「『マレフィセント』鑑賞記録」マレフィセント うろてぃさんの映画レビュー(感想・評価)
『マレフィセント』鑑賞記録
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単純明快な所がウケているのか、千人近いキャパを誇る昼過ぎの有楽町日劇は、若者から年配者まで、多くの人で賑わっている。
難しい理屈をこねるキャラクターはいないので、見ている方が深い眠りにつくような作品ではないのだ。
アンジェリーナ•ジョリー演じる美しくも禍々しいマレフィセントの頬骨は、常にスリムな状態に保たれており、その容姿と見事なコスチュームを観賞するだけでも、劇場に足を運ぶ価値はあると自分は思う。
クネクネとした頭部や大きな翼と、よく通る声で唱えられる呪文の所為なのか、冴えない王子を始め、マレフィセント以外のキャラクターは、あまり印象には残らない。
特に成長したオーロラ姫と三人の妖精たちは、もっと美化して欲しかった。
特殊効果はどれも素晴らしかったけれど、都合良く変化するディアヴァルには、長い時間マレフィセントと関わる事も考え、起用する役者にも予算を割くべきだと感じた。
話が進むに連れて、好感の持てるキャラクターになってゆくマレフィセント。
やはり、アンジェリーナ•ジョリーが主演している以上、悪役に徹するなどという事は、あり得ないのだろう。
父親が突き落とされても、オーロラ姫が平然としている場面には、少々疑問を感じた。
真実の愛は以外な所に在ったという展開は、前段を見ていれば簡単に分かってしまうものではあるが、やっぱり泣けてしまう。
想像力を刺激くれる作品であり、もう一度、じっくり見てみたいという気持ちになった。
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