キラー・エリートのレビュー・感想・評価
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SASなどの特殊部隊がたくさん出てきて、まぎらわしい。
イギリスの特殊部隊であるSAS(スペシャル・エア・サービス)に3人の息子を殺されたオマーンの首長が、ステイサムに復讐を依頼する。ステイサムにも凄腕の殺し屋仲間がいるので、簡単に話しが進むと思いきや、意外な展開に。
ステイサムが狙っていたのは「フェザー・メン」と言うSASに守られた集団だったのだ。
また、他にも殺し屋集団が出てきて、誰が誰を狙っているのかが、良く分からない。
最終的には、ある出来事がきっかけで殺し屋家業から抜けたステイサムが、恋人とハッピーエンド。
ちなみに、「事実に基づいた映画」とあるが、実際には、脚色されているとのこと。
また、SASがオマーンに関与した理由は、オマーンに豊富な油田があるからで、今でもそのことは極秘扱いされているとのこと。
死亡者リストに載りたいか?
当時、映画館で観ました。
ステイサムとデ・ニーロ、クライヴ・オーウェンが共演するということで楽しみにしてました。
確かダニーは標的の近くに子供がいた事で、疑問を感じて殺し屋から足を洗ってましたよね?
恋人のアンと暮らしてたら、旧友のハンターがとっ捕まって‥。
標的を始末していく描写はなかなか良いのですが、ダニーの仲間達も1人ずつ命を落としていきます。
最後はなんだかんだスパイクとも和解し、ハンターも殺し屋を辞めて、終わりでしたよね。
他の方も言ってますが、椅子を使ったアクションは見応えありました。
終盤でアンを守るハンターは渋くてかっこいいですよね。
さすがデ・ニーロです!
アンを演じた、イヴォンヌ・ストラホフスキーさんをこの映画で初めて知りましたが、とてもきれいな方ですよね。
今後の活躍に期待です。
【”砂漠の掟”英国SAS(特殊部隊)に息子達を殺されたオマーンの族長が、復讐を殺し屋に依頼する負のサイクルの物語。登場人物多数であるが、キチンと観れば面白き作品である。】
ー 冒頭とラストのテロップで、今作が実話ベースである事がテロップで流れる。フィクション好きとしては、期待値が上がるし、実際に面白いのである。-
■ある事件が切っ掛け(子供は殺さない!)で引退した殺し屋・ダニー(ジェイソン・ステイタム)の下に、かつての師匠・ハンター(ロバート・デ・ニーロ)に関する悲報が届く。
ハンターは、オマーンの族長イッサ長老が息子三人(フセイン・サリム・アリ)を家族の前で殺された事に対し、報復として、SAS(英国陸軍特殊部隊:マア、暗殺部隊ですね)の息子を殺した精鋭を事故に見せ掛けて殺すというミッションに失敗し、捕らえられてしまった。(やや、情けない・・。)
で、彼の弟子であるダニーはやむを得ず、ハンターが遂行するはずだった作戦を引き継ぐことになる。
◆感想<Caution! 内容に思いっきり触れています。>
・今作の今サイトでの評点は低い。ナント、3.1である。だが、観賞するとその理由が分かる。とにかく登場人物が多いし、その関係性も巧く描かれていない。
・マア、簡単に言えばオマーンの族長イッサ長老が息子をSASに殺された復讐劇であるが、良く見れば分かるのであるが、SASの元長老たちの”フェザーマン”の描き方などは、本当だろうな、と思ってしまうのである。
ー エンドロールではその存在を否定していない。怖いなあ・・-
・オマーンの族長イッサ長老は、フセイン、サリム、アリを家族の前でSASにより殺された事に復讐心を持っており。息子達を殺した相手を粛清する姿をハンター(ロバート・デ・ニーロ)に依頼するが、彼は失敗。
で、ハンターに育てられたダニーがハンターを救出するために、彼のミッションを肩代わりするのである。
・だが、ダニーはすでにアサシン稼業から足を洗っており、恋人アンとの生活を享受しているのであるが、アンに理由を告げずに戦地に赴くのである。
ー 良いなあ、ジェイソン・ステイタム。安楽なる生活を一時保留して恩あるハンターの為に命を懸ける姿。-
■今作が面白いのは、SASの元長老たちの”フェザーメン”達の僕、スパイクの姿とダニーの姿の比較が巧く描かれている事であろう。ダニーとスパイクは似たモノ同士なのである。
更に言えば、ダニー達暗殺者達にダニの如く纏う人物達であろう。
そして、フセイン、サリム、アリを頃いたSASの人間を殺して行くダニーの姿。
だが、フセインを殺した真実の相手が明らかになり・・。
<エンドロールで、テロップで流れているように、英国政府はこの事実に対して黙秘している。
だが、今作の見所はそんな事ではなく、大国とオマーンの戦いにより犠牲になった人たちを明らかにするとともに、それをドキュメンタリーではなく娯楽作品として世に出した事であろうと思うのである。>
■それにしても、ジェイソン・ステイタム主演作品は何故に一定レベルのクオリティを保っているのだろうか。
近年で言えば「キャッシュトラック」など劇場で大変面白く鑑賞したし、サメシリーズでも存在感抜群である。
2010年頃から現在に至るまでのジェイソン・ステイタムの不老の姿には、役者としての摂生を感じる。
決して特別超絶美男ではないし(ファンの方、スイマセン)、ボーズ頭(魅力である。)の彼が多数の映画の主演を世に出していること自体が凄いよな、と思ってしまうのである。
マジで実話が元なの?
