崖っぷちの男のレビュー・感想・評価
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よく練られた脚本・・・
自分の無実を証明したいんだなということは最初からわかった。でも、その方法が大胆でおもしろかった。一つ一つのエピソードを小出しにして、何が何だかわからないままの話をうまく収斂させてゆく。悪い奴は誰かもだんだんわかってくる。絶体絶命と思われた主人公だが、どんどんチャンスの芽が生まれていく。こういう話の持って行き方はいつもだと飽きるけど、たまにはいいね。
タイトルからは想像できない面白さ
崖っぷちの男というなんとも鑑賞意欲をそそられない名前ですが、余りにも入荷数が多かったので借りてみると、想像以上に面白かった
ころころと展開が進み、今後の展開を予想するも良い裏切り方をされ、どんでん返しもあってきれいにまとまってすっきりした気持ちになる 万人受けするいい映画でした
特にアンジーの美しさとセクシーさが個人的にはたまらなく最高だった
大作ではないけど、映画館で観ると楽しめる映画。
自分の無実を晴らすために、全てを計画し知的に作戦を繰り広げていくスリルに興奮した。
友人や家族の助けもあって、作戦は成功するけど、家族のきずなや新しい恋人の存在も感じられ、温かい気持ちになれた。
【ミッションインポッシブル〜ボーンアルティメイタム〜スパイダーマン…υ】
ビル高層階から身を乗りだした自殺願望の男が、企てたもう一つの意外にして真意の計画。
男が何故この状況下に居りその真意は何なのかを、複数人物と場所を頻繁に切り返し徐々に明らかにしてゆく構成がいい。 また主人公が全編一ヶ所に釘付けのまま推移する展開も大いに興味をそそる。
しかし全てが大雑把で荒唐無稽過ぎυ
政府特務機関でないにも拘わらず ミッションインポッシブルばりの隠密潜入を決める男女。 ビル高層階の僅かな閉所にて、ピョンピョンとボーンアルティメイタムばりのジャンピングアクションを決める主人公。 周囲をより高いビルに囲まれているにも拘わらず 人目をまるで憚る事無く脅迫暴力行為に及ぶエドハリス。 挙げ句の果てはスパイダーマンばりのビル登りを素手で行う主人公…υ
これはリアリズムを一切顧みぬバカ映画だったυ
『んな訳あるか』とツッコミつつ見るが吉。
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《劇場観賞》
気分良く観終われました。
あまり期待していなかったのですが面白かった!家族の絆も見ていて気持ち良い。それにしても、サムワーシントン、アバターやらタイタンの逆襲やら、これだけ大作映画に出ていながらイマイチパットしない…これ見てもまだまだだな〜と少し痛感。
見事な邦題。
久しぶりに、なんて巧い邦題だろうと感心してしまったv
今時崖っぷちに立つのは二時間サスペンスの犯人くらいだと
思ってたので、とっても嬉しい配慮(爆)
正確には崖じゃないけど^^;ホテルの窓の縁棚に乗っかって、
ずーっと演技してるんだもんなぁ!ワーシントンってば。
しかしどうして最近、高所恐怖症を泣かせる高層系が多いの?
かくいうワーシントンもかなりの恐怖症だったらしく…。
しかもまさかあんな高いところに高額保険のかかった俳優を
立たせるわけないよなぁ~と思ってたら、立たせてたんだと!
本当にルーズベルトホテルの縁棚に降りて、撮影したのだ。
マジ!?すっごい勇気…というか仕事とはいえ、それにしても
あんなところに何時間も立っていれば、目が慣れてくる…って?
