イルカと少年のレビュー・感想・評価

■浜辺で怪我を負ったイルカを見つけた、11歳の少年ソーヤー。
　イルカは保護されて治療を受けるも、傷が悪化したために尾ビレを切除することに。
　ソーヤーはウインターと名付けたイルカのために、海洋生物学者マッカーシー博士（モーガン・フリーマン）などに協力を持ち掛けて人工尾ビレの制作に励む。

◆感想＜Caution!内容に触れています。＞

・今作は実話がベースだそうであるが、悪人が一切出て来ない気持ちが良い物語である。

・更に言えば、学生の水泳のホープだったカイル（オースティン・ストウェル)が戦地での爆発事故に寄り負傷し、片足が動かなくなり、失意に浸る姿からソーヤーに励まされる、所謂、喪失から再生の物語でもある。
ー　家に戻らずに、俯いてマッカーシー博士の所に居たカイルに対し、ウインターの面倒を見ていたソーヤーは言い放った言葉。”皆、心配しているんだ！”
　　ソーヤーの成長が感じ取れるシーンである。

・ソーヤーを心配していた母（アシュレイ・ジャッド）もドンドン、頼もしくなっていくソーヤーの姿を見て応援をするのである。

・財政が厳しい水族館を運営しつつ、ウインターの面倒を見るクレイ（ハリー・コニック・Ｊｒ)と明るい娘のヘイゼル。
ー　ソーヤーとヘイゼルが水族館のために企画したショー。大勢の人が駆けつけ、カイルと有望な後輩とのレースや（カイルの泳ぎを引き継いだのは、ウインターである。ウインターは後輩を軽く追い抜き、満場の観客から起こる拍手喝采のシーンも良い。）－

＜水族館を買い取った事業主が、粋な男でこのシーンも沁みる。
　彼の言葉。”うちの企画部は、動きが遅いんです。ホテル建設には20年は掛かります。どうでしょう、その間水族館を続けて貰えませんか？もちろん、援助はしますよ。”
　今作は、善人たちが尾ビレを失くしたイルカのために装着具を考えたり、傷ついた人間にも勇気を与える感動作品である。
　エンドロールで流れる様々な事情があるのだろう、足を無くした子供を含む人たちが水族館に楽しそうに来る姿も良かったなあ・・。＞

引きこもりがちな少年がある日助けたイルカと心を通わす事で成長していく様を描いた成長譚。ありきたりだが最初から最後まで飽きる事の無い出演者の演技の物語構成は秀逸。人に自信を持ってお勧めできる映画。

尾ビレを失ったイルカを救うために、人間が
試行錯誤して如何にしてイルカの命を救うか
が描かれた実話を元にしたストーリーでした。海から砂浜に打ち上げられたイルカ。
傷付いたイルカの小鳥がさえずるような声、元気なイルカがジャンプしたときにはねる水音、濡れた体に滲み込んだ潮の香り
少年のソーヤーが心配そうに見る瞳から
何としても助けたい気持ちが伝わるストーリーでした。水族館で悠々自適に泳ぐイルカや
カワウソたちを見て前向きに生きる元気をもらえる作品でした。
イルカのウィンターに付けられた装具が
人間にも使えるようになり、活用されて良かったと思いました。

映画「イルカと少年」（2011年）
（原題：Dolphin Tale）
日本未公開作品
（テレビ鑑賞）

内気な少年が
傷ついたイルカを発見し
保護したイルカの命を助けようと
奮闘する　成長物語。
実話を基にした感動作。

物語の展開は
父親不在で、学校で遅れをとっている
内気な少年ソーヤーが
浜辺で、カニトラップロープに
からみついたバンドウイルカを発見し
ロープを外してあげる。
尾びれを負傷したイルカは
クレイ海洋生物学者がいる
海洋生物病院で、治療する事になるが
気になって仕方がないソーヤーは、
様子を探りに病院に行き
そこで、出会った
クレイ博士の娘ヘーゼルに案内されて
「ウインター」と
名付けられたイルカと再会する。
弱っていたウインターは
ソーヤ―が話しかけると
鳴き声で、意思表示を返し
少しずつ元気になってゆくが
損傷が酷い尾びれを切断することに。

