「子供には見せちゃだめ(^^;)」進撃の巨人 ATTACK ON TITAN いくみさんの映画レビュー(感想・評価)
子供には見せちゃだめ(^^;)
世界観とキャラの 名 前 を借りた別の映画だと思って観に行けば普通に見れる映画です。
原作が好きで、その映画化だ!と期待して観に行かないほうががいいと思います。
水原希子や石原さとみ(2大唇女優が出演してるんですね)や三浦春馬や長谷川博己が好きな人が観に行く映画です。
●主人公エレンが全くのヘタレ(特に序盤)で、過去が真っ白の普通の20歳
●それに伴って、ミカサがエレン好き好き女ではなくなっている
この2点の重大な変更は、
作者諫山創さんとその編集者からの注文
らしいので(脚本の町山氏がラジオで言ってました)、そこはもうこういうものだと思って観るしかないようです。
これがなくても、全体的にテンポが悪くて眠くなる、しょぼいCG、しょうもない魅力のないキャラクター(人妻の誘惑とかいらん・怒)、と途中で映画館を出たくなりました。(実際上映中大あくびをしている人もいた。)
ふだんあまり映画館で映画を見てない人はいいかもしれませんが、映画好きでストーリーも映像もハイレベルな大作に慣れている大人にはちょっと鑑賞に耐えられないレベルではないでしょうか…。
あと、私が観た時は夏休み&原作が少年漫画ということで未成年の子供もたくさん観てましたが、はっきりいって巨人が人間をスナック感覚で「サクッ、プチッ」そして血がブシャー、手足ゴロゴロ、というシーンの連続なので、あんまり見せないほうがいいような…。ちょっとしたホラー映画とか、園子温映画並みの描写があります。(巨人も人間も俳優が日本人なので見た目がえぐい。)
あとは、監督が特撮映画の監督ということで、効果音とか特に「怪獣映画だな、これ」って感じでした。ていうか音楽かっこ悪い。もっとかっこよく作れるよね?わざとダサめを狙っているの?
唯一、石原さとみは声の作り方とかキャラ作りがとてもよくて、もっと見たいなと思う思い切りのいい演技でした。
こんなメタクソなレビューですが、夫が観たいというので、後半も観に行きます…。