「奇跡は起こせる」イルカと少年 Blueさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0奇跡は起こせる

2011年10月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

楽しい

ちょっとミュージカルっぽい演技の子役ちゃんたちが、ひと夏の出会いと経験で成長し 大人たちへ大切なメッセージを送るという 感動作品。

カニ獲り漁の仕掛けにかかって 砂浜に打ち上げられた子供のイルカと、そのイルカを助ける 少年のお話。

主軸(主要メンバー)が しっかりしています。 私が尊敬する順に、ドクター・マッカーティを演じた モーガン・フリーマン。 少年ソイヤのママを演じた アシュレイ・ジャッド。 イルカを助けようとする海洋(動物)病院のドクター・ハスケットに ハリー・コニック・ジュニア。 適材適所。 アシュレイもハリーも 子持ちの役が似合うようになったんだぁと、時代を感じる(…私だけ かしら?笑) 今回は イルカと少年が主役なので、激しい演技を期待する必要もなく 終始おだやか。 モーガンに至っては、それは演技なのか 地なのか…と考えるほど 自然でした。

そんな先輩たちに後押しされて頑張ったのが 主役の少年ソイヤを演じた ネイサン・ギャンブル。 初々しい演技と イルカとの慣れない交流の部分がリンクして よかったです。 しゃべらせると 何気に演技派。 これからが楽しみな ネイサン、キュートな13歳☆
そのソイヤと出会い、彼の心を開いていくヒロインと呼べる女の子・ヘーゼルを演じた コージー・ゾールスドーフ。 いえ、ミュージカルのアニーではありません(笑) 大げさ演技は “子役の範囲内”ということで オッケー。 泣く演技も、まぁムリせず 腕で顔を覆ってオッケー。 楽しい場面での異常なまでのはしゃぎ様も、作品にアクセントを置くという意味で 受け入れましょう。 弱冠 12歳のコージー、応援してます☆

似通った内容の映画は いくらでもあるのですが、実話を基に作られた作品は「いくらでもある方がよい」と 個人的に思います。 特に 現代社会が抱える問題を 端々に反映させて、投げやりになった心へ「奇跡は起こせるんだよ」と教えてくれる イルカちゃん(涙) 作品評価 2.5+ 頑張っているキャスト評価0.5+ たくさんの人に観てほしい感動評価 1.0の トータル 4.0。 親子で鑑賞を お勧めします。

P.S. ハリー・コニック・ジュニアを知らない方へ… 彼、ジャズ歌手です。 劇中の“アレ”が本業で、演出です。

Blue