尾びれがないイルカは致命的
命の危険が、あると知った
ソーヤ―は、
軍隊の爆発事故で負傷して
軍人医療センターで治療をうけている
水泳の選手だった従兄のカイルを
訪ねた時に出会った
義肢装具医師でもある
マッカーシー博士に
人工尾びれの開発を依頼する。

この、ソーヤ―の提案で
水族館の経営が
困難な状況も解決したり
ソーヤ―の献身的な世話と
海洋生物学者、義肢装具士他
ウインターを再生させようと
大勢で頑張る姿に　感動です。

海洋生物学者役に
ハリー・コニック・Jr
マッカーシー博士は
モーガン・フリーマン
キャストも豪華です。

子役達の素直な表情と
可愛い笑顔や
イルカと戯れるラストシーンも
素晴らしくて
ファミリーで鑑賞できる作品。
続編もあるようですね。

エンドロールで流れる曲は
UKアーティスト
Westlife の「Safe」

美しい曲でした。

劇中、海洋生物病院で
大きな
グレートホワイトペリカン
「ルーファス」が登場します。
いたずらっこで可愛いかった。
現在、舞台となった
クリアウォーター海洋水族館で
元気なようですが

イルカのウインターは
2021年11月11日に
水平線の彼方へ・・🐬🌈
この、救助の物語を通して
世界中を励ましたそうです。

愛は美しいですね。
愛とは人同士だけのものではない。
心洗われる映画でした。

落ちこぼれの少年がイルカを助けたことから始まるミラクルストーリー🎉
何年か前に深夜映画で観てすぐにBlu-rayを買った👏
まあ割とご都合主義的な展開の作品ではあるが、基本的に実話ベースのストーリーで、身体に障害を持つ全ての人々へ捧げる前向きなお話しでもある。
主人公のソーヤー少年が経験する一夏の思い出が、やがて彼のライフワークとなり、周りを巻き込んでのある偉業を成し遂げる、文字通りファンタジックな展開は
まさに80年代のアメリカ映画の王道にしてスタンダード👍
必ずしも、映画は現実主義的でなくてもいいと思う。

ちなみに日本では劇場未公開🙌
続編が地上波で放映されたのを機に本作もセットで鑑賞👏

観るまでは「イルカにのった少年」の歌ではないがエーゲ海あたりの島の物語かと勝手に想像していた。物語が進むにつれ人工尾びれの実話は聞いたことがあるのを思い出した。
3か月閉鎖して本物のウィンターで撮影したらしい、実話とは言え映画なのだから脚色はあるしイルカとくれば子供たちだろうから自然な流れだ、実際に多くの障害者の励みになっているらしいので何よりだ。調べてみたら実際の病院は非営利団体なので映画ほど経営に苦しんでいた訳では無く余計な気を揉まずに計画が進んだようでほっとした。尾びれの製作には数か月要したらしいがゲル状の低刺激素材の開発がポイント、人間の義足装着用にも役立ったようだ。日本では劇場公開されなかったようだが捕鯨やイルカ漁が残っているからとすれば遺憾である、文科省推薦がついてもおかしくない良作だと思うのだが・・。

勉強苦手な少年がイルカを助けることで
一緒に成長していき、心がホッとする
映画でした。

傷ついたイルカと少年が奇跡を起こすストーリー。
何も考えずただ映画を見たい人にはオススメ！ほっこり感動ストーリー

最後の実際の映像が一番泣けた〜

人生いろんなことがあるけど、がんばればいいこともあるさ、というアメリカンな映画。動物と子供は永遠のヒーローかな。

前にテレビでやってて今回気になったので観た。イルカが好きっていうのも理由だけれど。

感動する映画だとは思っていたけどこんなに泣けるとは思っていなかった。少年ソーヤとイルカのウィンターの友情。2人は何かで繋がっていたと思う。少年の周りでも色んなことがおきる。軍隊で負傷し、あんなにフレンドリーだった人があそこまでなるとは思ってなかった。それに少年の力はすごい。大人じゃできないことだ。

映画の中では2種類の義足しか出てこなかったけど、最後の映像ではたくさん出てくる。もういやってほど試したのだろう。だけれども諦めなかった人が1人でもいたからウィンターは今こうして元気でいられるのだろう。

