでもリチャード・ギア熱演なので我慢して観続けると驚きの結末。
ミステリーなので観てのお愉しみということで悪しからず。
アメリカ映画なのにロシアの方がスパイ育成には一枚上手に思えてしまいますね、個人的にはこんな手の込んだスパイものより007やキングスマンのような単純明快な悪党退治が好みなので後味は今一でした。
リチャード・ギアには似合わない役どころ
今から11年前の、リチャード・ギアもまだ脂がのっている頃の作品。彼には珍しく、FBIやCIAが絡んだサスペンス・ミステリー。しかし、彼の甘いマスクからすると、やはりこうしたサスペンスは似合わないし、凄腕の殺し屋としての緊迫感が感じられないのも事実。やはり彼には、『プリティー・ウーマン』のラブ・ストーリーの紳士役のイメージが強い。
展開は、冒頭からのミスリードで、終盤になっていろいろとサプライズなどんでん返しを仕組んでおり、決して面白くないわけではない。しかし、無駄に凝り過ぎていて、「エッ、どういうこと?」直ぐに展開が呑み込めなく、鑑賞後に他の方のレビューを読んでようやく納得した。
要は、リチャード・ギア扮する凄腕の二重スパイのポールが、凶悪犯として復活したカシウスを追跡し、妻と子の復讐を成し遂げようとする物語。だが、そのカシウスこそが、ポール本人と言うのだから、これだけでも複雑…。そこに、ポールと共に捜査に乗り出す若造の相方・ベンもまた、別の顔を持つスパイだったという顛末の、二重構造のストーリーとなっている。
物語は、上院議員が首を斬られて殺される事件が発生するところから始まる。その犯行の手口こそ、嘗てポールが追っていたカシウスの手口。その殺人事件の捜査に乗り出したCIAのポールに、FBIKの若造のベンが相方として指名される。当初は、ベンの頼りなさに辟易していたポールも次第に情が湧き始め、友情が芽生えていく。そんな中でベンは、カシウスの正体も知ることとなり、ポールの本当の目的も明らかになった時、ベンの正体も明かされるという、とにかく複雑なラストを迎える。
先にも書いたが、やはりリチャード・ギアにこの役を抜擢したのは、配役ミスではないだろうか。激しいカー・チェイスやアクションの際も、スマートで表情のないクールさの為、命がけの必死さが伝わってこなかったのが残念だった。
良かったけど印象に残らない感じでした
悪者ではあるが非情にはなれない、そんな役がバッチリ決まっておりました。
犯人の姿がわからない...どう解決していくのか苦悩する話しで相棒にいつバレるか、バレずに目的を達成できるのか、ハラハラしながら観る流れです。
欲を言えば、インパクトある場面がなかったのが残念です。
ラストは上手くまとまっており予想してませんでしたし、緊張感ある展開と、うまく言えませんが冷たく寒い感じのクリア映像は良かったです。
関係ないけど、この頃のリチャード・ギアは小泉純一郎に似ていた時期ですかね。
カシウスがスパイというより必殺仕事人みたい…
原題のThe Double から誰かが二重スパイだということは推察できる。
結局はカシウスの模倣犯をカシウス自身が追うというストーリー。
やっぱりリチャード・ギアを悪役には出来なかったということか。
それにしても、紐をシュッと投げて命を奪うカシウスの手口はスパイというより必殺仕事人みたいだった。
何がなんだか、ようわからん‼️❓
顔がないのではなく2つある
ホーキング?
「ホーキング博士がカシウスだ!」・・・何だか理解できない証明だったが面白い。
ポールがカシウスだったという真実は前半にわかるので興味も薄れてゆく。やはりリチャード・ギアが冷酷な暗殺者には見えないせいだろうか。
ポールはFBIの若手エリートのベン・ギアリー(グレイス)とコンビを組まされる。CIAとFBIがタッグを組むこと自体が異例に思えるが、ハーバード出でカシウスについての修士論文を書いたほど執心だったベン。念願かなったり!といった雰囲気だったが、頭でっかちで実戦経験のない若造をポールは冷たくあしらう。そこへ、ブルータス(モイヤー)=暗号名カシウス7という男がまだ生きている教えられたポールは彼を殺してしまうのだ。情報収集が目的だったが、自分の正体を見破られないようにしたためか。
カシウスを追っていたCIAのハイランドだったが、メキシコからの不法入国者の映像をチェックしてみると、ポールがそこに殺し屋ボズロスキー(テイマー・ハッサン)の姿を発見する。こいつが上院議員を殺したカシウスに違いないと捜査陣も納得し、ポールは単独でボズロスキーを追い詰めるが、実はポールは家族を彼に殺された復讐を果たそうとしていただけだった。
奇妙な師弟関係、連帯感が養われてきたコンビだったが、ベンはポールこそが伝説のカシウスじゃないかと感づくようになる。そしてクライマックスでは三すくみの対立。ポールはベンが新たな二重スパイであることに気づき、ベンこそが上院議員を殺した張本人だったと白状する。スパイ天国でもあるアメリカにロシアからの新たな入国者を守るため、カシウスを消せとの命令が下ったせいだ。
あっさりとポールとボズロスキーが相討ちとなり、ベンだけが生き残ったのだが、カシウスの凶器でもある時計から伸びるワイヤー。その時計をボズロスキーの腕にはめかえておいて、捜査陣にはボズロスキーこそがカシウスだったと告げるベン。このラストがなかなかのもの。常に尊敬していたカシウスという存在と、家族を愛していた男を簡単に始末するわけにはいかなかったのだ。そして、また彼もカシウスと同じ運命を辿るんじゃないかと思わせる哀しいエンディングがいい。
引退した暗殺者というキャラなので、渋さも緊張感もなかったのだが、ボズロスキーの映像を発見したときのギアはよかったよ。
悪役が、渋い。
観たことあったような気がしていたのだけれど、
気のせいだったみたい。
リチャード・ギアが扮するポールは、
伝説の暗殺者カシウスを追っていた、元刑事。
20年前に姿を消した、カシウス。
もはや死んだとされたカシウスと、
同じ手口での犯行が行われたことで、
カシウス死亡説が疑問視され、
ずっとカシウスを追っていたポールが呼び戻される。
・・【ここからネタバレ】・・・・・・・・・
しかし、だいぶ早い段階で、
カシウスと同じ手口で殺害を実行したのは、
・・・ポールだった。
え? ・・・カシウスは、ポール??
その疑いは晴れないまま、
いや、寧ろ確信に近づくばかりで、
最後のどんでん返し。
カシウスが姿を消す前、
ポールは、妻と子供をカシウスに殺されていたのだ。
そこからは、ポールの復讐劇に変わっていた。。。
・・・・・・・・・【ここまでネタバレ】・・
悪役(?)のリチャード・ギア、渋い。
策に溺れてる感
予告等でほぼネタバレしてしまっている
The double
カシウスは、だーれだ?
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