「眠れる森の美女とはまた違ったダークファンタジー」マレフィセント ともさんの映画レビュー(感想・評価)
眠れる森の美女とはまた違ったダークファンタジー
眠れる森の美女を観てからマレフィセントを鑑賞!
思いのほか私は眠れる森の美女のイラストや音楽やストーリーやキャラクターが好きになったので、今作は厄介原作厨のような感想になってしまいました…!ご注意を!
好きだったところは、マレフィセントの人間くささと、妖精達のビジュアルのダークファンタジー感!
眠れる森の美女の中で、オーロラ姫を呪ったバックボーンまでが描かれていなかったので、マレフィセントの核心に触れていくのは「あぁなるほど!」と思ったりもした。
ただ、眠れる森の美女大好き民としては、「王様のキャラクターもオーロラ姫も、3人の妖精のキャラクターも全然違う!!」と、ちょっと悲しかった…。あとフィリップ王子の扱いが酷すぎる…!マレフィセントが魅力的にうつるドラマづくりのために、いろんな人が犠牲になってしまった気がした…。
ストーリーや舞台が新たになるのは違和感ないんだけど、愛着をもってみていたキャラクターたちがあんな扱いになってしまったので「これはあの眠れる森の美女とは別の物語だから…!!!」と自分に言い聞かせながら観る必要があった。笑
特に、3人の妖精が、あまりにも酷いからマレフィセントが育児するみたいなあの展開、ちょっと失礼すぎ〜!!
マレフィセントは、眠れる森の美女の不気味さと妖艶さがあってこその魅力だなと思ってしまいました…。
オーロラ姫への愛が芽生えて、呪いを解こうとしたけど「昔の自分の呪い強過ぎて解けーん!」ってなってるマレフィセントは人間臭くてまぁそれはそれでよかったんだけど、マレフィセントからのキスでオーロラ姫が眠りからあっけなく覚めるのは、なんか違くない!?
可愛い動物たちも歌も踊りもなくて、あくまでもダークファンタジーで、それはそれでいいんだけど、ディズニーで求めてはいないなぁと思ってしまいました!