モーガンフリーマンの存在力が大きすぎて、うーん、と思った時もあった。ハリーコニックjrもなかなかの存在感だったとは思う。

内向的な少年、ソーヤーは傷ついたイルカに出会った瞬間、人生が変わった。実話について基づいたストーリーなので、テーマが、ぶれない。ちょっとした美談や、アクシデントといったネタを挟みながら、ラストシーンへ。この映画の魅力は、前向きな少年のエネルギーとイルカくんの演技だろう。おっと、ペリカンのルーファスも。子供と安心して鑑賞できる、いい作品でした。

とにかく驚いたのは、イルカの知性。本当に頭が良いだなと。舞台はフロリダ州のクリアウォーター。何とっても海が格別に綺麗。

心温まる物語。何回見ても飽きない。

尾ヒレを失ったイルカと少年の交流を描いた、実話を元にしたハートフル作。
日本劇場未公開。

イルカのウィンターは、“本人”による熱演。
尾ヒレと共に一度は生きる意欲も失うが、助けてくれた少年ソーヤーに心を開き、元気を取り戻していく。
ソーヤーも、元々は内向的な少年。成績もあまり良くなく、せっかくの夏休みも補習を受ける毎日にうんざり。
そんな時、ウィンターと出会う。
ウィンターの姿に刺激を受け、ソーヤー自身も初めて熱中出来るものを見つけ、学校の勉強だけでは得られない何かを得る。

ある時ソーヤーは、ウィンターに人工の尾ヒレを付ける事を思い付く。
試行錯誤の末、遂に…！
人間は環境を壊し多くの動物を絶滅させてきたが、こうやって命を救ったりもする人間の善良さを信じさせてくれる。

ウィンターとの触れ合いを内緒にしていたソーヤーに当初は反対する母、舞台となる海の病院の経営難、存続の為にユニークなアイデアで奔走…などなど、ハッキリ言って話は予定調和。
可もなく不可もなくと言ってしまえばそれまでだが、ファミリーで安心して見る事が出来る良心作。

ちょっとミュージカルっぽい演技の子役ちゃんたちが、ひと夏の出会いと経験で成長し 大人たちへ大切なメッセージを送るという 感動作品。

カニ獲り漁の仕掛けにかかって 砂浜に打ち上げられた子供のイルカと、そのイルカを助ける 少年のお話。

主軸（主要メンバー）が しっかりしています。 私が尊敬する順に、ドクター・マッカーティを演じた モーガン・フリーマン。 少年ソイヤのママを演じた アシュレイ・ジャッド。 イルカを助けようとする海洋（動物）病院のドクター・ハスケットに ハリー・コニック・ジュニア。 適材適所。 アシュレイもハリーも 子持ちの役が似合うようになったんだぁと、時代を感じる（…私だけ かしら？笑） 今回は イルカと少年が主役なので、激しい演技を期待する必要もなく 終始おだやか。 モーガンに至っては、それは演技なのか 地なのか…と考えるほど 自然でした。

そんな先輩たちに後押しされて頑張ったのが 主役の少年ソイヤを演じた ネイサン・ギャンブル。 初々しい演技と イルカとの慣れない交流の部分がリンクして よかったです。 しゃべらせると 何気に演技派。 これからが楽しみな ネイサン、キュートな13歳☆
そのソイヤと出会い、彼の心を開いていくヒロインと呼べる女の子・ヘーゼルを演じた コージー・ゾールスドーフ。 いえ、ミュージカルのアニーではありません（笑） 大げさ演技は “子役の範囲内”ということで オッケー。 泣く演技も、まぁムリせず 腕で顔を覆ってオッケー。 楽しい場面での異常なまでのはしゃぎ様も、作品にアクセントを置くという意味で 受け入れましょう。 弱冠 12歳のコージー、応援してます☆

似通った内容の映画は いくらでもあるのですが、実話を基に作られた作品は「いくらでもある方がよい」と 個人的に思います。 特に 現代社会が抱える問題を 端々に反映させて、投げやりになった心へ「奇跡は起こせるんだよ」と教えてくれる イルカちゃん（涙） 作品評価 2.5＋ 頑張っているキャスト評価0.5＋ たくさんの人に観てほしい感動評価 1.0の トータル 4.0。 親子で鑑賞を お勧めします。

P.S. ハリー・コニック・ジュニアを知らない方へ… 彼、ジャズ歌手です。 劇中の“アレ”が本業で、演出です。