「究極の場において」メランコリア xtc4241さんの映画レビュー(感想・評価)
究極の場において
皆さん、こんにちは(いま2月19日8:45頃です)
究極の場において、人間はどんなことを思い、
どのような行動を起こすのか?
この映画はそんな思考実験を強いているのだと思う。
①その場において、家族よりも自分のことを優先してしまうひと
②その場において、最後の最後まで受け入れられないひと
③その場において、ナチュラルにありのままを受け入れるこども
④その場において、初めは鬱状態になるけれど、次第に受け入れるようになるひと
あるいは
⑤冗談じゃない、こんな映画に思考実験されることを受けれない人
それにしても、主演のキルステン・ダンストっていう女優。
スパイダーマンを見たとき、なんでこんな不細工な女優がヒロインなんだ
と思ったけど、どこかひっかかるところがあったのを思い出す。
そのひっかかりが、この映画でも十分発揮されている。
思いっきりブスにみえたり、抱きしめてあげたいほど可愛くみえたり、
天使のようにつつみ込まれたりとか。確かにいい女優だと思う。
このキルステンとラース・フォン・トリアーって全く結びつかなかったのだが、とてもいい感じでコラボレーションしていると思った。
トリアー監督は前作「アンチクライスト」では、大きく裏切ったのだが、
この「メランコリア」では、期待以上の作品を(僕に)提供してくれた。
とにかく、最後の場面を美しいと感じられるかどうかが、
この映画の賛否を決めることになるのではないか?
コメントする