実話を元に映画を作ると盛り上がりに欠けたり、結末が微妙だったりするけどこの映画はけっこう良かった。
事故に見せかけた暗殺。しかもターゲットからの自白付きっていうのでも難易度高いのに、相手はエリート部隊という無茶なミッション。
偽装工作を駆使してターゲットを仕留めていく様は中々見ごたえありました。
個人的に仲間の2人には死んでほしくなかったな。
殺しのエリート顔合わせ
KBS京都「ウィークエンド指定席」で鑑賞。
題名からエネルギッシュでなんでもありなアクション映画を想像していると、全く毛色の違うテンションにある人は期待以上だなと喜ぶだろうし、ある人は肩透かしを食らうだろうなと思います。私は肩透かしを食らった側です(笑)。
主演がジェイソン・ステイサムだし、「バトルフロント」や「トランスポーター」シリーズのようなド派手なアクション映画を期待していましたが、何か違うなぁ、と…
プロの暗殺者と云う触れ込みなのに、不慮の事故に見せかけられないし、ターゲットに怪しまれてしまうしで、ことごとく上手くいかず、本当に凄腕なのかとツッコミました。
※修正(2023/06/02)
デニーロ好き(人´ з`*)
アクションに重きを置いた映画かと思ったら、実話を基にしたしっかりしたストーリーがあった。しかしキラーエリートというタイトルのイメージで見てしまうとがっかりする。序盤でステイサムがミスって怪我、デニーロが作戦失敗、そのあとも仲間がドジって死亡。エリートはどこじゃー!と思ってしまう。アクションシーンは迫力あったけど、早くて何してるかわからないところがあってすこし残念だった(私だけ?)こういう報復合戦の映画はラストで主人公が死んじゃったり…とかが多いイメージだったから最後までハラハラして目が離せなかった。デニーロのどっしりした安定感に惚れた。画面にデニーロが居るだけで画になる。かっこいい。ラストはステイサムも彼女も怪我無くハッピーエンド。手強かった敵とも少しは和解できたようで良かった。
ハゲの仕事っぷり。
殺し「屋」って付くくらいだから、ラーメン屋と同じで(失礼^^;)
いわゆる稼業というか、職業なんだわなー、と思った作品。
殺しのエリート、なワケだから、ほぼ失敗はしないんだけど、
そうはいっても人間だから…ついにミスもしてしまうワケで、
暗殺に失敗して、依頼主に人質にとられた先輩を救うべく、
引退した主人公が(仕方なく)後を引き継ぐ…というようなお話。
ものすごい話かと思うとそうでもないんだけど(でも実話だって)
却ってその方がリアルというか、ホント淡々と殺しが進んでいく
のって…なんだか観ていて不思議な感覚。
そしてなぜかこういう依頼モノを演ると際立つJ・ステイサム^^;
声はいいわ、動きはいいわ、ハゲっぷりもいいわで、三拍子v
(なんでそこに虫が集るのよ?爆)
決してお笑い映画ではない(どちらかといえば怖い)展開なのに、
きっとコイツならやってくれる!という期待感こそが彼の持ち味。
運び屋とか殺し屋とか、このヒトもそういう自営業系が得意ねぇ。
その先輩たるや、大御所デ・ニーロ。
本当に歳をとったなぁ…^^;と思うんだけど、よく動いている!
この二人って悪党な感じがあまりしないのよねぇ、どちらかと
いえば三人目C・オーウェンの方が本当にSASにいた感じがする^^;
冒頭から三つ巴で闘うのかと思ったらそうではなくて、
クライヴが出てくるのは中盤以降。謎の組織、フェザー・メンが
送り込んだ元SAS隊員の役なのねぇ。
結局こんな稼業をしていれば、引退したってそのツケは消えず、
いつ何時報復されるかも分からないから、こうして若いのを使って
身を守っているワケだ…あの爺さん達は…はぁ~^^;何だかなぁ。
なんか潔悪いものばかり見せられてしまって(爆)
必ずやり返すというのがいかにもバカげた子供のケンカ同様で、
それで金を稼いでいる小悪党もだんだんウンザリしてくるわけだ。
そもそも報復なんて醜い連鎖を生むだけだというのが見てとれるし、
ハゲに至っては(ゴメンね^^;)あんなに可愛い彼女までできちゃあ、
普通のオジサンに戻りたーい!ってそりゃ~なるでしょうねぇ。
(でもアンタだっていつどこで狙われるか分かんないのよ?)
