「亀田大毅がカメオ出演。」マレフィセント 三遊亭大ピンチさんの映画レビュー(感想・評価)
亀田大毅がカメオ出演。
「マレフィセント」見ました。
原作未見、てか原作を知りません。
アンジーがあまり好きではないので、鑑賞。
とりあえず、とても楽しく拝見しました。
アンジーもとてもハマっってるし、マードックは王としては地味だけど狂気沁みた感じがピッタリ。オーロラ姫は、ダコタ程ではないが可愛くて、自由奔放さが似合ってた。
話としては、とてもイイ話です。自分で魔法掛けといて、ストーカーのように付いて回るマレフィセントがとても微笑ましい。鑑賞前、マレフィセントはとんでもない悪女だと思い込んでいただけに、幼いオーロラ姫を抱っこする場面なんかは意表をつかれました。思わず笑みが。
マレフィセントが肝心な所で魔法を使わないでボコられるのは、かなり納得がいってませんが。
マレフィセントがオーロラ姫を救う展開も、それじゃヴィランとは程遠い設定ですよね。隣国かなんかのフィリップ王子が出てくるけど、彼が真実の愛を抱いているとは考えられないほど存在感も絡みも薄い。例えば、オーロラとフィリップに真実の愛を芽生えさせようとマレフィセントが奔走する、くらいのバランスにしないとヴィランじゃなくてただの良い人に見えてしまう。
フィリップじゃなくても、ディアヴァルでもイイよ。彼は糞程も役に立ってない。いなくてもなんの問題もない。せめてオーロラに片思いさせるとか、せっかく鳥から人間になったんだから人間らしさを見せてほしかった。もしかしたら、亀田大毅に似てるから日本へのサービス出演だったのかもしれませんね。イライジャ・ウッドにも似てるか。
面白いと言いつつ、揚げ足取りしてすいません。
話の欠陥は感じつつも、描きたい世界観は伝わりました。
大自然の映像もスゴくて、壮大で色彩もとても奇麗でした。
アナ雪よりは良い映画。