劇場公開日 2015年8月1日

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「正直よかった」進撃の巨人 ATTACK ON TITAN いそろくさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0正直よかった

2015年8月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

期待半分、不安半分で観に行った。
期待は、「たまむすび」で脚本の町山氏の話を聴いて、原作との設定の違いの理由や、諫山氏自身がどう脚本に関わってきたかなど、興味深い内容だった。
不安は、史上最低のクソ映画「日本沈没」の監督がメガホンをとったことがどうなるか。

実際観て、特撮は迫力があり巨人の恐怖も伝わってくる。人が食われるシーンも最高。思わず笑ってしまう。挿入曲もいい。原作から変更された設定も、後半を観なければ分からない部分もあるが、これまでのところ、これはこれで有りだと思う。

原作に忠実でなければならない、と思う人は、お金を払ってまで観に行かないほうがいいと思う。
(正直、話の展開が途切れないストーリーで、しかも完結していない原作を、前後編200分ぐらいに忠実につくられるのを期待するほうが間違い。)

逆にこのぐらいの変更がなければ、映画化する意味もないと思う。
これまでの、前半は面白かったが問題は後半にどうまとめるか!?

あえて不満点を言うと、この独特の世界観もいいとは思うが、軍艦島での撮影は正直いらないとは思う。(たった2年で巨人に破壊されていない部分はあんなに朽ち果てる感じにはならないと思う。)
あと、ハンジの変人ぶりはよかったが、かっこよく戦うシーンがあってもよかったと思う。
ちょい、ネタバレになるが、
赤ん坊の巨人は必要か?? 後半での展開によってつじつまが合っていればいいのだが、おそらく単に主人公をおびき出すためにつくったもので、不自然なものになると思う。

いそろく