「スパイダーマン4」オズ はじまりの戦い ロロ・トマシさんの映画レビュー(感想・評価)
スパイダーマン4
何でも過剰に乗っけ盛りでやらないと気が済まないサム・ライミらしいワクワクファンタジーですな!
こういう映画こそ3Dで観なきゃ損ってなもんです。
『アリス・イン・ワンダーランド』の美麗な表現を更に進化させたみたいな、『タンタンの冒険』『クリスマスキャロル』のアトラクション演出に更に磨きがかかったみたいな。
極彩色の、明らかに「CGで表現してます!」的な丸わかりの情景も、寧ろ丸わかりだからこそ楽しいという。
『ライフ・オブ・パイ』の3Dもひたすらに美しかったですが、そっち側のアート寄りじゃなくて、アミューズメント方面の楽しさというか。
特に矢継ぎ早のアトラクション演出なんてあれですよ、ライミさん。
ひょっとしたら遂に実現しなかった『スパイダーマン4』の「やれなかったことを全部やってやる!」という鬱憤晴らしだったんじゃないか?と思えなくもなくw
ディズニーアトラクションにサム・ライミの流儀が見事に合致したんでしょうな。
まあこんだけ3Dとの相性バッチリな物語なんですけど。
これって『オズの魔法使い』の前日譚なんだそうで。
つか結構オズとかどうでもいい感じの内容ですよね?どうでもいいというか、題材をオズにしなくても良かったんじゃないの?みたいな。
オマージュを捧げた、なら分かるんですけど。ま、別にいいんですけどね。
続編の計画もあるそうで。サム・ライミが続投するとしたら、スパイダーマンの次に新たなシリーズ獲得できるわけですね。
今から楽しみにしてよっと。
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