鍵泥棒のメソッドのレビュー・感想・評価
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可愛くドキドキのコメディ
死のうとしていた売れない俳優の桜井。銭湯で振りのいい男が滑って頭を打って倒れている間に、自分の鍵とすり替え、結局出来心でその人物に成りすます。病院に運ばれた山崎は、本当はコンドウと言う名で恐れられている伝説の殺し屋なのだが記憶を失くし、持ち物から自分が桜井だと思い込む。記憶がないまま山崎は、桜井として雑誌編集長の水島と知り合い仲良くなっていき…。
とても可愛い映画だと思った。殺し屋だとかヤクザとかが絡んできて、ちょっとドロドロした要素はあるが、全体的にライトタッチだし、最後の全て丸く収まる感じが観ていて気持ちいい。香川照之のコンドウの時と桜井だと思い込んでいる時のギャップのある演技がいい。人生どん底のように見える桜井の人生を山崎は前向きに生きる。同じ状況下でも、人によってその人生の生き方がこんなにも変わるのかと観ていて面白かった。また、役者が話しの中で演技の話をしたり演技をしたりするのも笑えて楽しい場面だった。「演技」が話しの中で重要な位置を占めているのだ。
「結婚」することが人生のゴールみたいに描かれてはいるものの、それ以外にもちゃんと、人を好きなること、コントロールできない気持ち、という胸キュンな要素もあって、最後は可愛いなぁと思えるようになっている。
私は不思議と人が入れ替わるタイプの話は観ていて好きじゃないのだけど(何故か心がザワザワして嫌なんだ。どうしてだろうか)、この映画は、記憶が戻ってから盛り上がるので、見応えがあってほっとした。
気軽に見れる面白い作品
これは面白い!
『鍵泥棒のメソッド』
国宝レベルの脚本のうまさ
人生入れ替わり
笑える、というか驚く
演技の上手さが光る!
評価が良かったので鑑賞しました。
みなさん言われていることですが、主役2人の演技が上手い。特に香川さん。
殺し屋風の便利屋と記憶喪失後の心許ない人間を見事に演じ分けています。
もちろん堺さんも上手いですが、役のキャラもあってか、特に香川さんが光っています。
脚本としては、記憶喪失の人間と、その人間と入れ替わった青年の2人に、相手もいないにもかかわらず期間を決めて結婚することを決めた女性が交わり工作していく、笑いあり、少しの涙ありのサスペンスコメディ。
面白いです。が、組長役の荒川良々さんにあまり貫禄が感じられず、怖さと緊迫感が伝わってきませんでした。
また、所々で笑のオチが弱いと思うことがありましたが、それは人それぞれかと思います。
話のテンポはよかったので、あっという間に見終わってしまいました。
飽きずに見られて、堺さんと香川さんの演技の上手さも実感でき、脚本も良く出来ています。
面白いです。お勧めです。
面白かったです
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