「感情のゲージの振り幅が凄い映画」最強のふたり Miyabi Tatsumiさんの映画レビュー(感想・評価)
感情のゲージの振り幅が凄い映画
ヒューマンストーリででとにかくこんなに笑った映画は初めてだった。そして悲しく、切なく、涙が溢れ、やがてそれは感動の涙へと変わりラストを迎える。
たった2時間でここまで感情が変化したのは初めての体験だった。ど派手なアクションとCGを駆使したエンターテイメントムービーなどよりもぐっと激しく心が揺さぶられた。更に言えば映画以外でもそんな経験は記憶にない。
ストーリー展開を注視したり、映画の示唆するものを探る事などに頭を使う必要などは全くなく、兎に角、映画に身を任せて感じる。そういう素晴らしい体験ができた。それは身構えたからではなく、冒頭から自然と感じる体勢になっていた。これが実物ベースの脚本と言うから脱帽である。
さほど映画を観てきた人間ではないが自身にとっては映画の概念が覆される作品だった。
2時間の間に激しく揺さぶられる感情。それこそが映画の真骨頂なのかもしれない。
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