最強のふたりのレビュー・感想・評価
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心まで障害者になるな!
首から下がマヒした大富豪のおっさん
素行の悪い刑務所帰りのスラム出身の青年
ひょんなことからヘルパーとして生活を共にする
交わるはずのない二人が交わり、それぞれの足りない部分を吸収し
互いの人生に影響を与え合う。
障がい系ってどうしても雰囲気が陰鬱になるイメージなんですけど
この作品は結構前向きでよかったですね。
介護される側もはれ物に触れるように丁寧に丁寧に気を使われると
息が詰まるものなんですかね。
だからこそ青年の気を使わない扱いを楽しんだのか。
どのような状態であろうと人の心の持ちようで人生は変わるものなんですかね。
気の持ちようってのは結構大事なのかもしれないですね。
ほんと、前向きに生きていきたいもんです。
もっと早く見ればよかった〜!
泣けました
どんな境遇にいても人とのつながりや友情の力は大きいんだと感じさせて...
どんな境遇にいても人とのつながりや友情の力は大きいんだと感じさせてくれる、心温まる作品です。フィリップ役のフランソワ・クリュゼと、彼を支えるドリス役のオマール・シーのコンビが最高で、全然違う二人がぶつかり合いながらもお互いに影響し合っていく様子が本当に微笑ましいです。
ドリスの無邪気さとユーモアが、富豪フィリップの硬く閉じた心を少しずつ解放していく様子が自然で、観ている側も気づけば笑顔になっています。富裕層と移民出身者という社会的背景の違いも描かれているけれど、重くなりすぎず、爽やかに進んでいくストーリーが心地よいです。
ただ、フィクションとしての美化された部分もあり、リアルさを求める人には物足りなく感じるかもしれません。とはいえ、見終わった後に温かい気持ちになれる映画です。
まあそういうこともあるんちゃう?
居心地のいい男
男と男の友情劇
何が「最強」だったのか?
邦題を付けた人物が、この映画を観て何故「最強」とつけたのか。単に分かりやすい、語呂が良い、などの理由も考えられるが、僕は「ふたりでいれば最強だ」と思える関係になれる素晴らしさ、を表したのではないかと思いました。
友情だったり、愛情だったり、チームメイト、ビジネスパートナー、そんな人間関係において極々たまに「最強」の関係が築ける相手に出会える幸福を、気付かせられる映画でした。
僕自身も介護の仕事をしていますがこの映画は「何が正解か」ではなく「このふたりにはこれが正解だった」という話で、介護とは人間関係とは「こうあるべきだ」ではなく「こんな話もあるんだ」という話です。が、現実でも「これが正解、こうあるべきだ」と言われ教えられていることが、実はそんなもの無くて、個人毎に正解があることに気付いて欲しいと思いました。
今後のキャリアを考えさせられる作品でした。
笑いあり涙あり、支えあう2人の感動の実話
日常の会話からユーモアいっぱいに、かつ人種差別や移民などの社会問題もしっかりと織り交ぜながら描き出した、笑って泣けるヒューマンドラマです。
何が普通で、何が平等なのか、自分にとっての幸せは何なのか?
フィリップもドリスも自分にないものを見るのではなく、自分にあるものは何かを見て、自分たちの幸せを形にしていくし、『最強のふたり』というタイトルがしっくりきます。
お互いの違いを認めて、その違いから学ぶことで、相乗効果が生まれていくのが学びでした。
腫れ物にさわるような同情にうんざりしていたフィリップが ほしかった...
介護は大変
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