ものすごくうるさくて、ありえないほど近いのレビュー・感想・評価
全161件中、101~120件目を表示
心的外傷を埋める
総合70点 ( ストーリー:65点|キャスト:80点|演出:75点|ビジュアル:70点|音楽:70点 )
911で父親を亡くして心的外傷を負った少年の、癒しと成長の話。911のことを原因として取り上げているものの、それはあまり大きな意味を持たない。ただ少年と彼を取り巻く家族の、悲しさを乗り越えて再生していく様子を、ゆっくりと温かく描いていく。物語よりも人の繋がりを中心軸にして展開させ、それを脇役の登場人物がしっかりとした演技で物語と少年を支える。現実を受け入れ、父のいない寂しさと電話に出なかった後悔を乗り越えて、新しい章を開いていく清清しさが残る。
子供だけで家で留守番をさせるだけで違法になるアメリカで、子供が一人で大都会NYCに出かけていくのは最初から違和感があったし、何か大人ぶった怖いもの知らずの生意気さというのもあった。尾行がいつもばれないし成功するという説明は苦しくても、まあこれは物語としてそれなりに仕方が無いのだろう。
9.11
『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』
少年のリアル
ストーリーの重なり方が絶妙
5分に1回泣ける
泣かされるのを覚悟で観たのですが、最初から最後まで泣きっぱなしでした。
オスカー役のトーマス・ホーンは父親を亡くした悲しみや、アスペルガー症候群で周りとは少し違うという難しい役を上手く演じていたと思います。
ですが、私は観終わった後に何か物足りなさを感じてしまいました。確かに泣けるし、トーマス・ホーンの演技も良かったです。何が悪いのか上手く言えないのですが、
9.11のテロという重いテーマを、泣けるだけの感動させるだけのあざとい映画にしてしまったような気がします。泣くだけ泣かされた後、私の心には何も残りませんでした。
評判も良く、期待して観たのですが、期待が大きすぎました。日本人はこういう感動物には弱いですが、私はあまり良いと思えませんでした。
物語のラスト、オスカーが一人でブランコに乗れるようになったシーンが好きです。
映像、音の効果
究極の家族愛
大切なメッセージのこもった作品です。
「ものすごく うるさくて ありえないほど近い」
僕もこの映画を公開日にさっそうと観に行きました。
僕はこの映画を『ミッション イン ポッシブル・ゴーストプロトコル』を観に行った時の予告で知りました。
この映画は9.11の出来事で父を亡くした少年を中心として描かれている作品です。
この映画を評価する上で一つ皆さんに知ってもらいたい、このタイプの映画を創る事は非常に難しい、何故ならこのように大きな事故・事件は本来、断片的に描かれるべきではないからだ。
しかし この映画では一件、一人の少年にスポットライトが当てられているように見えるが、実に巧妙に様々な人々の感情が周りに描かれたものとなっている。
そしてこの映画は9.11の出来事を後世に伝える事と同時に、日本で起こった3.11という忘れられない出来事を受けた人々に向けられたメッセージだという事を知ってほしい。
主人公の子役が「ものすごく生意気で、ありえないほどうまい」
どう捉えるかは十人十色
天才少年のミステリー
あの忌まわしい出来事で、父親を失った少年のミステリー。頭の回転も良い天才少年が予想もしない現実に翻弄されながらも、死と愛と絆を知る。非常に面白い目線での作品だと思います。
見ごたえもあり、大事な作品です。
がんばれ!
全161件中、101~120件目を表示