ダムライフ

劇場公開日:

解説

2011年・PFF(ぴあフィルムフェスティバル)アワードでグランプリを受賞し、第24回東京国際映画祭の日本映画・ある視点部門にも出品された、北川仁監督の初長編作。子どもの頃に妹を殺してしまったトラウマから、誰の言うことにもすぐに従うロボットのような人間に育った青年。ダム工事の現場で働き始めた彼は職場でいじめにあうが、やがて友人もできる。しかし、偶然起こった同僚の転落死をきっかけに事態は急変し、青年は大殺戮を引き起こしてしまう。良質な日本映画の未公開作品をセレクトした特集「Open the Cover 未公開映画のフタを開ける」で上映。

2011年製作/84分/日本
配給:アウトサイド
劇場公開日:2015年3月21日

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映画レビュー

4.0ホラーか、ブラックコメディか。

2015年3月28日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

私にはホラーでした。

殺戮シーンはあれど、グロテスクさはありません。
主人公の人格と、登場人物たちの置かれた環境がホラーでした。

日本の未来を皮肉に揶揄しているようにも思えます。
善悪の区別がつかない。
自分で考えられない。
疑問すら持たない。
親に教育を放棄され、倫理観も道徳心も持たない。
それは恐ろしい怪物ができあがるわけです。

驚くべきは、出演陣の(特に主役の)表情の演技力でしょう!
自分を綺麗に見せつつ演技をする、なんてことはないのです。
この時にはこの表情しかないだろう!
とばかりに、いかにも人間らしく顔を変化させるのです。

かっこつけた、イマイチな邦画ではなく、
これを海外に持っていってほしい。

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お嬢。

2.5甘めの評価

2015年3月22日
フィーチャーフォンから投稿

笑える

単純

B級と言ったら失礼ですが、そういうことで制作費の問題がある為その辺は評価対象外です。

シリアスな中にユーモアが効いていてなかなか楽しめました。間が少しまどろっこしいところや流れが滞るところもありますが許容範囲内。
期待していなかった割には?楽しめました。
大々的に作られた映画ではないからこそ出来る小回りが効いた感じ。

併映された短編のりんごの方が個人的には高評価。

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Bacchus