いやいや、ワーシントン、私ゃ~ダメですわ。観ても慣れない。
…というわけで、
物語の緊迫感以上に、高所の恐ろしさが突き抜けて^^;まぁ~
怖いこと、怖いこと。おかげで最後まで飽きませんでしたが。
そもそも自殺なんてする顔してないよ(ゴメン)ワーシントン。
タイタンの時と同じようなチョイ伸びクルクル頭でスーツ着て、
何やらやらかそうというのがすでに冒頭から全身に出ている。
縁棚に立ってからは、交渉人のE・バンクスと掛け合いが続き、
そこで彼の素性と目的が徐々に明らかになっていくが…。
アイデアは面白い。その後の展開も(手放しで褒められないけど)
凝ってるし変わっている。登場人物の少なさや、レパートリーの
足りないところを発想の転換で巧みにかわしているのが分かる。
物語的に込み入った話ではないため、ネタがバレてからは長い。
弟のJ・ベルとその彼女が侵入してからは、もうほとんどが運任せ。
思えばワーシントンを主人公に据えたあたりからもう…(ゴメンね)
緻密な頭脳映画じゃないよね?というのが分かる(でも一年か~)
しかし最近の泥棒モノはやたらハイテク尽くしで現場には行かない
とか、観ていて全然面白くないもんだから、今作は結構楽しめた。
ドジを踏んだり、ミスを犯したり、そうこうしながらしまいには…
エ、そうしちゃうの!?と、アナログな肉体思考派らしく〆る彼。
E・ハリスは歳とったなぁ~。でも楽しそうに今回も演じている。
こいつ頭良さそうで結構バカだよな、なんて思わせる愛橋もあり。
私的にいちばん気に入ったのは死んだ「お父ちゃん」なんだけど^^;
それが誰だったのか、まったく気の利いたラストの大団円なのだ。
観終えてもう一度、冒頭部分から確かめたくなった。
縁棚に立ったのは二名だけど、思えば全員崖っぷちだったのよね。
ホント巧いわ、このタイトル。
(J・ベル、ずいぶん顔が変わったよなぁ。色白なのは変わらないけど)
予想以上におもしろい
気になっていた映画だったのですが、さほど期待は…と思ってましたが、これが結構おもしろかったです。
ニックの足元から下の道路を映したシーンが何度かありましたが…
自分が崖っぷちに立っている感覚で高所恐怖の自分にはちょっときつかったなぁ〜??(笑)
それと上では生きるか死ぬか??の真剣な時に下では野次馬?おまけに助長し中には携帯で写真?
うーん…何かそう言う光景現実にもあるよね。
話しの内容は単純だと思うけど、それがまたいいね!
都会の崖っぷち
ジリジリとした会話劇のサスペンスと予想してたんですが、意外にもテンポが良くて楽しかったです。
大作感はあまりないけど、展開は懐かしい香りもして、けっこう好きな感じでした。
都会の崖っぷちは、腰が引けるリアルな高さでした。
キャスティングも面白く、楽しめました。
崖っぷち男ニックを演じるサム・ワーシントン。半神半人だとか半分人間な役柄しか見たことなかったんです、この度はフルに人間です、かなり超人的だけど。
硬めの演技が謎めいて良かったですが、中盤からもっと気持ちが前に出てたら、ラストへの繋がりがスッキリしたんじゃないかと思いました。
ジェイミー・ベルは自然で可愛げあってスゴく良かったです、巧い!
「ご都合主義」は目立つが、ワーシントンの魅力で持っている惜しい作品
なんでこうなるの?
といったご都合主義が目立つものの
映画のテンポがいいため
観客の気持ちを物語のなかに引きこむことに
成功している
おそらくこれは尺が短すぎるためで(102分)
あと10分長くして、登場人物の性格を
きっちりと描けば、もっと観客の気持ちが
ストーリーのなかに入って行くことが出来ただろう
そのあたりはドキュメンタリー出身の監督(アスガー・レス)で
フィクションでは初作品という気負いが出てしまったか
それぞれのキャラは魅力的である
主人公ニックを演じるサム・ワーシントン
はじめてじっくり観たけれど
タフな面と優しい面、両方を持ち合わせたナイスガイ
ちょっとまえなら、こういう役はニコラス・ケイジとか
演じたかもしれないが、ワーシントンの場合は
そこまで三枚目ではない、だからいいのだな
もうちょっとまえにブレイクしていたら
クリストファー・ノーランの「ダークナイト・サーガ」に
ブルース・ウェイン/バットマンとして
出ていても不思議はなかったかもしれない
もっとも、これは贔屓目すぎるかもしれないが
またニックの弟ジョーイ(ジェイミー・ベル)と
恋人のアンジー(ジェネシス・ロドリゲス)のコンビもいい
ふたりの会話はコメディー・リリーフとしての面白さがある
そしてエド・ハリス
この人がいるから、この作品を観に行ったようなもの
だが最初登場した時「老けたなぁ」というのが第一印象
出番はそれほど多くないが
おそらくユダヤ系宝石商としての老獪さ満点の
まるで一時期の西村晃のような悪役を怪演している
最後まで一気に見せる勢いはあるものの
ちょっとした映画的気配りが足りないために
面白さの点で減点せざるを得ない惜しい作品である
面白いのに宣伝がヘタ
まず「崖っぷちの男」ってほかにいいタイトルは思い浮かばなかったのでしょうか。
今回はこの作品の情報が全くない2人と自分とで見に行きました。
鑑賞後2人は想像もつかぬ展開に意外に楽し面白かったといっていました。
自分はなんとなく情報があったので展開は読めましたが、それでもテンポのよいストーリー展開に勤務後の疲労感レイトショーでも寝ることなく見れました。
鑑賞後にCM見ましたが、よくないですね。
もうちょっと秘密にしていい部分があったと思います。
まあ面白かったけど、映画館で見る価値があるのかと考えるとうーん。
崖っぷち
とタイトルなっていたので
崖っぷちな男がなにかやらかしたのか?と思っていたら実は、、、
なんの先入観も予備知識も持たずに見たらよかったですね。
ある作戦を裏で弟とその恋人がやってるんだけど、
おしゃべり過ぎてもう少しスマートにやって欲しかった
っていうシーンもあったけど、最後(映画だから)話もまとめてしまって。
観終わって(ベタな)ハッピーエンドだけどけっこうこうゆう作品好きだなとエンドロールに浸っていました。
今までに無いような話のつくりだし、あのマットも真下に置いたんじゃ絶対そこに下りないだろうしああゆうふうに使うだろうきっと(気持ちマットが薄かったか?!)
