「華麗なるギャツビー」華麗なるギャツビー yamayuriさんの映画レビュー(感想・評価)
華麗なるギャツビー
1974年に観た時は大学生でした。それから4半世紀以上経った今、あの時にはなかったfeelingで感動しました。moved so much! 20年代、あのきらびやかでゴージャスなパーティーとは裏腹に最後まで孤独だったギャツビー。虚飾の中の空虚さ。そして一途な愛。悲しすぎるほどの何かを感じました。20代の頃は単純にも、海辺のあんな素敵な家であ暮らしたい・・とか、あのギャツビーに対しても成り上がって毎日ド派手な生活して・・、とか、そんな風にも観てました。が、その後長い年月の様々な苦労も重ね、今思う事は、ギャツビーは当に「グレイト」、何がというと、良家出身でもなく、学歴もなく、ただただ身一つで築きあげて、しかし一途な物を持っている。凄く素敵です!「華麗なる」と訳してますが、私は「偉大なる」と、そんな風にとりました。
キャスティングもディカプリオがナイス。'74のローバート・レッドフォードだと華麗なイメージはありますがインテリ過ぎてなんかミスマッチ。デイジー役の女優さんはワタシ的にはもっと神秘的に美人な人がイイナ。
ジャズがさかんで、チャールストンを踊るフラッパーヘアで膝たけのスカートをはいた女性達、禁酒法とギャング、私達がまだ生まれてなかった20年代の華やかなアメリカを楽しむには、とっても良い映画です。
そしてギャツビーの死と共に、その華やかだった時代は幕を閉じて、大恐慌となり30年代に入っていきます。お楽しみに!
yamayuriさん
コメントありがとう!やっとギャツビー観て来ました。確かに74年のRRより、レオ様の方がぴったり役にハマっていた感じがしました。でも私は、ラストシーンは前作の方が好きでしたが、映画全体の繊細さは今回の作品がより良く出ていたと思いました。