「3D映画のお手本みたいな映画でした。」オズ はじまりの戦い Push6700さんの映画レビュー(感想・評価)
3D映画のお手本みたいな映画でした。
3D吹替版で見ましたが、3D映像が素晴らしかった。
本作は3D映画の映像的には、過去に見た中では一番だった。
技術的なことはわからないけど、ほとんど同じ方式で見ているので、かなり進化してきている印象です。
演出的には、ちょっと暗くなってしまう3D映像に対応して、これでもかというくらい原色の派手な色を多用して、明るい映像を作っていた。
出演者は、男性よりも派手で立体的な女性中心。
3人の魔女はいずれ劣らぬ美女ぞろいで、かなり楽しめた。
飛び出し系の演出は、見る方が慣れてきて、あまり立体感を感じなくなった頃にこまめに使う。
3D映画には、空中戦と高いとこから飛び降りる映像は必須だけれど、その辺も何度も入っていた。
それに加えて、ジュディー・ガーランド版の「オズの魔法使い」を意識したせいか、白黒からカラーに変わるため、映画の最初のところで白黒の3D映像も楽しめた。
初めて見たけど、白黒のせいか、映像がはっきり、くっきりして、画面を小さめのサイズにしている効果もあって、かなりいい感じだった。
サブキャラクターの、ベルボーイの服装をしている羽の生えた猿や、陶器の少女も可愛かった。
でも、ブリキ男・カカシ・ライオンみたいに、もうひとつキャラクターがあった方がよかったかもしれない。
あと、続き物だしストーリーの構成上、しょうがないのかもしれないけれど、やっぱり主人公はオッサンより少女の方がよかったかな?
内容的にはそれほどでもないけれど、3D映画のお手本のような映画で、映像的にはかなり楽しめました。
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