「愛と憎悪の二面性」マレフィセント たかあきさんの映画レビュー(感想・評価)
愛と憎悪の二面性
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まず、映像が非常に綺麗である。
特にムーア国(妖精の国)の描写が素晴らしい。
アニメーションだからこそ可能な鮮やかで幅広い色彩で、
水や緑の自然が幻想的で美しく思える。
ムーア国の住人たちのキャラクターデザインも、遊び心あって楽しい。
魔法や呪いのグラフィックも、しびれるほど綺麗だ。
マレフィセントは愛と憎悪の二面を持ち合わせていた。
マレフィセントがオーロラ姫に呪いをかけた動機は、ステファンに裏切られ、翼を切られたことだ。
しかし、オーロラ姫の呪いを解く真実の愛もまた、マレフィセントの愛だった。
これは、16年間という長い間、オーロラ姫を見守り続けて、生まれた愛だ。
映画の最後、マレフィセントが二つの国を結び付けられた理由は、愛と憎悪を持ち合わせたことにあると紹介される。
それを象徴するように、最後空に飛び立つマレフィセントは、影で黒く見えたり、光で白く見えたり、それは美しい姿であった。
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