いつも思うんだけど、なぜ殺し屋に可愛い娘がいたりするの?(爆)
殺し屋の彼女(奥さん含む)って、なんであんなに素朴なワケ?(爆)
M・ロドリゲスあたりを口説くんならまだしも~。あり得ない~。
とまぁ、色々あったりはしても、
非常に豪華なメンバーにての、意味不明な闘い、観応えはあります。
なんかもう…何がなんだか、となっても、彼らは延々と殺し合うんで、
ラストの牧歌的風景(違うか^^;)の唐突さにめまいがしそうになっても
あくまでこれは殺し屋の作品なのであります。
(そういや別の映画でM・ロドリゲスの彼氏、あのワイルドなハゲだ~)
自称実話ものって卑怯やと思う
かつて暗殺グループのエースだったジェイソン・ステイサムは、今は足を洗い、恋人と静かに暮らしていたが、オマーン紛争で首長から息子の仇討ちを依頼され失敗した元相棒(ロバート・デニーロ)を救うべく一肌脱ぐハメとなり、標的のSAS(英国特殊精鋭部隊)の幹部達に闘いを挑むバイオレンスアクション。
あらすじから察する通り、複雑過ぎて何のこっちゃサッパリ解らない映画だった。
てっきりバイオレンス映画の巨匠サム・ペキンパー作品(1977)の同名リメイクやと勘違いしていた自分に非があるとは云え、創り手の不親切な進め方に不信感が募った。
オマーン戦争やSASの組織構成、石油絡みの当時の国際情勢etc.事前に予習復習してるやろと勝手でどんどん進めるやり口は、高校時代の意地悪な世界史の先生を思い出し、苛立ちが脳髄を襲う。
それは、やがてすぐ睡魔に変わった。
そんな30年以上前の外国のゴタゴタなんざぁ知らんがな!の一言である。
スパイものって、黒幕の裏に黒幕がいて、更にその奥にまた黒幕が…という裏切りの連鎖が付き物やけど、さすがにもうウンザリだ…。
置いてきぼりにされる身にもなって欲しい。
第三者の国民にはなおさらである。
故に、凄まじい殺陣に感心が傾くのは必然的だが、冒頭に実話やと銘打っているため、超人的な切り返しが炸裂する度に、白々しく感じた。
椅子に縛られながらも敵を仕留めるなんてゴルゴ13でもムチャである。
第一、原作自体をイギリス政府は一切認めていない。
お笑い番組のプロデューサーの正体は殺し屋だった『コンフェッション』や、超能力者ばかりを揃えた特殊部隊を追った『ヤギと男と男と壁と』etc.と一緒で、そんなん言うた者勝ちやがなとツッコまざるを得ない…。
実話やと釘を射しといて、それは反則なのではなかろうか?
他の“自称ノンフィクションもの”は、笑いの要素が盛り込まれていたから、まだ許容範囲内だったが、今作は終始ドンパチ血祭りで、やかましくて頭が痛い。
仇討ちを正当化する敵・味方の了見うんぬん以前に、根本的に卑怯な映画でしかないと私は思う。
では、最後に短歌を一首
『砂を咬む 汚れた牙は 血にハメて 果てぬ仇討ち 真実を狩る』
by全竜
実際の稼業としての殺し屋たち!?
最初は単なるアクション映画だと思って観ましたが、機内映画のカテゴリにスリラーとあったので、どこらへんがスリラーなのかと考えると、これはどうやら実話を題材にしたストーリーとのことです。題名の通りジェイソン・ステイサム演じる主人公の殺し屋が、 中東ではなじみのオマーンの首長に脅されて名高いSASを標的にした暗殺を行うというのが、大筋のストーリーです。それでも単なる殺し屋家業のアクション映画ではなく、暗殺を行うにあたっての下調べやら仕込みなどの描写にきちんと時間を掛けているところが、実話を元にしたらしい?映画の構成となっており、少し長く感じる時間も飽きさせずに引っ張ります。何しろロバートデニーロを始めとする、脇を固める俳優陣も素晴らしいですしね。
最後は少々、冗長に感じつつも最後までアクションで引っ張ります。全編、復讐のための暗殺に加担せざるを得ない主人公の話でありつつも、相手が戦争エリートのSASであり、日頃から命のやり取りをしているであろう稼業同士、あまり悲壮な雰囲気はありません。むしろ敵役であったクライブ・オーウェン演じるスパイクが、同じ稼業に転じる余韻を残すところや主人公のダニーが家族(恋人?)のところに戻るところもきちっと描いており、後味はよい映画となっています。
実際の殺し屋稼業がどうだかはさておき、単なるアクションでなく殺しを仕事のようにこなす主人公たちの描写は新鮮で、映画としての面白さも備わった逸品ではないでしょうか。まあ俳優陣の豪華さだけでも、観て損はないです。
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