最初、人の名前とかセリフうる覚えのところあったけど、
もし時間あったらもう一回観てみるか。
窮地は、知力よりも度胸で乗り切れ!
少し前に観た『裏切りのサーカス』は事前に予習をした方が楽しめる映画だったと思うが、
この『崖っぷちの男』は逆になるべく情報を入れない方が楽しめる映画かも。
それでも構わないなら、続きを読んでくださいな。
開巻早々に高層ビルから飛び降り自殺を図る主人公。
だがその行動の裏には驚きの犯罪計画が……
とまあ、ネタバレなしで言えるのはこの程度かしら。
主演サム・ワーシントンは地味ながらも説得力のある配役。
体力は申し分無さそうだし、表情も自制心の強さを感じさせる。
なにより彼はいつも、作品の雰囲気や他のキャストの邪魔をしない。
本作には、エリザベス・バンクス、エド・ハリス、ジェイミー・ベル、エドワード・バーンズなど
知名度A級とは言い難いが、実は腕の立つキャストが揃っている。
出演者を調べてなかったので、ちょっと得した気分(笑)。
なかでも登場が嬉しかったのは、ホテルの従業員を演じたウィリアム・サドラー!
なんか昔から好きなんですよ、あのオジサン。
ほら、『ダイハード2』で全裸でテレビのリモコン握ってたあの人ですよ!(←最悪の紹介)
今回は何気にオイシイ役どころだったしね。
さて物語の内容についても少し言及。
本作の主人公らは犯罪のプロでは無いので、
ここでの犯罪計画も緻密に練り上げられた計画とは言い難い。
その点は素人強盗団が活躍する『ペントハウス』に内容が似てる気がするが、
ちょっぴりスマートな雰囲気を匂わせていた『ペントハウス』に対し、
本作の犯罪計画はもっとストレートというか、地味で泥臭い印象。
警察の仕事の手順やそのスピードまで読んだ計画は見事だが、
綿密な計画以上に必要だったのは、ハッタリ、体力、運の良さ、そしてここ一番の度胸!だった。
予想外の事態が生じても、出たとこ勝負で窮地を乗り切る姿はある意味リアル。
だって、きっちりマニュアル通りにしか仕事をこなせない人よりも、
フレキシブルに動ける人の方がいざと言うとき強いですもん。
(まあ相当危なっかしかったけど)
あのラストも『お〜、そこでそれ使うのか!』という感じで気分スッキリ!
脚本として綺麗な着地を決めたとは言わないが、
なかなか“大胆なオチ”を見せてくれるじゃあないですか!
以上!
しっかり楽しませてくれる佳作サスペンスですよ。
あ、余談だが、作家スティーブン・キングの短編『超高層ビルの恐怖』は無関係なのです。
<2012/7/8鑑賞>
暴挙の裏で弾かす計算と偶然
たった1人の男の行動が街中で大観衆の注目を集め騒動となる展開はコリン・ファレル主演の『フォーン・ブース』を思い出す。
しかし、今作の方が断然面白い。
ケイタイ全盛期に、どうやってターゲットを電話ボックスに誘き出すかというシチュエーションの成立に心血を注ぐがあまり、物語がないがしろになってしまったのに対し、今作は、主人公自体が仕掛け人で、引っ掻き回しているのが相違点と云える。
が、そもそも根本的に違うのは、仕掛け人がもう別に居り、秘密裏に並行して進んでいる事だ。
しかも、現場はホテルのお隣のビルという大胆さで、プロジェクトを成功するために、交渉人や野次馬に挑発しては上手く誤魔化す。
命懸けのフェイントが緻密な計算なのか行き当たりばったりなのか実にうやむや。
そんなアンバランスな駆け引きが特徴であり、作戦がクライマックスに進むに連れて、成り行きというより強引ってぇニュアンスが拍車をかける。
故に、
「おいおい…」
って苦笑してしまうのも御愛嬌。
呆れ返るのではなく、トリックのハチャメチャぶりを楽しませる構造は、『オーシャンズ』3部作よりもウワテなのかもしれない。
そもそも映画にムキになってツッコむなぞ、野暮の極みなのだ。
帰宅後、レビューを描こうと寝っ転がってニュースを観ると、相変わらず小沢一郎と野田総理とのいざこざ茶番をやっていた。
なんでぇい、わざわざ劇場行かなくても、テレビをつけりゃあ、崖っぷちの男なんざぁウジャウジャいやがる。
まあ、崖っぷちどころか、とっくに奈落の底落っこちてるけどね(ハトヤマ星人とかヤワラちゃんetc.etc.)
では、最後に短歌を一首
『宿の窓 眺めは善いが 足は浮く タマ(宝・命)が飛び交う 綱渡りの空』
by全竜
爽快な種明かしでまとめた脚本がいい
高級ホテルの高層階、窓から外に出た男が、やっと立っていられるほどしか幅がない張り出しの上に立つ。
男は30億円のダイヤを横領した罪で投獄されたが、脱獄して、今ここに立っている。観念しての自殺か、それとも裏に何かあるのか?
どちらにしても、高所シーンはお尻のあたりがゾワゾワする。
男は元NY市警察官という設定で、「アバター」のサム・ワーシントンが演じる。やはり、何かありそうだ。
さらに、飛び降りを静止しようとする市警に対し、男はある女性交渉人を相指名する。謎が謎を呼ぶ。
この二人がずっとホテルの窓枠を挟んで対峙するという、異色な設定だ。
もちろん、出演者はこの二人だけではない。
では、ほかの出演者はなにをするのか? ここがキーポイントだ。
誰一人、無駄な登場人物はいない。全員が密接に絡み合っていく、その面白さはなかなかのもの。
崖っぷちの男と女性交渉人、そしてもう一組、陰の主役がいるのだ。二組によって同時進行する静と動のバランスがいい。
拾い物の1本だ。
クルマは飛ばさないが「ワイルド・スピード」的なノリを渋くまとめた脚本が上手い。ラストは少し超人的だが、まさかの種明かし共々、爽快にまとめられている。
そして、ネタの持ち味を上手く打ち出した一番の功績者は、警察機構という男社会のなかで、自分のポジションを犯す者にははっきり「ノー」と言い、信念を持って職務と職責を果たそうとする女性交渉人、リディア・マーサーだ。演じるエリザベス・バンクスは知的だが秀才っぽさがなく気さくな魅力がある。
高いところも時間がたてば慣れる
サム・ワーシントンが普通の人間を演じるのは、はじめて観たような気がする。普通の人間といってもやることはブッ飛んでいる。あんなこと、そんなこと、こんなこと、すべてあそこから始まっている。あの人が実はこんな人だったとか。いろいろ仕掛けはあるが、はぁなるほど程度でドキドキワクワク感は少ない。セリフの多いサム・ワーシントンを観たい人にはお薦め。
楽しめた~。
「アメイジング・スパイダーマン」の陰になってしまって、世間の注目はそんなに集めていないようだけど、それが良かったのかな~。
けっこう楽しめた。
ニューヨークの格調高いルーズベルト・ホテルの21階から自殺を図ろうとする、サム・ワーシントン演じるニック。
なぜ、ニックがこんな行動をとるようになったのか、話が進むにつれ、わかってくる。
≪あ~、なるほど、こんなことがあったからか~。≫
≪ふむふむ、なかなか、うまく考えてあるな~≫
≪この人か≫
≪え~?!、そうなんや~≫
その進み具合が良い。
怪しいヤツはわかってしまうけれど、それでもなかなか良かった。
最後の驚きは格別に良い!
中盤、ニックは、ただエッジに立ち続けるだけなんかいな~?!と思ったけれど、ちゃんと見せ場も用意されていて、アクションも十分楽しめた。
エド・ハリスの悪役顔が、憎たらしくて良い。
こんな話は大好きだけど、何故ニックがこうなったかの部分で、もう一捻り欲しかったな。
ラスト10分で評価急落!
ラスト10分で評価急落よ? ホント、こんな映画も珍しいと思うわ。
ラスト10分前までは意外と高評価なんですよ、この映画。
むしろ、ラス10の台無し具合をお金払って観てくださいよって感じ。
逆にそこが「見モノ」になってる。
サム・ワーシントンの良さが不思議と揺るがないのが、もっけの幸いね?
エンディングのお気楽ハッピーエンドの雰囲気が、観る側にとっては苦々しく、
めっちゃ恥ずかしい空気感になるわ。
コレで「サッパリした」だの「スッキリした」だのの感想持つ人って
逆に映画をほとんど観ない人なんじゃナイかしら?
まともなサスペンスっぽく感じられるからね、予告編とか観ると… 厄介な作品だわよ
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